2015年06月16日

【テロ、ライブ】

《★★★★》

なんの情報もなしに、なんとなく観た作品。これが予想を上回る面白さ。
どうやらキャスターを干されてラジオ番組に左遷された元キャスター、ヨンファ。彼の生放送のラジオ番組中に、爆破予告の電話がかかる。
いたずらだと思って軽くあしらっていたら、局から見える橋が爆破された!!!!
ヨンファは、この電話を利用して、キャスターとして返り咲くことを画策する。

生放送でヨンファと犯人との電話が放送され、その中で韓国という国がどんどん晒される。
大統領からの謝罪を要求する犯人、そこには政府が見殺しにしてきた作業員たちの恨みがあった。
だけど、まったく誠意の見えない政府。大統領の代わりに出てきた警察関係者??だかなんだかの偉い人は、これまた面白いくらいに犯人や私たちの気持ちを逆なでする発言を連発。
最近のいろんな事故の対応を見るにつけ、いったいどういう国なんだろう?って信じられない思いで見てるけど、それが裏付けされるような映画で、非常に惹きつけられてしまった。

逆なでしまくったおっさんは、耳につけたイヤホンが爆発して殺されるし、正直、ドキドキしながらも、あのおっさんの行く末を見守ってしまった。殺されるために出てきたようなもんだよね。
そして、ヨンファの不正疑惑、韓国では収賄が多いって聞いたけど、結構厳しいのね。それが放送で暴露されたり、今はそんなことどうでもいいじゃんって思うんだけど、それは局の上の人間の仕業だったりと、とにかく政府が不誠実な対応を取るから、それに沿った放送内容をしなきゃいけないわけだよね。

大統領は謝罪しない、そのためには犯人に犯行を続けてもらって悪人に仕立て上げる。仕立て上げるって言うかもうすでに犯人なんだけどね。とにかく政府は過去の作業員見殺し事件をなかったことにしたいし、謝りたくない、この非を認めない、強気な姿勢、ちょっと日本でも思い出した事柄あったけどね。

犯人はとうとうビル爆破をする。隣のビルが倒れてきて、局の入っているビルに倒れてくる。
ここまで来ると、あのアメリカ同時多発テロをどうしても思い出すし、絶対ヨンファのいるビルもやばいよね。
倒壊までカウントダウンが始まる。
犯人は決して人を殺そうなんて思ってなかった。ただ大統領に謝罪して欲しかっただけ。謝らないから予定外の犠牲者が出て、倒壊しかけてるビルの中に現れた犯人は、死んでしまった作業員の息子で、遺族だった。
自身も会社や上司に裏切られて、政府の不誠実な対応を感じたヨンファ。犯人に「この理不尽さを訴えよう」と救いの手を差し伸べるが、警察によって犯人は射殺されてしまう。

もう口封じにしか思えない。
ヨンファも狙われてたよね??なんちゅう国だ。

志半ばにして射殺されてしまった犯人。ヨンファは、放送中に目の当たりにしたこの国の不誠実さに、犯人が持っていた爆破ボタンを自らの意思で起動させた。
救いのない映画だったけど、惹きつけられた映画。


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【血の贖罪】

《★☆》

なんともいえない映画。不良のパシリ的な少年が、逆らえずに少女を強姦する現場に連れて行かれて、その後、罪の意識から救いを求めるように教会に行くが、そこで被害者の少女と再会する。
最初は気付かないんだけど、名前を聞いて愕然とする。
そして、少女に好意を持ち始め、彼女のために襲った不良たちに復讐するって物語なんだけど、これがまたなんとも・・・。

襲われた少女が、いとうあさこにそっくりで、複雑な気持ち。韓国事情がよく分からないけど、高校生だった少女は親がいなくて一人暮らしという設定なんだけど、普通の共同住宅みたいなとこに住んでて、普通の日本人の感覚からすると、親はどうしたんだい?って気になる。なんでいないの?って。これが説明なしにさらっと入っていけるんだろうね、韓国では。

で、無理矢理その現場に連れてこられたソンゴンも、パシリの設定というだけじゃない、全然イケてない俳優さんで、いや、キャスト全員イケてない。
ソンゴンが教会で被害少女のチャンミと再会するんだけど、襲っておいてその後がまるでストーカーじゃん、ってつくづく変な男。ま、襲ったのは不良たちでソンゴンは無理矢理引っ張り込まれただけなんだけど、教会でのまさかの再会に、チャンミが気になって気になって仕方ないソンゴンは、チャンミの後をつけて家をじっと見ていたり、彼女の働くカフェに偶然を装って入るんだけど、絶対わざとらしい。

挙句の果てに、「ここで働きたい」って言いだして、かつて襲った相手につきまとって、これほど迷惑な男はいないわけなんだけど、この男は自分の行動が異常ってことにも気付かないほど馬鹿なんだろうね。
もちろんチャンミはソンゴンが自分を襲った相手たちだと気付いてないんだけど、ソンゴンは愚かだ。
そんな奴に気にかけてもらってもちっとも嬉しくないと思うけどね。

チャンミも集団レイプされたわりに、あんまり影がないから、っていうか、ストーカーのようなソンゴンにまるで警戒しないから、これもまたふ〜んって感じ。
私だったら、家の周りうろちょろされたり、カフェに来て「ここで働きたい」なんて言い出されたら、まず疑う。しかもまったくイケてない男だし、拒否するけどね。

ま、どっちもどっちだからいっか。

ところが、教会の伝道師と仲間たちで海に行った日。夜、それぞれが胸の内を打ち明けると、そこでチャンミがずっとずっと苦しんできたことが分かる。
レイプされた後、チャンミがどれほど苦しんだか。目の当たりにしたソンゴンは、いきなり帰り支度を始めて帰ってしまう。
そこから、ソンゴンの復讐が始まるんだけど、彼女といちゃつこうとしていたとこに押し入って、彼女を追い返して、元仲間を絞殺。これ、彼女の証言があったらすぐに犯人確定だよね。

