2015年03月26日

【くちびるに歌を】

《★★★★》

長崎県にある小さな島の中学の合唱部。音楽教師ハルコが産休に入るため、ハルコの同級生で母校出身の有名ピアニストの柏木ユリが臨時でやって来た。
浮き立つ生徒たちとは反対に、まるでやる気がなく、生徒たちの期待に反してピアノは弾かない、指導もしない、ただ見てるだけ。
そんなユリに反発する部長のナヅナ。
ユリ目当てで男子生徒の入部が増え、県大会に向けて頑張らなければならない時期に、合唱部は揺れる。

子供と大人の境にいる中学生たちが、友達、家族、自分の存在に悩みながらも、励まし合い認め合って、ほんの数カ月の出来事だけど、その数ヶ月間で経験する小さな思い出の数々。

15年後、彼らは、その数ヶ月間に起きた小さな出来事を覚えているだろうか。

でも結構冒頭から泣いてしまった。

ユリ自身も心に傷を追って故郷に戻ってきた。まるでやる気のない臨時教員。そんなユリが、自閉症の兄を持ち、自分の存在価値を兄のため、と位置付けする桑原や、幼くして母親を死別し、父親に捨てられたナヅナが、小さな心と体で懸命に受け止め、必死で前進していく姿を見て、いつしか自分も前へ進もうと思い始める。
中学生たちの、その悩みいっぱいって感じがね、泣けるわけなんだ。

子供でも大人でも、悩みは同じで、心に受ける衝撃は大人も子供も関係ない。
っていうか、ナヅナが父親に捨てられた、って言うとこなんて、大人なら自分を守るためにも自分自身をごまかしたりするんだろうけど、子供はストレートにその事実を受け止めちゃうんだよね。
それを15歳の女の子が、その小さなハートでどんな風に受け止めたんだろうって思うと、可哀相で泣けてくる。

自閉症の兄がいたから僕は生まれた、なんて言う15歳の少年。
親は自分たちが死んだあと、兄の面倒を見てくれる人が欲しくて僕を産んだんだ、なんて考える15歳の少年。
それがある意味事実だとしても、15歳でそうと察する桑原君が可哀相でならなかった。
そうじゃないよ、君は君でいいんだよ、そのままの君が両親は欲しかったんだよ、って、桑原君のお父さんお母さんがどんなつもりで産んだのかは分からないけど、でも、そう言ってあげたかった。
せめてそう思うように桑原君には接してあげて欲しかった。

合唱コンクールに家族で来てくれてよかった。

そしてここでお兄ちゃんが大活躍してくれるんだ。

家族が誰も応援に来なかったナヅナ。分かってはいてもやっぱり悲しいよね。
泣きそうになるナヅナに、お兄ちゃんが言うある言葉。それは亡き母がナヅナに言ってくれた言葉だった。

「ナヅナ、泣かんとよ。前進、前進」

かつて母が言ってくれた時、そのピアノの後ろで聞いていたんだよね。
ナヅナに、桑原君に、自閉症のお兄ちゃん。
この三人には泣かされた。彼らが明るい未来を歩くといい、って主題歌もよかったよね!

posted by じゃじゃまま at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月05日

【チョコレート・ドーナツ】

《★★★☆》

なんだよ〜、物悲しいじゃないか!!
道理で設定が1970年代だったわけね。
差別があった時代にすることによって、ゲイのカップルが養子縁組しようとするのを様々な横やりが入ることがリアルになるわけだよね。

ゲイのダンサー、ルディは同じアパートに住むマルコというダウン症の少年を夜道で見かける。
母親は薬物中毒でまるでマルコの面倒を見ている様子がない。
そんなある日、母親が薬物所持で逮捕され、施設にいったマルコだが、そこから抜け出したマルコをルディが保護する。
恋人になったばかりの検察官ポールと共に引き取る。

ゲイカップルだけど、二人のマルコへの愛情は本物。そしてマルコもそれを感じ取り、二人の愛に包まれ症状は良好へと向かう。幸せな日々を過ごす。
ゲイであることを隠しているポールは、ルディを従兄、その子供がマルコという設定でみんなに説明するが、見る人が見れば分かってしまう。
そんな助言をしてくれたのがマルコの通う養護施設の教師。
彼女は数少ない二人の理解者であり支援者。

ところがポールの職場の上司に二人の関係がばれ、ポールはクビ、マルコとも引き離されてしまう。
そこから二人は、マルコを引き取るために裁判を行うが・・・。

マルコのことを思うよりも、世間の目、差別、体裁、そんなことばかりに気を取られている大人たち。
ポールの元上司に至っては、ポールを目の仇とばかりに、とにかくポールを絶望させることだけに躍起になってる感じ。
保護司とか少ないけど、理解者もいたのに。
あの上司はとうとうマルコの母親を早く出所させるという荒技に出て、ルディたちから親権を奪ってしまう。

この、まるでマルコや現実を見ようとしない大人たちのせいで、三人の運命は最大の悲劇へと向かう。

ポールが、マルコの裁判に関わった人たちへ送った手紙。
そこには薬物依存のままの母親を出所させ、母親の元へと戻されたマルコのその後のことが書かれていた。

「ここは僕のうちじゃない」と言い続けたマルコは、男と一緒の母親に部屋から追い出され、幸せだったポールとルディとの日々を探し求め、三日三晩歩き続けたマルコが一人ぼっちで橋の下で死んでいた、という小さな新聞記事。

