2013年10月25日

【そして父になる】

《★★★★》

取り違えられた子供、それぞれの家族。大事なものは、六年間の時間か、血か。

6歳になった息子。突然病院からの電話で、実は取り違えていたことが分かる。エリートで強引な良多にとって、優しく負けん気のない息子、慶多はどこかもどかしく、血が繋がっていないと判った時「やっぱり、そういうことか」と呟く。
病院の提案で、早い時期に交換する方が望ましいとのことで、互いの家族で何度か会うが、一流企業で高級車に乗り、バリバリ仕事をこなしている良多にとって、町の電気屋さんはあまりにも格が違いすぎて、思わず「おいおい・・・」と言葉が漏れる。

自分の理想に厳しい良多は、自分にも子供にも厳しい。一緒に過ごす時間もなく、ましてや子供と一緒に遊ぶなんてこともない。

対して、一方の家族、斎木一家は、取り違えられた琉晴の下に弟妹、妻の父も同居し、賑やか。どうみても繁盛しているとは思えない電気屋さん、夕飯も大皿に餃子を盛り、早い者勝ちだし、おじいちゃんは食べながら咳をしてなんか口から飛ばしてるし。
はっきりいってがさつで、下品。だけどその下品の中に、家族のぬくもり、温かさ、思いやり、野々宮家とは対照的に描かれている。

どっちがいいか・・・なんて比べられないけど、一見するとモノに恵まれている野々宮家が幸せそうに見えて、だけど愛情不足。
モノはないけど、愛情に溢れている・・・そんな分かりやすい図式。

この物語は、どっちがどっちって話ではなくて、終わってみれば「これは福山雅治の映画じゃん」の一言。
そうだ、だってタイトルがすでに【そして父になる】だもんね。

子供に対しては通り一遍の愛情と知識しかなかった良多が、我が子と信じて育てた慶多を手放して初めて気付く、六年間という時間の長さと、知らずに育んでいた親子の絆。
血じゃなんだよ、やっぱり共に過ごした時間なんだよ、って私は思うよ。

子供を取り換えた後、大勢の家族の中で育った琉晴にとっても、野々宮家は決して居心地のよいものではなく、やっぱり自分のうちに帰りたい。
どんなに優しくしてもらっても、やっぱり違うんだよね。

慶多は、斎木家で、温かく迎えてもらい、がさつの中にある温かみに触れ、もしかしたら好きになれそうなのかも、って。
それでも、それでも自分が親と信じていたあの六年間が、慶多にとっても我が家なんだよね。

良多も本当に大切なことに気付き、斎木家に行く。
だけど、慶多は、良多を見て押し入れに隠れるし、逃げる。それは、本当は会いたいけど、だけど、パパとの約束で会っちゃいけないってミッションだから、だから我慢するんだよね。
最初に約束を破ったのは、良多。
会いたくて会いたくて、会いに来ちゃった。「六年間は慶多のパパだったんだよ」ってセリフがあったけど、私には「ずっとパパだったんだよ」ってセリフにして欲しかった。
六年間って期限つけるんじゃなくて、これからもずっと。

映画は、最後野々宮家と斎木家がどうなるかは描かれない。

夕暮れ斎木家に野々宮夫妻と琉晴が入っていくところで終わっていく。

だけど、きっとそれぞれの家に戻るような気がする。琉晴も「ただいま」って戻って行ったし、良多も、「ミッションは終わりだ」って、それはもう我慢することないよ、うちに帰っておいで、ってことだと私は思ったし。

どこかの記事で、参考になった実話「ねじれた絆」の当事者が、この映画では子供たちの苦しみが書かれていないって言ったとか・・・。
もし、子供の苦しみがもっと書かれていたら、苦しくて見ていられない、辛すぎる。
父になる話だから、これでいいのだと私は思う。

それにしても、看護師の八つ当たりで取り違えっていうのは、なんかそこだけ浮いてた。



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2013年10月23日

【シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜】

《★★★》

天才的な料理センスを持つボノは、料理に絶対的な確信と信念を持つがために客の注文にいちいち口を出し、いつも仕事が長続きしない。
婚約者との間に子供もでき、家族を守るためにペンキ職人のアルバイトをするが、ある日老人ホームの厨房を覗き、ついつい手だし口出ししてしまう。