二人目も会社の飲み会帰りを襲って、最初逃げられるんだけど、このまま逃げられたら通報されておしまいだよね、って思ったら人通りのないとこでブロック?で殴打。

一番の悪の根源の先輩は、早朝彼の工場に行き、車を見て欲しいって人気のない駐車場に連れ込んでレンチで殴打。
どれもこれも犯行を隠そうともせず、そうか、ソンゴンは逃げるつもりはなかったんだな。

町では一人目二人目の遺体が見つかって大騒ぎだろうよ。

その頃、チャンミは突然帰ってしまったソンゴンを気にしながらも、留守電にメッセージを残そうか迷い、結局はそのままテレビを見ながらいつもと変わらない生活を送っている。
海辺では、ソンゴンの体が海に浮いている・・・。

どこかのコメントでは、チャンミはソンゴンがかつて自分をレイプした犯人たちだと分かっていて、彼に復讐させるために利用した、とか書いてあったけど、それは制作側からのそういう発言があってのことだろうか?
それとも一解釈だとしたら、私は、反対意見だな〜。

チャンミがあそこまで苦しんでたのなら、まずソンゴンが犯人の一人と分かった時点で、もはや普通に接するのは無理でしょう。だから気付いていなかった。
もし気付いたとしたら、あの海での懺悔??でのソンゴンの狼狽ぶり、その後の行動で気付いたかもしれない。
テレビを普通に見ていたから、それがチャンミがソンゴンを利用して復讐させた証拠、のような意見もあったんだけど、気付いたかどうかはともかく、チャンミにとってソンゴンはまだそこまでの存在ではなかったのは確かだとは思った。

それはソンゴンが犯人一味とかそういうのは関係なく、やはりチャンミの心の傷はとても深くて男性を信頼したり好きになったりっていうしういう段階ではないから、あのラストはそういうことなのかなと私は解釈したけど。
どうでもいい映画のわりに語ってしまった。

posted by じゃじゃまま at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月05日

【チョコレート・ドーナツ】

《★★★☆》

なんだよ〜、物悲しいじゃないか!!
道理で設定が1970年代だったわけね。
差別があった時代にすることによって、ゲイのカップルが養子縁組しようとするのを様々な横やりが入ることがリアルになるわけだよね。

ゲイのダンサー、ルディは同じアパートに住むマルコというダウン症の少年を夜道で見かける。
母親は薬物中毒でまるでマルコの面倒を見ている様子がない。
そんなある日、母親が薬物所持で逮捕され、施設にいったマルコだが、そこから抜け出したマルコをルディが保護する。
恋人になったばかりの検察官ポールと共に引き取る。

ゲイカップルだけど、二人のマルコへの愛情は本物。そしてマルコもそれを感じ取り、二人の愛に包まれ症状は良好へと向かう。幸せな日々を過ごす。
ゲイであることを隠しているポールは、ルディを従兄、その子供がマルコという設定でみんなに説明するが、見る人が見れば分かってしまう。
そんな助言をしてくれたのがマルコの通う養護施設の教師。
彼女は数少ない二人の理解者であり支援者。

ところがポールの職場の上司に二人の関係がばれ、ポールはクビ、マルコとも引き離されてしまう。
そこから二人は、マルコを引き取るために裁判を行うが・・・。

マルコのことを思うよりも、世間の目、差別、体裁、そんなことばかりに気を取られている大人たち。
ポールの元上司に至っては、ポールを目の仇とばかりに、とにかくポールを絶望させることだけに躍起になってる感じ。
保護司とか少ないけど、理解者もいたのに。
あの上司はとうとうマルコの母親を早く出所させるという荒技に出て、ルディたちから親権を奪ってしまう。

この、まるでマルコや現実を見ようとしない大人たちのせいで、三人の運命は最大の悲劇へと向かう。

ポールが、マルコの裁判に関わった人たちへ送った手紙。
そこには薬物依存のままの母親を出所させ、母親の元へと戻されたマルコのその後のことが書かれていた。

「ここは僕のうちじゃない」と言い続けたマルコは、男と一緒の母親に部屋から追い出され、幸せだったポールとルディとの日々を探し求め、三日三晩歩き続けたマルコが一人ぼっちで橋の下で死んでいた、という小さな新聞記事。

その記事を読んだポールの元上司、判事、なにか心に届いただろうか。
とても物悲しいよ。そんなラストが待っていたとは・・・。でも秀作でした。

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2014年08月21日

【ツナグ】

《★★★★☆》

大号泣だった。
死者と生きる者を繋ぐ役割を持つ、ツナグ。
死んだ母親に会いたい、失踪した婚約者に会いたい、死んでしまった親友に会いたい、理由や会いたい人はそれぞれだけど、たった一度だけ、会えるという決まり。

それも夜の間だけ。朝日が昇ったら消えてしまう、限りある時間。

祖母からその役割を引き継ごうと、今はまだ見習い中の高校生、歩。
両親は歩が幼い頃、死んでしまった。口さがない親戚たちは、「夫の浮気を疑い激昂した妻を、逆に殺して自殺した」と話し、歩は傷つきながら成長する。
死んでしまった人に会いたいっていうのは、生きてる者のエゴなんじゃないか、と思いつつもツナグの意味もまだ見いだせない依頼者と会う。

ある時、高校の同級生が交通事故で死に、親友であった嵐美佐から依頼が入る。
お互い戸惑いながらも、事故で死んだ御園奈津を呼び出し、嵐美佐と会わせる。美佐は奈津と会った後、激しく動揺し、慟哭しながら崩れ落ちる。
その姿を見て、歩もまた、果たして自分のしていることは意味があるのだろうか、と考える。

失踪してしまった婚約者に会いたいと土谷から依頼があり、もし、相手がツナグからの呼び掛けに応じれば、それは婚約者がこの世にいないことを意味する。そして、土谷の恐れていたツナグからの連絡。「会うそうです」。これは、この世に、もうキラリがいないということ。
その事実が受け入れられない土谷は、面会の日、約束の場所に行けない。
歩は、美佐から「奈津に会ったことは後悔してない」と聞き、生きる者が死者に会うことには意味がある、絶対に会うべきなんだ、と確信を持って、土谷を探す。