その記事を読んだポールの元上司、判事、なにか心に届いただろうか。
とても物悲しいよ。そんなラストが待っていたとは・・・。でも秀作でした。

posted by じゃじゃまま at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【グランド・ブタペスト・ホテル】

《★★》

美しい山々を背に優雅に佇む、ヨーロッパ最高峰と謳われたグランド・ブダペスト・ホテル。その宿泊客のお目当ては"伝説のコンシェルジュ"グスタブ・Hだ。彼の究極のおもてなしは高齢マダムの夜のお相手までこなす徹底したプロの仕事ぶり。
ある日、彼の長年のお得意様、マダムDが殺される事件が発生し、遺言で高価な絵画がグスタブに贈られたことから容疑者として追われることに。愛弟子のベルボーイ・ゼロの協力のもとコンシェルジュの秘密結社のネットワークを駆使してヨーロッパ大陸を逃避行しながら真犯人を探すグスタヴ。殺人事件の真相は解明できるのか!?

映像が賞取ったんだっけ?
確かにセットとかきれいだった。
なんだけど〜、どうしたんだ、私。何度も睡魔に襲われながらも時間をかけ、ちゃんと見たはずなのに。
あの「林檎と少年」だっけ?あの絵が最後どうなったのか覚えてない。
覚えてるのは、ゼロの恋人アガサが年を取ることなく病気で死んでしまったこと、それだけ。

あんなに観たかった映画なのに、逆に映画館で観なくてよかったとさえ思ってしまった。
思ってたような映画ではなかった。

posted by じゃじゃまま at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【マダム・イン・ニューヨーク】

《★★★★》

英語ができない主婦が、娘や夫に馬鹿にされながら、一念発起して自分探しをするハートフルサクセスストーリー。
夫は優秀なビジネスマン、娘も成績優秀。お菓子作りが得意なシャシは、家族を大事にし家を守っている。
ところが夫も娘も認めてくれず、夫なんて、料理が得意なだけが取り柄的な発言を繰り返し、周囲に喜ばれてるお菓子も「そんなことはやめて俺のためだけに作ってればいい」とか、本当に俺様な夫。

娘も母に感謝するどころか、英語がしゃべれない母親を恥とみなして馬鹿にしすぎ。

悲しみを胸に隠し、明るく振る舞うシャシだけど、ニューヨークに在住する姉からの電話で姪の結婚式のため単身で手伝いに行くことになる。
不安いっぱいのシャシ。英語が喋れなくて、コーヒーショップでは店員に文句を言われ、泣きながら店を飛び出す。
そこで後ろに並んでいた男性に優しく慰められる。

一人ではなにもできなかったシャシが、「4週間で英会話ができる」のバスの広告を見て、一念発起。
通い始める。
そこにはコーヒーショップで後ろに並んでいた男性、ローランもいた。
みんな英語が喋れず、馬鹿にされ、なんとかしたいと通ってる人たちばかり。

先生もゲイであったり、それぞれが問題を抱えてたりするけど、シャシの前向きさにローランが惹かれ、クラスのみんなもシャシの懸命さに影響され、友情、絆が生まれる。

シャシの努力を知らない家族たちがインドからやって来て、相変わらずの自立してない妻、母だと思い込んでいる。
シャシの悲しみ、その努力を知っている姪だけがシャシに温かなまなざしを送る。

英会話の最終日と結婚式が重なり、息子のいたずらのせいで卒業試験に行けなくなったシャシ。
母の強さだな〜。自分の幸せをどっちと取るか。
自らのキャリアアップのために頑張ってきた努力を無にできるか。
できてしまうのがシャシの強さ。自分の充実を諦めて、家族のために尽くす。これは強くなくちゃできないよ。
シャシがあの瞬間、すべての感情に蓋をして、家族のために、って強い女性だよね〜。

姪の機転により、結婚式にスクールの友人たちも招待されシャシは最後にみんなに会うことができた。
そこでシャシはスピーチを頼まれる。「妻は英語が苦手で・・・」なんて夫が言うもんだから、私の期待値はマックス。
そんなこといってほえ面かくなよ〜、的な。

そう、待ってました!!このスピーチはもちろん、ってことだよね。
シャシのスピーチは姪への祝辞というよりも、夫と娘、家族に向けてなのが気にはなったけど、娘も泣いてたし、よく分かったか!!って感じ。

絶対忘れちゃいけないシーンを、この映画は撮り忘れてたよね。
英語がしゃべれるようになったシャシは、ローランと共に、あのコーヒーショップに行ってあの店員に英語でオーダーしなくちゃ!
そこを忘れちゃいかんよ。それが見られなかったのが残念。
この映画、保存版にしようかと思ったけど、娘役が憎たらしいから止めた。

posted by じゃじゃまま at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【イントゥ・ザ・ストーム】

《★★☆》

いやはや、なんとも・・・。
【ツイスター】に比べると、なんとまあ・・・。
地球史上最大の怪物、なんてコピーに期待して観たけど、アクションっていうより父と息子の話だった。
学校の教頭であるゲイリーと、長男ドニーには溝があって、竜巻に巻き込まれたドニーを救出するために、父が奮闘して息子との溝を埋める、みたいな。