高級レストランで三ツ星を20年間守り続けたラガルドは、ラガルドを店から追い出そうとするオーナーの息子の嫌がらせで、新メニューに行き詰っていた。
ボノがペンキを塗っている老人ホームにオーナーがいたことで、ボノの料理を口にしたラガルド。
たちまちボノを助手にすることに決め、老人ホームの厨房にいた寄せ集めシェフたちと共に新メニューに挑む。

天才的な料理人だけど、それゆえに周りと衝突が絶えないボノが、婚約者に嘘をついてまでラガルドの助手になった、果たして・・・。
料理がなんたるかも分かっていない新しモノ好きなオーナーの息子に、店から追い出されそうになっているラガルド。婚約者にプロポーズをするボノの応援に、一緒に婚約者の元へ行ったラガルドに運命の出会いが・・・。

すべてがハッピーなラストに向かい、こういうのなんていうんだっけ?
大団円か。まさしく、その通りだった。料理もすっごくおいしそうで、以前観た【大統領の料理人】もそうだけど、料理は人を幸せにする力あるよね。




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2013年07月16日

【白雪姫と鏡の女王】

《★★★★★》

自分で幸せは切り開いていく白雪姫。毒りんごはもう古い!?
もちろんあの「白雪姫」をモチーフにした映画。
いや〜、面白かった。強欲で意地悪な継母にジュリア・ロバーツ。でもどこか可愛くてだけどもちろん憎たらしい。
そして白雪姫、最初はなんとこのゲジゲジ眉毛!!って思ってたのに、だんだん見慣れてくると、とっても可愛い。王子と出会い、徐々に垢抜けてきて、最後は気品もあって、私の中では白雪姫ナンバー1!

負けない姫。強くなっていく姫。ユーモアも忘れない。

王子も、森で7人の小人たちにやっつけられて、今までにない王子像でちょっと抜けてるところもキュート。
そっか、この映画はコメディタッチで、だからどこか笑えて憎たらしい継母なんだけど、全体的にハッピーな気分で観れるんだよね。
小人たちも個性的だし、これは自分の秘蔵版で欲しいかも〜。

ストーリー的にはおなじみなので書くほどじゃないから割愛。
でも最初から最後まで楽しげな展開なので本当にお勧め。

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2013年04月05日

【スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜】

《★★★》

似たようなDVDと間違えて借りてしまった。
というか、ちょっとした勘違い。

アパートの管理人が、朝、恋人のベットから出勤する。寝ている彼女を起こさないように、そっと。

そんなことを思わせる場面から始まるわけだけど、この管理人の正体はストーカー。
人のよさそうな、おとなしそうな仮面の下に、異常なまでの執着心?クララへのあの執着心は、単に恋心なのだろうか?

夜な夜なクララの部屋に忍び込み、添い寝する。
その話を、寝たきりの母親の病室で語り続けるセサル。寝たきりでしゃべれない母親だけど、意識はあるので、セサルの話に、異常さを感じ、あの目に浮かんでいたのは軽蔑なのか、怯えなのか。
ペラペラしゃべってるけど、隣のベットには他の人いるから、そこから悪事ばれるのかなとも思ったんだけどね。

セサルは、クララのあの無邪気な微笑みを奪いたいと思っている。
可愛さ余って憎さ百倍なのか、それともセサルの愛情とは、サディスティックなものなのか。

クララの身につけるものに、なにやら菌をつけて、湿疹まみれにしたり、部屋中にゴキブリを発生させたり、困らせて自分を頼らせるのかなと思ってたけど、セサルの目的は微笑みを奪うことだったんだよね〜。

それはラストに証明されるけど。

で、このセサル。侵入がばれそうになると、なぜかセサルの応援してる自分がいる。
だけど、それは大きな間違いだったね〜。応援してたのは、最後はセサルはちゃんと償うことになるからだと、勝手に決め付けて、だから同情的な思いも込めて、多分咄嗟に応援しちゃったんだと思うんだけど、いや〜、間違いだった。