もうどれもこれもが涙涙の連続。

美佐は、親友の奈津と劇のヒロインの座をめぐり、争い、敗れ、恨んだ挙句、奈津がいなくなればいいと願いながら、奈津の通る道に水を流す。このまま凍って、滑って転べばいい、と。
翌日、奈津は交通事故で死んでしまった。もし、誰かがツナグを通して奈津に会ってしまったら、もし、奈津が自分のしたことを知っていて、それを誰かに話してしまったら、そう思った美佐は、たった一度しかないチャンスを自分が奪ってしまえばいい、とツナグに奈津に会いたい、と言ったのだ。

再会した二人は、怖い。笑顔だし、泣いてるんだけど、お互い、大事なことは言いだせない。
美佐は、奈津に自分の企みに気付いていたか聞けない。奈津は、美佐に言いだして欲しいけど、自分からは言えない。
この二人の件が一番泣けた。
そして、美佐の勝負。歩に預けた伝言。「道は凍ってなかったよ」
もしも、美佐がまた奈津を裏切ったら、美佐は真実を知らないままこの先生きていける。
でも、美佐は今度こそ裏切らなかった。ゆえに、深い後悔を刻んだまま生きていくことになる。
「道は凍ってなかったよ」この一言で、美佐は、自分の悪事が奈津にばれていたことを知り、でもそれを言わなかった奈津の気持ちも悟り、深い後悔と罪の意識とを背負う。
だけど、美佐はツナグで奈津に会ったことを後悔はしていないと言う。

橋本愛は、すっごいね。「あまちゃん」のときに、注目したけど、よくよく思い出すと、その前にも【桐島〜】やら堤眞一との映画、きりがないくらいいろんなのに出てるんだよね。
演技がうまい下手は、よく分からないけど、このエピソードがよかったよね。
親友を死なせてしまい、(実際にはそれが原因ではないけど、分からないね)それが相手にばれてて、自分はなんてひどいことをしたんだろう、ツナグの機会も奪い、だからこそ、歩に「行ってあげて〜!!!!」と泣き叫ぶシーンは、ああ、やっとこの子も人並みの優しさを持ったんだなって。

奈津役の大野いとも、これはよかった。
親友に二度も裏切られて。美佐が、歩に話した言葉を聞いて、ああ、私はまた美佐に裏切られた、って死んでからも傷つく奈津。それなのに、美佐には恨みごと言わずに、でも心の中ではたくさん叫んでたんだろうな。
二人が別れるシーンでは、互いに泣きながら「ごめんね」「なに?美佐?」「ごめんね」「なに、美佐?」って、ああ、多分気付いてるんだろうな、って思いながらも、私たちは、その後で奈津からの伝言のシーンを見るからね、切なさ倍増。

土谷とキラリのエピソードも泣けたし。家出してたキラリは、土谷のプロポーズを受けて、まず実家に戻って謝ろう、とした矢先にフェリー事故で死んでしまった。
偽名だったから、土谷は事故にも気付かず、七年待ち続けた。キラリからあるモノを「実家に届けて欲しい」って言われ、土谷がキラリの実家を訪ねるシーンも、そこだけだけど、なんか救われるよね。
家出したままになっていた娘が、生前、幸せな暮らしをしていたんだ、って母親が分かるシーンだもんね。

そして、歩が祖母から両親の死の真相を聞かされる日。父親は実はツナグであって、祖母から口止めされていたため、母親に言えず、それを浮気と誤解されて・・・だから母親は鏡を見てしまったために二人は死んでしまった、自分のせいだ!と後悔している祖母。
そんな祖母に、歩は「父さんは、きっと母さんに全部話してたと思うよ。母さんは、自分と結婚したせいでおじいちゃんに勘当されてしまった父さんのために、おじいちゃんと会わせてあげようと思って鏡を覗いたんじゃないかな」と。

それが真相のように思える。その優しさに泣く祖母。これがまた樹木希林だから、ますますいいんだよね。
最高のおばあちゃん役。
きっとね、おじさんも、おばあちゃんも、みんな歩がいつか両親に会う日のために、誰も歩の両親にツナグで会わなかったんじゃないかな。歩がきっと両親に会って、本当のことを聞きたいだろうと。

でも、歩は両親には会わない、と言う。もし僕が会うとしたら、それはおばあちゃんだよ、って。

優しさに溢れた映画だった。

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2014年06月19日

【天使の分け前】

《★★★》

私、てっきりコメディかと思ってた。
不良青年が、ふとしたことから利き酒の才能に目覚め、そこから逆転人生の快進撃のサクセスストーリーかと。

ちょっと笑えるとこもあるけど、でも大体は真面目なドラマ。カテゴリーはコメディになってたけど。

やっぱりね〜、イギリス・フランス・ベルギー・イタリアの合作映画。そうなんだよ、ヨーロッパテイストというか、イギリス映画というか、やっぱりハリウッドとは違うんだよね〜〜。

ハリウッドは底抜けな明るさをイメージしやすいけど、イギリス(スコットランドだけど)って、どこか重くて暗いというか、そして貧しさを感じてしまう。
もともと、この映画の主人公たちは犯罪を犯してしまい、裁判所から奉仕活動を宣告される人たちだから、裕福でもないし、生活や環境にも問題ありの人々だからね。

労働者階級目線だから当たり前なんだけど、どうも以前から、イギリス映画っていうと、映画の隙間からその国の持つ雰囲気や問題点が伝わって来る。

妊娠中の恋人がいるロビーは、またもや傷害事件を起こし、あわや刑務所行きとなるところを、奉仕活動を言い渡される。
それでもけんかっ早いし、親の代からの宿敵がほっといてくれない。恋人の親類からも邪魔にされ、本当にまずいんじゃないの?ってこっちがハラハラしちゃうんだけど。
指導員のハリーがとってもいい人で、親身になってくれる。ハリーのおかげでウイスキーの講習会に参加したロビーは、自分にウイスキーを嗅ぎわける才能があること知り・・・ここからが私の想像とは違ったんだけど。

その才能を生かして、オークションにかけられるウイスキーを盗み出そうっていうんだから。

せっかく更生しようっていうのに、またそんなことしちゃうの?って。

日本人的にはこのラストに賛否両論あるみたいだけど、私は、盗みが成功した上に、仲間と山分けし、就職先もゲットしたこのラスト、好きだな。
救いがあるじゃん。方法としては間違っているけど、やっぱりこれを足掛かりにロビーには幸せになって欲しいから。
ハリーがいい人だった。