史上最大の竜巻が予測されたのはゲイリーが教頭を務める高校の卒業式の日。
「竜巻ハンター」としてチームを組むタイタスは、気象予報士のアリソンの予測が外れてばかりで資金援助も打ち切られる。
そうなんだよ、このアリソン。今回の史上最大の竜巻を当てたけど、だったらなんで今まで当たらないのかよ?って突っ込みたくなるし、やっぱり迫力は【ツイスター】には負けるね。

やっぱ人間ドラマを軸にしたからかな。
ハラハラドキドキを期待してた私には期待外れだった。

posted by じゃじゃまま at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月28日

【MIRACLE デビクロくんの恋と魔法】

《★★★☆》

いやいや、相葉君見たさに行ってしまった。
相葉君はやっぱり可愛いね〜〜。

漫画家を目指す光、優しくて人がよくて、自分が悪くなくても「すみません、ごめんなさい」が口癖で、いつも自分が悪い、自分のせいで、って思ってしまう本当にいい奴。

そんな光のことをずっと思い続けてる幼馴染の杏奈。
泣き虫でチビでいつもいじめられてた光を見守っていた杏奈。言いだせなかったけど、でもずっとそばにいるって決めていたのに、光がある日一目ぼれして来てしまった。
杏奈の想いに気付いてない光は、それを嬉しそうに杏奈に報告する。そしてその相手が誰だか分かってしまった杏奈は、自分の気持ちを抑えて光の応援をする。

ところが一目ぼれの相手には、ずっと忘れられない人がいて、その相手がこれまた光の大学時代の友人。
しかも彼は漫画家として成功していた。いつまでも同人誌の漫画を描いている光は、笑顔の下に情けなさや悔しさを隠し持っていた。でも、やっぱり優しい光はそれでも笑顔なんだよね〜。

これが相葉君にぴったり。正直、生田斗真と韓国人女優の恋愛は、展開的にも陳腐な気がしないでもないけど、いいんだ、いいんだ、相葉君の物語だから。
だけど、ずっと見てる間中、なんで相手が榮倉奈々なのかな〜ってそればかり気になってた。

こう言っちゃなんだけど、榮倉奈々ってやたらと出るんだけど、どうしてかな。それほど演技も、可愛くもないんだけどな〜。出るわりに、どれもイメージに合ってない気がするんだよね。
「メイちゃんの執事」も合ってなかったし、彼女は当たり役がないだけかな。

今回も、どうも違う気がする。せっかくの相葉君の映画なのに、相手役もうちょっと好感持てる子がよかった。
榮倉奈々って嫌いではないんだけど、積極的に好き〜って女優さんでもないんだよね。
あ、「Nのために」はちょっとだけよかったかな。

私の勝手な憶測。天下の嵐なので、J事務所は相手役はある意味無難なとこを選んだのかな、と。手を出されちゃ困るもんね。




posted by じゃじゃまま at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月20日

【なんちゃって家族】

《★★★★★》

最高に面白かった!!
いい歳して、麻薬の売人をやっているデヴィット。家庭放棄した母親と住んでいる童貞少年ケニーは、なにやらデヴィットに懐いている。
ある晩、ケニーが、不良少年に絡まれているホームレスのケイシーを救おうと、無謀にも挑むが逆効果。
見かねたデヴィットが助け船出すものの藪蛇で、報復されたデヴィットは家にあった薬とお金を盗られてしまう。
それは元締めに払うお金であり、旧知の仲である元締めに泣きつくと、メキシコから麻薬を密輸すればよし、と依頼される。

麻薬を積み、無事にメキシコから国境を越えるために、ケニー、ケイシー、そして隣人のストリッパー、ローズと共に疑似家族を装いなんとか突破しようとするコメディ。

本当に、想像通り、期待通りの珍道中で、大爆笑。
帰り道、知り合ったキャンピングカーの家族が実は麻薬捜査官で、その妻に「赤ちゃん抱っこさせて」とにじり寄られ、実は抱いているのは赤ちゃんなんかじゃなく、大きな塊の麻薬だったから、さあ、大変!!!
ローズはなんと、道端に赤ちゃんを投げ出した!そして車に轢かれた!!!!
分かってた私でさえ、思わず、ああ!!!って叫んだんだから、捜査官の妻はもっと大変!大パニック!
もちろん、あれは麻薬だったんだけど、なんで私もあんなに叫んだんだろう。

最初は、ああ、麻薬ばれちゃう!って叫んだんだけど、ローズが道端に投げつけた瞬間は、捜査官の妻を心が共鳴してたんだよね。
この捜査官一家もかなりの変人で、笑えるし。
途中、捜査官一家の娘とケニーに恋が芽生え、ケニーのキスを訓練してあげてたケイシーとの仲を誤解して失恋したり、徐々に疑似家族の間にいろんな感情や絆が出てくるのが微笑ましくて嬉しい。