誰かセサルに罰を与えなきゃいけないね。

この男。ところどころで、本性ばれてるのに、誰も彼を止めることはできない。

口やかましく、セサルの正体にいち早く気づいた老人。クララの部屋への侵入を知っていた向かいの少女。
犬を飼っている孤独な老婦人。寝たきりの母親だってそう。
誰かが止めてくれると思っていたら、大きな間違いだった。

セサルの正体と目的に気づき、立ち向かったのはクララの恋人。彼をもってもセサルを止められず、逆にセサルによって殺されてしまった。
なんということだ。

その数ヵ月後。亡き恋人の子と思って出産したクララの元へ一通の手紙が・・・。

この男はいったい、それでどうしたんだろう?

添い寝だけの気弱な男かと思ってたら・・・。


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2013年01月06日

【最後の忠臣蔵】

《★★★☆》

劇場で観ようかなと思っていた作品。
見応えのある作品だった。
もしも、大石内蔵助の隠し子がいたら・・・。
討ち入り前夜、寺坂吉右衛門の無二の友、瀬尾孫左衛門が逐電した。大石家に三代に渡って使えてきた孫左衛門がなぜに!?疑問を抱えながらも16年に及び寺坂は、赤穂浪士の遺族を訪ね、生活を援護し、世に真実を伝える命を果たしていた。

最後の遺族を訪ねた先で、寺坂は孫左衛門に似た人物を見かける。
その人こそが、大石内蔵助から密命を受け、裏切り者の名を受けながらも、内蔵助の子供をその時が来るまで育て上げる、その使命を果たしていた孫左衛門、その男だった。

当時は重罪人の子として命さえ危ない赤子、可音を世間から隠し、ひたすら守り続けてきた孫左衛門。
その可音を、茶屋の嫡男、修一郎が見初めた。消息を尋ねられる孫左衛門。真実を告げられず葛藤する。
当の可音は、物心ついた頃から傍にいた孫左衛門を父のようにも、初恋の人のようにも想い、慕っていた。その想いに応えられない孫左衛門。武士の心に女子は住めない、そう悟り、嫁ぐ覚悟を決める可音。
ようやく可音の素性を明かすときが来た。
寺坂も、真実に突き当たり、ようやく16年間に及ぶ疑問が溶ける。

一番の見所はやはり、可音の祝言の日。
大石様のご息女の婚礼と聞きつけ、後から後から大石に忠誠を誓った武士たちが駆けつけ、道中を守り従う。
もう、なんとそこは涙なくしては見られない。
なんと日本人の律儀なことよ!!

でもその後には、予想通りの結末が・・・。
大石家に仕えてきた孫左衛門にとり、主人の命を受け、立派に育て上げ嫁がせた、そこで使命を果たし終えたわけで、残された道は主、仲間の後を追うことではないだろうか。
それしかラストを飾れない、だけど、もういいじゃないか、16年間ずっと裏切り者として辛い日々を過ごしてきたんだから、この後は自由に生きたっていいじゃないか!と私は叫んでしまった。(心の中で)
寺坂だって生きてるじゃないか!

そんな個人的な私の叫びが届くわけもなく・・・。

もしも嫁いだ可音が孫左衛門のことを知ったら・・・なんてその後のことを想像してみたけど、あんまり意味がなかった。桜庭ななみは可愛いと思ってた女優さんだったけど、演技力はイマイチだった!?

それはそれとして、とても美しい映画だった。

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2012年12月05日

【幸せパズル】

《★★★☆》

家族が生きがいの専業主婦のマリアが、ある日見つけた自分の幸せ。

自分の誕生日パーティなのに、給仕に忙しいマリア。時たま見せる疲れた顔とため息が、主婦の共感を呼ぶ。
夫や姑、息子もみんなマリアを大切に思ってはいるけど、誰もマリアの孤独感に気付かない。
自分の誕生日なのにね〜。誰も手伝わないし。
みんなが帰った後、山のように積み重なる食器。そんなとき、ふとプレゼントの山を見ると、伯母さんからの包みの箱に目が行く。
開けるとジクソーパズルが。何の気なしに眺め、手に取り、並べていく。
どんどん繋がり形になっていく。箱の写真を見てはまたピースを手に取り合わせていく。