がそこかしこに出る。あ、決して悪い意味ではなくて、褒めてるつもりなんだけど。
以前観た映画もイギリス映画の中には、貧富の
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2014年06月01日

【タイピスト】

《★★★★★》

1950年代。父親の勧める結婚話が嫌で、田舎町から単身、保険会社の秘書の面接へ乗り込むローズ。
秘書らしく気品と知性を求められる職場で、ローズは肩を出したワンピースに派手な口紅で面接に来てしまう。
早々に面接を打ち切られそうになったローズは、得意のタイプライターで早打ちを披露する。
一心不乱に打つ姿に、ルイは試用期間として一週間だけ雇うことにする。

ルイはローズのタイプ早打ちに目をつけ、正式採用の条件としてタイプ早打ち大会に出ることを命じる。

ルイの会社の前には幼馴染で親友のボブがいて、ボブはルイとローズを面白がって見ている。
ボブの妻、マリーも幼馴染で、どうやらルイはマリーがずっと好きみたい。これからどうなんだろうって、ローズ役のデボラ・フランソワも可愛いし、ルイ役のロマン・デュリスは人懐こい笑顔が素敵で、ちょっと背が小さくておでこが広いのが印象的だけど、でもずっと親友の妻を思い続け、戦争の傷を心に抱えて、愛に臆病な役がぴったりだった。

ローズも徐々にルイが気になり始めて、やがて想いが止まらなくなると、俄然応援したくなる。
ルイとマリーの関係が気になるとこだけど、マリーはボブのこと愛してるみたいだし、三角関係は心配しなくてよさそう。
マリー自身も、ローズの気持ちを見抜いて協力してくれたし。

本当に嫌な奴がいなくて、心から楽しめたラブ・コメディでもあり、サクセス・ストーリー。

タイプの早打ち大会は、まるでスポ根映画並みだった。地方大会、フランス大会、世界大会へと勝ち抜いていくローズ。
ローズのためにいったんは身を引くルイだけど、自分のマリーへの気持ちにけりをつけて、ローズの元へと駆け付けるルイには、本当クライマックスのスポ根映画同様、アドレナリンが出た。

いいな、この映画。恋愛映画の中で、そうだな〜、最近では【トワイライト】に次いで、お気に入りで、買っちゃおうかな〜。



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2014年05月31日

【ダイナソーin L.A】

《★》

バイオ企業の極秘研究、それはDNA操作により恐竜を現代に蘇らせる禁断の実験。しかし計画は失敗し、逃げた恐竜たちが街に放たれてしまう。戒厳令が敷かれ米軍部隊が緊急出動するも、巨大な肉食恐竜の大群に無惨に襲われ、ロサンゼルス全市は地獄の戦場と化す。そんなパニック状態の中、元消防士のゲイブは、恐竜に襲われた娘を救おうとするが…。ド派手にロスを壊す興奮のアクション描写満載のモンスター・パニック映画。 (「Oricon」データベースより)

私は映画がもちろん大好きだ。
あらすじをデータベースから持ってくるなんて、滅多にしないっていうかしたことなかった気もするけど、この映画だけは書けない。
なぜなら、あまりにもつまらなくて途中で爆睡、挙句にもう観るの止めてしまった。

なんかよく分からないけど、お粗末でしょ〜〜〜。
研究所だか企業の、恐竜お披露目会みたいなので、お決まりのミスで恐竜たち大放出、大暴れなんだけど、逃げ惑う人、襲われる人、全然緊迫感が伝わってこないのは、ストーリーもさることながら演技も演出も本当にお粗末なんだよね。

お偉いさんと研究者、主役であろう消防士が襲われて逃げるときに、一番食われていいお偉いさんが、さっと恐竜の脇を通り抜けて逃げたのに、次の研究者は食べられちゃうし。
あのさっとすり抜けたお偉いさん、車椅子に乗っててそんな機敏に走れそうもないのに通り抜けたのには、脱力。
小さいことだけど、そういうところから作り手のいい加減さが伝わってくるんだよね。

後はもう爆睡した上に、どうでもよくなって途中でやめちゃったからさっぱり分かりません。


posted by じゃじゃまま at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月08日

【東京家族】

《★★》

東京でそれぞれ独立した生活をしている子供たちを訪ねて、広島から老いた両親がやってくる。
まずは開業医の長男夫婦の家に。そして理髪店を営む長女夫婦。
いまだにふらふらしているように見える末っ子、次男。
全然アットホームではなく、物悲しくて切なくて、腹立たしくもある。

田舎から親がやってくるっていうんで、長男の妻はソツなく対応している。そこには、義理の親が来る面倒くささとか複雑な気持ちなど微塵にも見せない。
昭和の香りが漂う。
そして、次は長女夫婦の家に行くけど、ここは夫である林家正蔵が「お義父さん、苦手なんだよな〜」とか面倒くささを吐露している。
で、長女もさっさと親をホテルに押し込めて、戻ってくると露骨に迷惑顔をする当たり、そうだよな〜と理解しつつも、人間の良心の部分で「親に対して冷酷な態度」に腹も立つ。

でもきっと自分でも同じようなことしちゃうんだろうな、って分かってはいるんだけど。

なんか親と子供の在り方を見せられて、悲しくなった。

小さい頃は、親が無条件に好きで、もしも死んでしまったら、なんて想像するだけで泣けてきちゃうのに、大人になり、自分の生活や家族ができると、鬱陶しかったり、イラッときたり。
あんなに大好きで、大切に育ててきてもらったことを忘れて、一人前の口を利いて親を批判したりするんだよね。
この映画の子供たちを見ていると、辛くなる。

で、突然母親が倒れて、そのまま帰らぬ人となってしまう。いきなり一人ぼっちになってしまった父親。
これがまた橋爪さん、似合うっていうか、思わずなんとかしてあげたくなるような哀愁が漂うんだよね。

葬儀の際も、長男長女はさっさと切り上げて、通常の生活に戻りたいのが見え見え。
この時に一番最後まで残って父親の面倒を見たのが、末っ子の妻夫木君とその恋人役の蒼井優。
陰ではブツブツ文句を言いながらも、ほんのひと時父親との時間を持って、恋人に「息子をよろしく」って、その言葉を聞けて彼女はどれだけ嬉しかったか。行ってよかったって思ったよね。