いい加減なケイシーがボーイフレンドと出掛けるのを心配するデヴィットとローズ。
その心配が伝わって、戻って来るケイシー。
もちろん肝心の麻薬密輸ね。
これも、このままじゃいかんわけだ。元締めには罠にはめられるし、殺し屋には追いかけられるし。

でも当然、ハリウッドのコメディにはハッピーエンドがお約束。

元締めにも仕返しできて、なんちゃって家族が本物の家族になれるっていうハッピーエンドで、笑えて感動して、最高でした。


posted by じゃじゃまま at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【LIFE!】

《★★☆》

空想癖のある男性の冒険の物語。
雑誌「LIFE」の写真管理部門で働くウォルターだが、最終号の表紙にするためのネガが紛失していることに気付く。
新しく来た経営者の追及をかわすために、なんとかネガを探すためにカメラマンの元へ行こうとする。
ところが所在不明で、いくつかの情報を元に世界を旅する羽目になる。

予告ではウォルターの空想シーンばかりが目立っていて、てっきりそういう驚きの話かと思ったけど、ヒューマンドラマだった。
現実世界から目を背け、空想の世界で満足しているウォルターが、現実の出来事に直面して、空想よりもすごい経験をした。荒れ狂う海に飛び込んだり、火山噴火に襲われたり、スケボーで疾走したり、山に登頂したり。
そして、ウォルターは徐々に現実の世界に心を向け始める。

で、肝心のネガは、まるで「花の子ルンルン」状態だった。
あんなに探し求めていたものは、実は自分のそばにあった、的な。

ちょっと想像してたものをは違ったけど、まあまあ面白かったかな。

posted by じゃじゃまま at 12:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 ら行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【最上のプロポーズ】

《★★》

四話から成るオムニバス。
予告を見た時は、すっごい期待感が高まったんだけど。なんだろう、俳優陣は有名どころなのに、女優陣がイマイチぱっとしなかった。

「スノウドロップ」斎藤工の話。
中学生のころの初恋の女の子を傷つけたことを悔やんでいて、目の前の恋人に、実はその時の相手です、と言えずにいる。中学生の時の相手の顔って、大人になってそんなに変わるものかな。分からないくらい?
しかも、この女優さん、やたらと化粧が濃くて、ま、キャバ嬢の役だからね、それにしても女性受けしない顔だ。
いじめられてたっていう中学生時代も、可愛いのに?ってどうも説得力の乏しさが気になった。

「アイリス」金子ノブアキの話。
世界初の分子を発見することに燃えている研究者。見るものすべて研究の対象で、いわゆる変人。そんな男が恋をした。絵本作家を目指す女性に一目ぼれ。
だけど人間相手にどうもうまくコミュニケーション取ることができなくて、撃沈。
会話に困るよね、こういう男性。これも相手の女優さん、誰?

「ブルーローズ」小出恵介の話。
小出恵介見たさに借りたと言っても過言ではない。
しかし、この話だけがアンハッピーで切ない。
一年間も眠り続ける婚約者の元へ毎日通い続ける、カメラマンの小出君。奇跡が起こって、目を覚ます恋人だけど、記憶が混乱していて、恋人である小出君のことを思い出せない。
実は婚約者っていうのは嘘で、倒れる直前に男に振られていた彼女だけど、小出君は恋人の振りをしてずっと見守っていてくれたんだよね。
一瞬、記憶を取り戻した彼女、お礼を小出君に伝えるけど、容態が急変して、またまた小出君のことを忘れて。そのまま・・・。
なんと切ないお話だったでしょう。

「ウェディングベール」向井理の話。
この物語の要となる、奇跡を起こす花屋と、それを見守る向井君との秘密が明かされる。
お花屋さんは、向井君の妻のお店だった。妻の気持ちに無頓着で、すれ違ってることにも気付けずにいた向井君。ある日、妻は家を出てしまった。
探しあてた向井君は、妻の花屋さんを応援したくて、奇跡のお花屋さんってネットに出したり。
大切なものがなにかを知った向井君と妻の再生の物語。



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2014年11月12日

【小野寺の弟 小野寺の姉】

《★★★★★》

大金星!!!
もてない姉と、失恋を引きずっている奥手の弟。
早くに両親を亡くし、姉弟で暮らす昭和の香りのする古家で、もてない姉と、失恋を引きずっている奥手の弟。
不器用で、だけど互いを思いやって生きていく二人の姿に、笑って泣いて、絶対後悔なしの映画。

冒頭から笑わせてくれるんだ、片桐はいり演じる小野寺の姉。
間違って配達された手紙を持って、訪ねたマンション。そこで小野寺の弟は一目ぼれしちゃうんだけど、嫌がる犬にグイグイいく姉には、娘と二人大爆笑。
弟は数年前に別れた彼女を思い出しては、まだ引きずってる様子。それを心配した姉がどんどん外に連れ出すんだけど、お互いがお互いのことを思いやってることに、姉弟は気付かない。

不器用だから、一目ぼれした絵本作家にもうまくアプローチできないし、じれったいんだけど、その奥手さも微笑ましい。実は、この奥手さには理由があって、終盤で明かされる。
姉のことを心配して弟は弟なりに姉が幸せになるまでそばにいたい、と思ってた。それを恋人に否定されて、弟は恋人よりも姉を選んだんだよね。