マリアには才能もあったし、きっと性に合っていたんだよね。

だけど夫は理解しない。パズルを手にとって眺めていると「そんなのいらない」と言い、思い直したように「買ってもいい。こっちなら何度でも挑戦できる」って、まったくもって理解のない言葉。
この夫、マリアのこと愛してるんだけど、でもまったくマリア自身を見てないんだよね。
マリアにはそういうこと言うくせに、店に来る女性客には「太極拳はいいですな」とか言っちゃって。
しかも自分も太極拳真似して、こいつ、実は浮気してんじゃないの?って勘ぐっちゃったけどね。

でもマリアも黙っちゃいない。店で見つけたジクソーパズル大会パートナー募集の広告を見つけ、密かに連絡を取り、家族に嘘をつき練習に行く。
伯母さんの手伝いに行くと嘘をついて、大富豪ロベルトの元へと練習に通う日々。
いつか夫が尾行して気付くんじゃないかと思ってたけど、なかった。

マリアはとっても潔癖で、ロベルトは大富豪なのに独身。そしてかつてのパートナーも女性で、絶対女好きだよね〜。
絶対かつてのパートナーとも寝てる。
なにか色香を感じるんだよね。で、マリアはロベルトがそんな香りを発すると、途端に身を硬くして顔がこわばる。
そんなずれてないマリアにも共感を覚える。

大会へ出ることをなかなか打ち明けられないマリアだけど、夢中になりすぎてチーズを買い忘れたり、息子のアパートを見に行かなかったりと徐々に家族たちが不満を持ち始める。
それでもマリアは負けなかった。やっと見つけた自分の好きなこと。パズルを組み立てることが自分そのままなんだ、と主張しているようで、応援したくなった。いや、最初から応援してるけど。

大会のことも夫は爆笑した。そんな夫を許さなかったマリアは、これが本当のマリアなんだと思う。
家族の犠牲になってるままじゃない。本当は芯の強い意思のある女性なんだよね。
大会当日。マリアは本領を発揮し、ライバルたちの視線も撥ね退け優勝した。

この日、とうとうロベルトと一線を越えてしまうんだけど、なんていうのかな。アルゼンチンとフランスの合作。大人テイスト。
一線を越えても、だからといってマリアと夫の関係がどうなるわけでもない。
そしてハリウッド映画にありがちな、いったん壊れかけた家族が再生して世界大会を応援に行く、とかそんなハッピーエンドにも走らない。
マリアはやっぱり世界大会へは行かないんだろうな。
それがマリアの区切りなんだと思う。ここまで、と。

でも心に好きなものを持つマリアは強い。この先、また夫や息子たちのために世話はしても、マリアの心の中には崩れない自分というものがある。
なんか羨ましい人生だな〜って心から思う。



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【最低で最高のサリー】

《★★》

無気力で人生の目的が分からないジョージは、ある日学校の屋上でタバコを吸うサリーをかばったことから、二人は急接近するが、サリーに「友達から恋人にはなれない」と言われ、互いの気持ちに素直になれないまま卒業を迎える。

昔の映画【恋しくて】みたいなのかな〜と思ったけど、違ったね。

ジョージの無気力ぶりは、なんとなくだけど、分かる。
人生、若いうちはいろいろと壁にぶつかるよね。
だけど、ママの再婚相手が、会社が駄目になって、どんどん自棄になっていくのもあの年代の男の子にとっては許せないことなんだろうね。
そんな思いをぶつけ、受け止めきれない継父。思わず殴ってしまうけど、そんなことがあってママは離婚を決意する。
ようやくジョージも、このままじゃいけない、ママを支えたいとか、そんな風に自覚し始めたのかな。
いいね〜、なんかきっかけがあって、急に成長する辺り。
今までは「どうせ死ぬんだから勉強なんて」なんて言っていたジョージだけど、卒業するために課題を次々へとこなす。
この経験は絶対ジョージにとってかけがえのないものだよね〜。

で、いつの間にかサリーは先輩と付き合ってたわけだけど、このままさよならなのかなと卒業を迎えた日。

サリーは戻ってきたんだね〜。
どうも私はサリーのくだり、寝てしまってあんまり覚えてないんだけど、ま、うまくいったんならそれでいいや。


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2012年11月23日

【スノーホワイト】

《★☆》

グリム童話の「白雪姫」をアレンジした【スノーホワイト】。
王子様に助けられるか弱き姫ではなく、自らが国を救うために、継母の待つ城へ乗り込む強きスノーホワイト。
そんなストーリーなんだろうけど、こういっちゃなんだけど、スノーホワイト役のベラ。あ、じゃなかった、クリステン・スチュワート。
どの表情取っても全部【トワイライト】そのまんまじゃん!