ただ全編、きっと昔の映画のままを意識したんだろうけど、あの平坦な喋り方、気になった。
いまどきそんな話し方しないし、本当に、昔の映画を見てるのかと一瞬思ったくらいだけど、そこは監督のこだわりだったのかもしれないけど、違和感あったよ。

よかったのは、広島の自然くらいだったかな。
posted by じゃじゃまま at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月09日

【小さいおうち】

《★★★》

タキおばあちゃんの葬儀から始まる。
苦労した人生で、最後はあんなに寂しい終わり方じゃなくてもよかったのに、って甥の娘である康子が言う。
そうなのか?って思わず見入ちゃった。
どうやら、台所の隅でうずくまるようにして亡くなっていたらしい。

遺品整理をしている中、康子の弟の健史宛てに箱が見つかる。
そこには、健史に勧められて書いていた回想録が入っていた。

女中というと聞こえは悪いけど、昔はれっきとした職業だった。嫁入り前の修業としても当たり前のように認識されていて、タキは、口減らしのために女郎屋に売られる子もいる中、器量が悪いせいで奉公に出された。
あまりにも明るく楽しいタキの回想録に、健史は「おばあちゃん、嘘ばっかり書いちゃ駄目だよ、戦争前にこんな楽しいわけないよ」とか文句を言うけど、タキの「なにもそんなことしてないよ。自分が器量悪かったって、ちゃんと書いたじゃないか」って、なんとも二人の会話は温かく楽しい。

どうして、こんなに優しそうなおばあちゃんが、寂しい最後なのかな?って違和感を感じつつも、それは最後まで取っておく。

タキが奉公することになった赤い三角屋根の洋風の小さいおうち。そこには時子という若く美しい奥様と、玩具会社に勤める旦那様、そして恭一おぼっちゃまがいた。
その小さいおうちで起こる、小さな事件。それが大きくタキの心を覆い、その後の人生に重しとなっていった。

小さな事件。それは本当は小さくなんかない。夫の会社のデザイナー、板倉がやって来て時子と出会う。
夫の連れてくる他の社員とは雰囲気の違う板倉に、興味を覚え、次第に惹かれていく。
妻の心の変化にまったく気付かない夫。タキも、周囲の者も気付いていたというのに。
やがて板倉はしょう兵されることとなり、時子は最後にどうしても板倉に会いに行くという。
それを止めるタキ。時子から手紙を預かり、板倉に渡す約束をするが、板倉は来なかった。そのまま戦争は激しくなり、タキは故郷へ帰ることとなり、平井家とはそのままになってしまった。

戦後、いてもたっても居られなかったタキは時子たちを探しに上京するが、そこで聞いたものは、大空襲の際、旦那さまと時子奥様は抱き合って亡くなっていた、ということ。恭一坊ちゃんの行方は最後まで分からなかったという。

それからタキは、悔やんでも悔やみきれずに、胸に大きな秘密を抱えて生きてきた。

タキの死後、その秘密を思いがけず知ってしまった健史。タキから託された箱の中に、かつて時子が板倉に宛てた手紙が入っていたのだ。そう、タキは手紙を渡さなかった。
私は原作を読んでいないから、分からないけど、タキは板倉が好きで、二人の恋路を邪魔したくて渡さなかったのかと。
だから戦後、板倉が生きて帰ったことを知りながらも、そっと孤独に生きていたんじゃないかな。このまま一人で死んでいくことが、二人を邪魔したことの償い?だと思ってたんじゃないかと思った。

そうすることで自分に辛さを与えて、自分は幸せになってはいけないと、そう思っていた、と。

ラストに、健史が恭一の所在を突き止め、会いに行き手紙を渡すんだけど。誰がどう見てもそれは時子がかつてタキに託した手紙って分かるじゃん。
それを恭一の前で、どうぞ、って、勘の悪さに思わず笑った。まあ、そういう話の展開なんだけど、それにしてもね。
恭一も「この歳になっておふくろの不倫の証拠を見るとは・・・」って。まったくもってその通り。

小さいおうち、そういえばタキの部屋に飾られていたでしょう。あれはなんだろう?板倉に会いに行ったのかな。その辺は映画では描かれてなかったので分からないけどね。


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2013年09月23日

【大統領の料理人】

《★★★★》

ミッテラン大統領に仕えた仏官邸史上初の女性料理人の実話。

旧習深く、男性の領域である厨房に、ミッテラン大統領専属の料理人として、田舎でレストランをしていたオルタンス・ラボリが推薦され選ばれる。
男性コックの嫉妬の視線の中、オルタンス・ラボリは自分の信念を曲げず、こだわりのある素朴な料理を次々に出して、大統領の信頼を得ていく。

オルタンスの助手として若いパティシエが付くが、最初は貧乏くじを引かされた感があったかもしれない彼も、どんどんラボリの料理に夢中になっていく。

物語は、オルタンス・ラボリが官邸で働いている時間と、南極基地で料理人をやっている現在と交互に描かれ、次第に南極基地で働いている現在のオルタンスの心境に近づいていく。

そうか、今は官邸にはいないんだな、なんでこんな寂しい場所にいるのかなって、そのギャップに切なくなったり、戸惑ったりもしたけど、徐々に官邸の時間も自然に受け入れて(だってあんなに豪華な官邸なのに、今は基地だよな〜ってどうしても思ってしまう)、次第にそんなことも考えずに、ひたすらにオルタンスの作る料理に目を奪われた。

そして彼女が官邸を去らなければならなくなって、この孤独な南極基地が、実は彼女にとっては必要な時間だったと、この孤独が彼女を強くしたと、そしてみんなに愛されて、料理って本当に素晴らしいと思う。

食べるということは、ただ単に空腹を満たすというだけでなく、身も心も幸せにする。

やっぱり盛り付けや色遣いって大事だなとつくづく思った。もう少しきれいに盛りつけよう。
それにしても本当においしそうで、料理って手を抜いちゃ駄目だよね。見てるだけで幸せになった。