これがまた姉が美人っていうなら、え〜シスコン!って気持ち悪いんだけど、片桐はいりだからね。
ああ、本当にお姉さんのこと大切に思ってるんだな、親代わりとして自分のことよりも弟のことを優先にしてくれてた、そのことを感謝して悪い思ってるから、お姉さんを一人になんかできないんだよね。
泣けたね〜〜。

その姉は近所の眼鏡屋に勤務してるけど、そこに来るメーカーさんにどうやら想いを寄せている様子。
弟には「ワンデイの人」ってからかわれるし。
盲腸で入院したとき、中学時代に好きだった男性に再会した姉。
見栄を張って、弟を「夫」と紹介したのも、笑った笑った。ちゃんとオチがついてるしね。

お姉ちゃん、幸せになって欲しいな。そうみんなが願っていたのに。ワンデイの人、やってくれたよね。
失恋してしまったお姉ちゃん。
部屋で声を殺して泣く姉に、弟は深く深く傷ついた。
「お姉ちゃん、振られちゃったよ」って言う姉に、泣いちゃう弟。

それ見て泣く私。
決して二人とも恋がうまくいくわけではなく、ハッピーエンドではないんだけど、観終わった後、悲しくはない。
これからも互いを思い合って生きていって欲しいって、幸福感さえ感じる映画だった。

↓これは舞台版です。


posted by じゃじゃまま at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月02日

【少女は自転車にのって】

《★★★》

厳格な宗教戒律によって女性の行動が制限されているサウジアラビア。なんて厳しいんでしょう。
女性は顔出しちゃいけない、とか男性が見てるからって建物の中に隠れたりとか。
え〜、って感じ。

そんな社会の中で、活発なワジダは近所の男の子と平気で遊ぶし、自転車にも乗りたい。
だけど、自転車は男の子の乗り物、ってみんな反対する。
運ばれていく自転車に一目ぼれしたワジダは、どうしても欲しくてお金を貯めるためにこっそりアルバイトをする。
厳しい校則と厳しい校長。しょっちゅう問題を起こすワジダはそりゃ、問題児。

家ではパパが滅多に帰ってこなくて、そんな夫をママはひたすら待ち続けてる。
どうやらすごい女性差別の国なんだね。家系図には男性しか乗らないし、ワジダしか産めなかったママは、どうやらパパの実家では立場がないらくて、なんとパパは第二夫人と結婚するらしい。
ちょっと八つ当たり気味のママだけど、とっても美人なんだよね。

なんとしても自転車のためにお金が欲しいワジダは、コーランのコンテストに出場する。だって優勝賞金がすごいんだもん。
今まで不真面目でコーランなんて人前で抑揚つけて歌うなんてできなかったのにね。

パパの結婚式が決まったのか、ママは深く悲しんでいる。そんなときに、ママが心をこめてコーランを読み、それがワジダの心に届いたのかな。
大会当日、優勝候補に残ったのは三人。緊張のため優秀な友達も詰まる中、ワジダもちょっと詰まりながらも、気持ちを切り替えて、心をこめてコーランを読みあげる。

もちろん優勝したのはワジダ。
賞金の使い道を正直に答えてしまったために、厳格な校長は賞金を兵士たちに寄付すると決めてしまった。
そりゃないよ。

サウジアラビアってすっごい国なんだね。
厳しい〜。

しょんぼり帰ったワジダ。傷心のママが迎えるけど、ママは強くなったんだ。パパが他の女性を選んで、もうワジダと二人で生きていくと覚悟を決めたママだから、世間の目とか窮屈な決まりなんかでワジダを縛らない。
ワジダのために、彼女が一番喜ぶものを、ってママはパパを取り戻すために貯めたお金で、ワジダに自転車をプレゼントする。
ワジダの心が、これからもっと自由に生きていくことを願う。あの少年と共に。

posted by じゃじゃまま at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ソウルガールズ】

《★★★》

実在したオーストラリアのアボリジニ出身のボーカルグループ、サファイアズ。
彼女たちの活躍を描いた作品。

先住民であるアボリジニが差別されていた社会の中で、歌うことが大好きな、しっかり者の姉ゲイル、男に走る次女シンシア、一番歌がうまい末っ子ジュリーの三姉妹。
へたくその白人が優勝する大会をしり目に、酔っ払いのバーテンダーをマネージャーに、ベトナムでの成功を夢見て旅立つ。
政府の政策により、アボリジニの中でも肌の白い子は連れ去られ、白人家庭で白人として育つことを余議なくされた、「盗まれた時代」の従姉妹、ケイも仲間に加え、五人はベトナムへ。

戦地で、命の危険と闘いながらも、魂を歌い上げ、自分たちの人生を歩み出していく。

こんな感じの映画ってよくあるから、てっきり今でも活躍してるのかと思ったら、四人とも歌の活動はやめて、アボリジニのための活動をしていたらしい。

正直、もっともっと心臓が熱く震えあがる映画かと思ってたけど、無難に終わった映画だった。
ゲイルとマネージャーの結婚や、それぞれが幸せになりそうな終わり方で、まあ、よかったんじゃない?

posted by じゃじゃまま at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【桜、ふたたびの加奈子】

《★★☆》

交通事故で娘を亡くした夫婦の、奇跡と再生の物語。

小学校入学の日。車を降り友達の待つ門へと走る加奈子と、カメラを探す母、容子。
一瞬の出来事だった。加奈子は車に撥ねられてしまう。
あの時、カメラなんか探していなければ、加奈子の手を離さなければ・・・。

子を持つ母なら、誰もがそう後悔する。

一人娘を失った信樹と容子夫妻。
死を受け入れられない容子。一人、四十九日、一回忌、三回忌と行事に参加する信樹だった。
ある日、シングルマザーとして身ごもってしまった正美と出会う。
いつしか容子の心の中には、正美のお腹にいる子供が、加奈子の生まれ変わりでは?という気持ちが芽生え始める。
生まれた赤ちゃんの手のひらには、加奈子と同じほくろがあり、容子は確信する。
シングルマザーで育児にも熱心でなさそうな正美から、いつか加奈子の生まれ変わりである赤ちゃんを引き取る決意をし、数年経つ。

正美の小学校時代の恩師である沙織も加わり、正美と沙織には同い年になる子供がいて、これが後の奇跡となるんだけどね。

いつまでも加奈子の死を受け入れず、前を向こうとしない容子に、信樹は離婚を申し出る。
そこで初めて容子は自分の決意を語り、正美の子を引き取るという行動に出る・・・が、正美の父からは「バカにしないで欲しい。この子は正美の子だ」と言われ、正美も迷うが、初めて母親として子供を愛し始める決意をする。

信樹と容子、正美、沙織夫妻で花見に行った日。
沙織の長男である健一が「僕の前のママ」と容子に言い、容子たちの飼ってた犬が行方不明になった日、沙織の家に居着いていたことも知る。
それはまるで加奈子の生まれ変わりである健一を守るために、沙織の家に向かった、ということ。

容子は思わず健一を連れ出してしまう。
普通ならここで大騒ぎだよね。一瞬騒ぎだすけど、信樹によって猶予をもらう。
生まれ変わり、それを本当に信じたのかは分からないけど、あの展開からすると生まれ変わりなんだろうな。

大事な人を亡くした者たちの再生の物語、ここでそんなファンタジーが必要かどうかは疑問だけど、ちょっと微妙な展開だった。

吾朗ちゃんの夫役が、なんかしっくりきて、大人になったな〜とちょっと好きになった。


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【マラヴィータ】

《★★★☆》

元大物マフィアのフレッドが身内を裏切ったことにより、元仲間から追われるアクションコメディ。

刑務所にいるマフィアのドンが手下たちにフレッドの行方を追わせる。
間違えられて殺し屋に殺される元仲間たち、最初はなんだかよく分からなかったけど、夫、妻、娘、息子の組み合わせが狙われて、フレッドたちがその家族構成だったから、そうか、こっちがターゲットか、と。

FBIの証人保護プログラムにより、フレッドたちはフランスの田舎町に越してくる。
一応作家ということにして、近所に目立たず馴染むようにと、捜査官のロバートから言われるものの、デニーロ演じるフレッドは、ことごとく外す。

家族中がぶっ飛んでいる。
妻のマギーはスーパーの店員にアメリカ人をバカにされ、腹を立ててスーパー爆破させるし、娘も学校のバカどもに体目当てで誘われてブチキレ、ラケットで滅多打ち。
弟のウォレンもいじめた相手を頭脳と策略で仕返しするし、この家族すごすぎる。

フレッドも、修理に遅れた配管工や水を汚染させる工場に復讐するしね。

マギーはマフィアの妻でありながらも、信仰心だけはあり、数十年ぶりに教会で告解するも、神父様には悪魔呼ばわりされるし、なんか笑える。

そんな中、ウォレンが課題で書いた詩が学校新聞に載り、フランスのノルマンディからアメリカ大陸にあれよあれよと学校新聞が旅をする。
そして案の定、刑務所のボスの元へ、包み紙として渡り、やっぱりその新聞に気付いちゃうボス。

ノルマンディへ、ボスの指令を受けた殺し屋たちが集結する。
フレッド一家を皆殺しにするために。

なんだけどね。今までコメディだったから、絶対大丈夫。この家族、負けないだろうな〜と。
展開は予想通りだけど、今まで家族を守ってくれたロバートの部下の捜査官が殺されちゃったのは残念だった。
あと町の消防士さんや警察署の人たち、近所の人もね。

でも、悲壮感はなく、あくまでもアクションコメディで。

結局逃げ切り、今度はどこの町へ行くことやら。ほとんどの殺し屋を返り討ちにしたから、もしかしたら、もう誰も追ってこれないかもね。
痛快でした。


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【クロニクル】

《★★★☆》

普通の高校生たちが突如として超能力を身につけたことにより巻き起こる騒動、そして身の破滅。
結構、ハードで面白かった。

内気な高校生アンドリューは、内気っていうかちょっと変わり者で、ひねくれてるように思った。
カメラを回して自分の周りを記録し始め、みんなから嫌がられる。
でも当人はお構いなしで、唯一の友達、従兄のマットにも注意されるもなんのその、パーティにもカメラ持参で行く。
そのパーティで、学校の人気者のスティーヴに呼ばれ、森にある大きな穴を撮りに行こうと誘われる。
行くとそこにはマットもいて、怖がるアンドリューを置いてその穴に入っていく。
なんだかその穴の中は、SFそのもので、光る石みたいなのがあって、それに触ったスティーヴ、その場にいたマット、アンドリューは気を失う。(確か)