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2013年07月25日

【天地明察】

《★★★》

徳川家に囲碁棋士として仕える安井算哲。命を受け、幕府独自の暦を作るため、何度も挫折しながらも暦改定を成功させるまでの歴史物語。
少しだけ、「光圀伝」で安井算哲が出てきて大まかなところだけは知っていたのでよかった。
これ、まったく歴史に触れてないで見てしまうと、いろんな人出てくるし(これはもう歴史につきものの、苦手な人には誰が誰だか分からなくなる)、なんで幕府と朝廷が争ってんの?などという根本的かつ初歩的なところでつまづくこと間違いなし。
息子は学校の宿題でこれ観てたけど、果たしてレポート書けるだろうか。歴史苦手なのに。

果たして自分はどうなのかというと、何度も失敗しながら最後は成功させました、運よく日食始まってよかったね、といった感じ。
絶対12時から日食始まるかって不安だったし。そこは、天文学者だから外さないのか。

何百年も中国・唐の暦を使ってきたために、実はずれているってことになり、そのために安井算哲一行は、天文を観察するために何年も旅に出る。
数度失敗し、算哲が尊敬する関だっけ??に、そもそも中国の暦が違っていることになぜ気付かないのか!?と叱責させるシーン。
中国の暦を頭から信じ、何年もかかkってそこから計算をしていた算哲だけど、それがそもそも違っていたら?
だったら最初からそう教えてあげればいいのに・・・って突っ込んだのは私だけ?
そういうあなたも算哲一行に加わって力貸してあげればよかったじゃん、なんて、それはいらぬ突っ込みか。

すごい功績を残した算哲だけど、一番すごいのはまずその暦を作った中国の人だね。



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2013年07月16日

【探偵はBARにいる】

《★☆》

行きつけのススキのバーにいた探偵にかかってきたコンドウキョウコという女性からの依頼。
相棒の高田と共に行動を開始する。
そして浮かび上がるビル火災事件、実業家の撲殺事件、その元妻の謎の行動。怪しげな団体の嫌がらせ。

なんだかごちゃごちゃといろんなことが起こって、なんだかよく分からないけど、核心に迫ってるんだ〜と、高嶋政伸演じるヤクザが妙に怖かった。(顔が、ね)
で、ラストの小雪の行く末もちょっと物悲しくて後味悪かった。

ま、ここは龍平ちゃんに免じて許すとするか。

posted by じゃじゃまま at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月03日

【ドライブ・アングリー】

《★★★》

愛する家族をカルト教団に奪われた男が、復讐の鬼になる。
いや、冒頭からなんだかよく分からない、チャーリー・シーンの【処刑ライダー】を彷彿させる不思議な冒頭。どっから来たんだい?って。

流れ者っぽい男ニコラス・ケイジがさらわれた赤ん坊を探している。さらった男はカルト教団の教祖で、どこかで見たことあるな〜と思っていたら、【トワイライト】シリーズのベラのお父さんじゃない!!!!
パパが今回はすっごい怖い悪魔崇拝の教祖で、ニコラス・ケイジの娘とその夫を殺し、赤ん坊を生贄とするために連れ去る。
ニコラス・ケイジ演じるミルトンは、カフェで働く勝気なあばずれと共にカルト教団を追ったり、追われたりしながら旅をする。

どうして彼女なのかよく分からないけど、お色気担当ってことなのかしら。
妙に戦っちゃうしね。

で、謎の監査役がミルトンを追っていて、怖いんだよ。まるでターミネーター。
敵なんだか味方なんだかさっぱりだし、橋から車ごと落ちたのに死んでない。通りかかった青年に「君とは73歳にまた会うよ」「君とは3ヶ月後に」って意味不明なセリフ。これがラストですとんと落ちて、おお〜そういうことか!!って嬉しくなった。

ミルトンにはあっちにもこっちにも敵がいて、しかも娘が殺されるシーンをミルトンの頭の中では見えてるし、会う人会う人が「死んだんじゃなかったのか?」って、謎ばかり。
一体ミルトンはどこから来たの?何者なの?

カルト教団のキングに顔を撃たれて死んだはずなのに、また生き返ってるミルトン。なにか特別な体を持っているのか?
謎の監査役やお色気担当のパイパーの助けもあって、娘の敵を討ち、忘れ形見の赤ん坊を取り戻したミルトンは、パイパーと昔の仲間に赤ん坊を託し、謎の監査役と共に帰っていく。

そうなんだ、死なないはずなんだ。だって死んでるんだもん。地獄から戻ってきたってこと??
そう思うと、橋の下で出会った青年たちとの会話、そういうことなのね〜って。
【処刑ライダー】も好きだったな〜。

posted by じゃじゃまま at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月14日

【タワーブロック】

《★★★★》

殺人事件を目撃した高層マンションの住人がスナイパーに狙われる。
彼らは地獄と化したこのマンションから脱出することは可能なのか?

ある夜、少年が追われマンションに逃げ込む。
最上階にしか人が住んでいない高層マンションで、少年の助けを求める声が響く。
みなが知らん振りを決め込み、耳を塞ぐ中、ベッキーだけが飛び出すが、逆に暴漢に襲われ気を失う。

後日、刑事が聞き込みにやってくるが、誰もなにも知らないという。一人の少年の命が奪われたのに、誰も情報を与えず、だんまりを決め込む。

事件から一年後、ベッキーは久しぶりに男性と夜を過ごし、いいことありそうな予感の中コーヒーを二人で飲んでいると、突然目の前の男性の頭が吹っ飛ぶ。
一瞬なにが起こったか分からないベッキーだけど、その頃、各部屋でも窓辺から銃撃され、次々に殺されていく。
部屋から飛び出す住人たち。

廊下で不安そうに集まる住人。とにかく窓辺に立つな、近づくな、みんな揃っているか?と、マンションの用心棒としてみんなからお金を巻き上げていたチンピラのカーティスがいない!
ほっとけばいいのに、ベッキーが心配して覗きに行くとただ寝ていただけで、なぜこんなことになったのかと癇癪を起している。
子供や親やパートナーを失った彼ら。

このマンションから出るためにはエレベーターで下に行くのがベストだけど、電源は切られ、無理にこじ開けようとするとドアから矢が放たれまた一人死んでしまった。
一体誰がこんなに執拗に・・・計画したのか。壁や部屋に貼られた「見ざる聞かざる言わざる」の落書き。
これは一年前に起きた事件を、みんなが黙っていたことに対する報復なのではないか?