起きた時には穴は塞がっていて、彼らは超能力を身につけていた。
戸惑う彼らだけど、徐々にその力を面白がり、やがて取り返しのつかないことになっていく。

特にアンドリュー、今までのうっ憤を晴らすかのように力を使い始めた彼は、一番怒りのパワーが強いせいで強力。危惧したマットはルールを決めるが、暴走し始めるアンドリューは歯止めがきかない。

そうそう、一番最初にアンドリューが力を使って追い越しをかける車を池に落とすんだけど、マットやスティーブが慌てて救助に行くんだ。
力使って車動かせばいいのに、って思ったんだけど・・・。

徐々に暴走し始めるアンドリュー、心配するマットやスティーヴ。そして悲劇が起きて、マットとアンドリューは対決する。
いや〜、想像してたよりもストーリーはハードで、町中パニックで、面白かった。

あの穴はなんだったのか、政府に管理されてたっぽいけど、やっぱり宇宙人かな。
その辺は解明なしだったけど、それも別に気にならない。高校生たちの身の破滅に釘付けで。




posted by じゃじゃまま at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月29日

【地獄でなぜ悪い】

《★》

コメディかと思ったのに。
いや、ブラックに笑えるんだろうけど、終盤の敵対するヤクザに殴り込みするところを映画撮影しようって、クライマックスね。
どんどん人が死んで、星野源に至っては頭に日本刀が刺さってるし、それでもまた生き返って来るところが笑っていいんだか、怖いんだか。

長谷川演じる夢を追い続ける映画青年が、フィルムを持って走るラスト。
公開された劇場で、死んでしまったはずのキャストが拍手の中立ちあがる。
一瞬、あの惨劇は全部芝居で、本当はみんな生きてたのか?って思ったけど、長谷川の頭の中の妄想であることがすぐに判明。

やっぱりみんな死んでしまったのか。
そもそも警察が踏み込んできて、どんどん射殺してたし。いや、その前にあれだけヤクザ同士が殺し合っていて、それでもまだ警察が射殺しなきゃいけないほど、生き残りがいたのか、ってそっちにびっくりした。

全然面白くなかった。
二階堂ふみちゃん、好きだし、星野源も好きだけど、この映画はちょっと駄目だな〜。

二階堂ふみちゃんが、お父さんの組の人に連れ戻されるときに、逃げちゃった恋人、その彼氏に別れのキスをするシーンなんて、もちろん映画だけど、いや〜〜〜、想像しただけでやめて〜〜って目を背けてしまうほど。
まったくなにをどう感じて欲しかったのか。これって、撮る必要のあった作品かな。

タイトル通り「なぜ悪いんだ??」と問いかけられたら、なぜって・・・地獄はやっぱりよくないでしょう。


posted by じゃじゃまま at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【グリフィン家のウェディングノート】

《★★★》

養子の次男アレハンドロの結婚式のために、実母が故郷からやって来ることになり、養父母の離婚を隠すためのドタバタコメディ。

アメリカって養子とか普通に行っているので、養子と実子が家族のように絆で結ばれてる感覚がいまいち薄い私なんだけど。
アレハンドロの実母は信心深く、どうやら離婚は許せないらしい。
グリフィン家では、父のドンと母のエリーは十年前に離婚していて、愛人であるビービーが今は暮らしている。

後で分かることだけど、ビービーとエリーは親友で、それってつまり親友の夫を盗ったってこと??
長女はそんな父親が嫌いだし、長男は医師でイケメンなのに童貞。この長男は、アレハンドロの実妹といい関係になる。

なにが面白かったかって、実母を騙すために、エリーとドンが元夫婦なのに夫婦の振りをする。
居場所のなくなったビービーはいったん家を出るんだけど、両家の食事会でウエイトレスとして来たシーンが一番面白かった。

後は、なんだか退屈で眠くなって寝てるうちに、物語は進み、終盤、家族でののしり合ってると、すぐ後ろでは参列者がみんな聞いていたというオチ。
エリーと、アレハンドロの婚約者の父がその昔不倫してた、とか、ドタバタを見てるだけで、なにが大切かとか、なにか問いかけられたとか、そんなものはあまりない映画だった。

キャストは超豪華だったよね。
ロビン・ウィリアムズを見つけた瞬間、ちょっとキュンとなった。

posted by じゃじゃまま at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【危険なプロット】

《★★》

なにがしたかったのか。
高校の国語教師であるジェルマンは、生徒たちの宿題の作文を読んでいる中で、一人の生徒の作文に興味を持つ。
友人に数学を教えるために、彼の家に行き、そこでのことが皮肉たっぷりに彼の目線で書かれていた。
しかも、作文は途中で終わっていて、続き、となっている。
ジェルマンは続きに興味を持ちながらも、クロードの作文にダメ出しばかりする。

クロードは、中産階級の香りのするラファの家に入り込み、彼の母親を誘惑したり、父子の関係に割り込んだりする。
ジェルマンとその妻は、その行為に嫌悪しながらも、展開を楽しみにしている。

クロードはいったいどうしたかったのか。
ラファの家庭を壊したかったのか。それとも家族に入り込みたかったのか。
もしくは最初からジェルマンの邪魔をすることが目的だったのか。ジェルマンは、どんどん常軌を逸していく。

いろんなブログを見ると、なにか崇高なものがあるのか、絶賛されていて、そんな難しいことは分からないけど、私の心は単純に、簡単に知りたいだけ。

壊したいとか、邪魔したいとか、家族になりたい、とかそんな簡単に割り切れるものじゃなくて、クロードの心はもっと複雑なのだろうか。
私にはよさが分からなかったけど、クロードがジェルマンの家に入り込み、妻に子供のいないこととか悪意を持って告げ口する。それを真に受けて妻は家を出ていくけど、もちろん、告げ口だけが原因ではないんだろうけど、散々あの皮肉たっぷりの作文をジェルマンから読み聞かせられていて、クロードがどんな子が知ってただろうに。
そもそも妻はクロードのこと好きじゃなかったじゃん。なのに真に受けるんだ。

家も仕事も失ったジェルマンに近づくクロード。これからまたクロードが新たに書く作文に、ジェルマンは生きがいを感じて二人で生きていくんだろうか。

サスペンスではないよね。少なくとも私はサスペンスとは思わなかった。

posted by じゃじゃまま at 13:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【悪の法則】

《★★★》

なにがなんだか。
悪の法則っていうくらいだから、悪事に手を染めるとこうなりますよ、ってことか。
なんの慰めも、理由づけもない。
弁護士のカウンセラーが恋人に送るダイヤモンドを買い、もうちょっとお金が欲しくなって友人のライナーの裏事業に一枚噛む。
仲介人であるウェストリーにそれとなく止めるなら今だ、的なことを言われながらも、軽い気持ちで手を染めるカウンセラー。

これも運命なのか。たまたま??刑務所にいる女性から息子の釈放を依頼されたカウンセラーは、サクサクとこなす。
この息子っていうのが麻薬の運び屋の一人で、首を切断されて、トラックのキーを盗まれてしまう。
怒ったのが麻薬カルテルの人たち。
カウンセラーの預かり知らぬことではあったけど、そんな言い訳が通る世界ではなく、カウンセラーの仕業だと思われてかなり、いや本当にすごいまずい状況。

そんな状況でもカウンセラーはどこかのんびりしていて、なんとか分かってもらえるんじゃないか、なんとかなるんじゃないかと思ってるところが見える。

そんなカウンセラーに、これはまずいんだ、やばいんだぞ、と教えるのがウェストリーなんだけど、分かってるんだかどうだか。
ライナーも、カウンセラーを紹介したってことで狙われてるはずなのに、ウェストリーみたいに高飛びの準備をしないんだけど、諦めたのか、自分の財力と力を過信していたのか。

彼らはカルテルに狙われてるんだよね?麻薬はメキシコ?からシカゴに運ばれる予定で、その途中で盗まれて、疑われたんだよね。
どっちに狙われたのか?メキシコ側?シカゴ側?
そんなことを気にしてたら、あれよあれよ、と話は進むし。

で、誰がなんのために邪魔したのか?ってことだけど、ライナーの愛人であるキャメロン演じるマルキナ。
まったく私の知るキャメロンはいっつもやな役。本当にお似合いですね、ってくらい魔性の女っぷりが怖かった。
魔性、悪女、底意地の悪い本当に嫌な女。

なんのために?ってことは明かされないので、モヤモヤするけど、自分の愛人やその友人を裏切ってまで、お金が欲しかったのか。
ライナーの愛人である限りお金には不自由しないのに、そう、マルキナって異常者なんだよね。
彼女の性癖は怖すぎるし。

カウンセラーに送りつけられる一枚のDVD。きっとそこには婚約者ローラの無残な最期が映っているんだろう。もしも彼が再生したらどうしようかと思ったけど、映画はそこまでしなかった。
でも逆にいろんな想像しちゃって、それが怖い。

やっぱり人の道に外れちゃ駄目よってことだね。

posted by じゃじゃまま at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月17日

【猿の惑星:新世紀(ライジング)】

《★★★》

子供のころに観た【猿の惑星】は衝撃的だった!!!!!!恐らく日曜洋画劇場だったと思うけど。
あのラストは、もうびっくりして、心臓がドクン!となったくらい。

そして、前作と今作と、あの【猿の惑星】に続くための物語だと私は位置づけている。

今作は、前作の今後猿のリーダーとなるシーザーを、とうとう野放しにしてしまった話の続き。

私の頭の片隅には、ずっと子供のころに観たあの映画の数々のシーンがあって、どこを取っても、結局は地球は猿に乗っ取られるんだよな、と思ってる。
最終的には、猿が人間よりも優位になるんだよなって。

映画を見たけど、結局だからなんなのよ、って。

人間対猿の決着はつかず、また元の位置に逆戻り。

楽しみに観に行ったのに、なんだか肩すかし。三歩進んで五歩下がる、的な後戻り感。

これだったら娘と一緒に【舞妓はレディ】か、あの竜巻のやつ観ればよかった。

posted by じゃじゃまま at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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