カーティスは自分の子分たちが起こした事件だと分かり、彼らを窓辺に立たせ処刑させるが、スナイパーの攻撃は止まない。

意を決して非常階段から脱出を試みた親子も、また襲撃された。
屋上から逃げようとしても、また一人死んだ。

もう残されたのはベッキーとカーティスとネヴィルしかいない。
彼らは最上階で火災を起こし、外からの救助を呼ぶことにした。
最初は粗暴でろくでなしだったカーティスだけど、だんだん目覚め、自分の命もそうだけど、みんなで助け合ってここから脱出するんだ、と協力的になっていく姿に、がんばれ〜と心から応援した。

最後まで最上階に残り、爆発させ、エレベーターの梯子で下に降りるカーティス。

火災を見つけ、絶対に逃がすものかととうとうスナイパーが動き出す。
様子を見に来た管理人も犠牲になり、入口は塞がれ、出口は一つ。いよいよ、スナイパーと彼らが対決することになる。

犯人と死闘を繰り広げたベッキーたち。なぜ、私たちが狙われるの?なぜあなたが???

なるほどね〜。てっきり被害者の少年の父親が犯人かと思ったけど、お前か!
その理由も気持ちも分かるけど、犠牲になったマンションの住人からすればとんだとばっちり。

でもドキドキして、面白かった。



朝になり様子を見に来た管理人さえも、狙われた。
posted by じゃじゃまま at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月01日

【トランジット】

《★★》

家族の絆を取り戻すため家族でキャンプに向かう途中、現金強奪グループに荷物をすり替えられたネイト一家。
検問を無事通り抜けたのを確認した武装グループはネイト一家の車を追跡する。
まさか荷物をすり替えられたとは知らないネイトは、執拗に追ってくる車をかわそうとするが、逆にスピード違反で捕まってしまう。
警官に追跡されたことを訴えても聞いてもらえず、仮釈放中ということでますます態度は硬化し、留置場に入れられてしまう。
その間に、妻と子供たちのいるモーテルが武装グループに襲撃され、ようやくネイトの無実が証明され釈放されるが、まさか現金強奪事件と関係しているとはネイトも警官も知らない。

家族と再会し、キャンプへと向かうが、妻が荷台に積まれた現金を発見して、また夫が詐欺を働き、そのせいで襲撃されたと思い込み、ネイトを現金と共に道に置き去りにしてしまう。

来た、来た。武装グループがやってきた。
やっと事態を理解したネイトは、現金を隠し、このままじゃ妻たちが危ないと察し、追う。

とにかくしつこいんだ、この武装グループ。
で、妻も子供たちも事態を理解してからは、武装グループと戦うんだけど、かたや犯罪者。かたや仮釈放中とはいえ、不動産詐欺の普通の人。
戦って結局勝っちゃうところが、さすが。

よくぞ逃げ切ったよな〜と思うし、最後の小屋なんて、武装グループに、妻と子供が立ち向かうなんてすごい。
しかも、妻は思い切り殴られてすごい勢いで頭打って気を失ったのに、ネイトと武装グループのボスが死闘を繰り広げ、やっと、やっと勝った!と思ったところに普通に現れて抱き寄ってくるのには、ちょっと笑った。
さっきまで気を失ってたのに、あらま?って。

死闘を勝ち残って、ネイトが妻に駆け寄るならまだ分かるけどね。

ま、どうでもいいけど、思ったほどじゃなかった。

posted by じゃじゃまま at 22:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月28日

【タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら】

《★★★》

男は見た目じゃない。
見た目がサイコキラーな二人組、実はただのデブとただの中年男。その見た目が引き起こす惨劇コメディ。
幼馴染みの二人は、コツコツとお金を貯めて別荘を手に入れ、修繕と釣りのために森へ向かっていた。
そこに、お気楽な大学生6人組と車が接触しそうになり、彼らはタッカーとデイルを殺人鬼と勘違いする。

向かう森は、20年前に惨劇の起きた森だというチャド。
こんな舞台に、サイコキラーな二人組。勘違いが巻き起こすスプラッターに抱腹絶倒、って言いたくなるけど、腹抱えてってほどでもなかった。
でもおかしかったけどね。

夜、釣りに出かけたタッカーとデイルは、湖で溺れたアリソンを助ける。それを目撃した大学生チームは、アリソンが殺人鬼にさらわれたと大騒ぎ。
救出しようと彼らが行動に出るたびに、運悪く偶然串刺しになったり、粉砕機に頭から突っ込んでしまったりと、しかもその偶然に驚くタッカーが慌てて引き抜こうとする姿が、彼らにはタッカーが入れているように見えたり。

ちょっとグロくて笑えないような場面でも、その悪気なさにやっぱり笑うしかない。

アリソンは、デイルが見た目とは違い優しい人間と知り、なんとか仲間たちに理解してもらおうとするけど、頭からタッカーたちを敵とみなし、アリソンに対して執着するチャドは、ますます常軌を逸していく。
やがてデイルとチャドの対決がやって来る。

チャドは20年前に起こった事件の犯人の息子で、精神を病んでいた。アリソンを守るため、デイルがヒーローになる。
保安官まで不慮の事故死したわりに、この事件は大学生たちの集団自殺として片付けられたり、アリソンにデイルの想いが通じたり、ご都合主義だけど、ハッピーな香りがする。


posted by じゃじゃまま at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月20日

【ディア・ブラザー】

《★★★》

殺人罪で投獄された無実の兄を救うため、弁護士になり無罪を勝ち取った真実の物語。

貧しく、だらしない母親に育てられ、問題ばかり起こしていたケニーとベティ・アンは、それでも二人で寄り添い、大人になってもなお仲良く暮らしていた。
女性が殺され、警官に目をつけられていたケニーは、その犯人として逮捕される。
いくら無実を訴えても弁護士費用もなく、元々気性も激しかったケニーは、不利な証言が続き、有罪判決を言い渡されてしまう。

それでも兄を信じるベティ・アンは、自分の結婚生活を犠牲にしても、弁護士になり、証拠品を探し出しDNA鑑定をしてもらうことだけを信じ、願い、ひたすらに生きる。
投げやりなケニーを励ましながら、自身も自信を何度も喪失しながらもよき友にめぐり合え、やっとのことで弁護士になる。

ところが、証拠品は、事件から10年以上経っていることもあり、破棄されてしまったという。
絶望するベティ・アン。
それでも最後まで諦めない執念で、親友と共に、奇跡を起こす。
破棄されていたはずの証拠品が見つかり、DNA鑑定の結果、ケニーのものではなかったことが分かる。
ところが、冤罪を認めない警察。
ここでも絶望が襲うが、それなら偽証で責めようと、かつて証言台に立った人たちを訪ねる。

次々と明らかになる警察官の脅迫、偽証。
やっぱりね、あの女警官、嫌な感じだったもんね〜と納得。

無罪を勝ち取っても、真犯人は見つからず、あの女警官の脅迫も時効になってしまっていた。
でも賠償金をがっぽり取られたらしいから、ざまー見ろだね。自分は職務を全うしただけかもしれないけど、怪しいと思ったら逃がさないという思い込みで一人の人間の人生を台無しにして、そして本当の犯人を逃がしてしまっているという、そのことをあの女警官はどう反省しているのか、聞いてみたい。

それにしてもベティ・アン役のヒラリー・スワンクがどうしてもジュリア・ロバーツに見えてしまった。
口がでかいからか??

posted by じゃじゃまま at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月24日

【テルマエ・ロマエ】

《★★★》

一番楽しみにしてた。
古代ローマの浴場設計士ルシウスが、現代の日本にタイムスリップし、「平たい顔族」の日本の銭湯やトイレにカルチャーショックを受けつつ、日本の文化を学んでいく姿を面白可笑しく描いたコメディ映画。

日本人だってイタリア人になりきれるじゃない!!
全然違和感なく笑えた。今更だけど阿部寛は、本当に役者として立派に大輪の花を咲かせたね〜〜。

モデルとしての阿部ちゃんや、【はいからさんが通る】で南野陽子の相手役としての初々しい阿部ちゃんを見ていた私にとって、彼の成功は本当に嬉しい。
ま、この映画だけじゃないからね、今更そんなにほめたってって感はあるか。

それにしても、残念なのは上戸彩か。
彼女はなにを演じても上戸彩なんだよね〜。キャラクターになりきれないというか、結局そこにいるのは上戸彩、みたいな。
それが残念だった。

posted by じゃじゃまま at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月15日

【TIME/タイム】

《★★★☆》

近未来。遺伝子操作で人間は25歳から歳を取らないことが可能となった。人口過剰を防ぐため、時間が通貨となり貧困層はわずかな時間を賃金に労働を強いられる。
必死で働き、それでもわずかな時間しか稼げず時間を継ぎはぎしながら生きている。
時間がなくなれば、容赦なく死んでいく。

そして一部の富裕層は、永遠に近い時間を持ち、ずっと生きていける。
一部の富裕層のために、多くの貧困層が喘いでいる。

ある日、バーで時間を見せびらかすように飲んでいる男と出会ったウィルは、時間を奪うマフィアから男を救い、男はウィルに時間のからくりを教え、ずっと生き続ける苦しみを告げた後、自殺する。
男から知らぬ間に時間を与えられていたウィルは、最愛の母を失い、時間を操作するこの仕組みに復讐を誓い、富裕層の住む町へ乗り込む。

そこで大富豪の娘シルヴィアと出会い、最初は成り行きだったが、徐々にシルヴィアもウィルに傾倒し協力するようになる。
タイムキーパー捜査官との攻防、時間との攻防、結構手に汗握ってしまった。

もっとお手頃な物語というか、またどっか手抜きで陳腐な映画かと思ったけど、案外よく出来た物語だった。
ほら、時間モノって穴空き放題なの多いし、記憶に新しいのでいえば【ミッション:8ミニッツ】とか、はいぃ〜〜〜?????みたいながっかりするのもあったし。
しいていえば、二人して時間強盗みたいなことしてた終わり方に、いつまで続くのかな〜って心配になって気が気じゃないよ、観客をこんな気持ちにさせちゃいかんよね、娯楽映画としては。

しかもシルヴィア、アマンダって気付かなかった。あの目、どこかで見たな〜って思ってたのに。外国人って難しい。




posted by じゃじゃまま at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月04日

【超強台風】

《★★》

思い込みとは恐ろしいもので。
私はずっと韓国映画だと思っていた。最初に漢字が出てきても、である。
でも、金魚蜂を持った子供、港町を見ていて、なんか中国っぽいな〜と感じてはいても、それでもまだ韓国映画だと信じていた。
そして夫の一言、「中国映画?」でハッとして、ああ、そうだそうだ!漢字だもんね、この港町中国っぽいもんね、と。
不思議なもので、そうと分かると、どれもこれもが色あせて見えてきて。

中国映画にもいいものはたくさんあったけど、どうも【超強台風】のようにパニックものとなると、果たしてどうだろうかと。

観測史上最大の台風が中国の沿岸都市に向かっていた。気象学者と市長は、恩師と教え子であった。
経済的損失も考えると一概に避難勧告は出せないが、過去に4000以上の命を奪った台風、やはり尊いのは人命であると、市長は決断する。

そしていったんは進路を外れた台風だが、威力を増してまた戻ってきた。
船を守りたい漁師たちには土下座の勢いで止めに入り、車にはさまれたこそ泥を助けるために、嵐の中飛び出し、避難所に鮫が入ってきたら棒を持って退治に行く。
なんともすごいスーパー市長。
中国ってこんな国だったっけ??

こんなこといっちゃなんだけど、でもどこか垢抜けないんだよね〜。
過去の台風の映像らしきものが、何度も何度も使われちゃったり、あれ?これさっきも映ったよね、ってことが数回あって、それもがっかり。

おお!台風乗り越えた〜〜〜!!!感が、なかったかな〜。


中国映画のイメージをいろんな意味で変えてくれた。

posted by じゃじゃまま at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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