私は普段こういうのあんまり気付かないし、外国人の演技なんてどれが上手いんだか下手なんだかわかりゃしないはずなんだけど、いや、さすがに気付いたね。
城に乗り込むときの表情も、リンゴを食べちゃった後の苦しみ方も、【トワイライト】でエドワードにあんたははヴァンパイアか、と告発した時の表情と、敵に噛まれてあわやヴァンパイアに、って時のもだえ方とまったく同じ。

そもそももしかしたらあんまり演技お上手じゃないとか??

私は城に乗り込む時は、こっちが鳥肌立っちゃうくらいもっと毅然と堂々と家来を従えて乗り込んで欲しかったけど、迫力にだいぶ欠けたし、あんまり気品ってものもなかったような。
【アリス・イン・ワンダーランド】のような、強さを期待してたんだけどね〜。

そもそも姫を毒リンゴから救ったあのキスは、幼馴染みの公爵の息子ではなく、妻を失って飲んだくれてたあのハンターだし、意味わかんな〜い。

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2012年09月22日

【THE HIKE】

《★★》

邦題は【ザ・レイプ 陵辱】なんで、さすがにそれをトップに書くのはためらわれたので、原題にしました。そもそも邦題をこんな風にしたら、とっても勘違いしそう〜。《きゃ〜、ビリビリッ!いや〜〜》みたいなものを想像してると期待?外れですね。
元々の原題が【THE HIKE】なので、ハイキングに来ていた女性たちが暴漢に襲われていくっていうそんな話。だけど、あんまりHな感じじゃない。
出てる俳優もポルノ女優っぽくて絶対有名じゃないよね〜みたいなオーラ。なのに、Hな感じじゃない。
まるで【デッドクリフ】のような、そんなサスペンス感で、ま、もちろん【デッドクリフ】に比べると、B級C級D級以下だけどね。

女5人でハイキングしましょうってことで、恋人に死なれたケイトや、モデルで男運のないなんだっけ?女の子、みんなで集まる。
だけどケイト以外は、男好きしそうなどこかで出会いを期待しちゃってる軽い女の子ばかりで、こんなんだから邦題はこうつけたくなっちゃったのかな。

行く先々で実は女性の死体が転がっている。水の中だったり、洞窟の中だったり。でもそんなことには気付かず5人は先へ進む。
どうでもいいお馬鹿女たちの会話が続き、いったいどこからこんなタイトルになるんだろう?と思ってると、怪しげな3人組に出会う。
男一人女二人のグループで、男は凶暴そうだし、女二人引き連れて、いらぬ想像してしまうけど、これはあくまでもトラップ。
肝心な男たちとはその後でやっと出会う。

一見山登り好きで、鍛えてるのかな、みたいな男たち。もちろん女たちはモーションかけまくりで、この後起こる惨劇なんて想像もしていない。
夜になり、一人焚き火の木を集めに来てた一人がいなくなる。

ケイト含めみんなで探すけど、この女たちは、友達よりも、探す振りして男たちに近づいちゃったりしてね。そっちが目的みたいな。
やがて夜が深くなり・・・。いなくなった友達を探すうちに昼間出会った男一人女二人のうちの一人の死体を見つけちゃう。
パニックになる女たちなんだけど、この時はまだてっきり犯人はあの男女グループの男なんだと思ってると、本性を出したムキムキマンたちが(といってもムキムキマンっぽいのは一人だけ)次々に襲い掛かかり、最初からムキムキマンたちに興味なかった、元軍隊出身のケイトだけが猛然と反撃する・・・ものの、あっけなく崖から突き落とされて、残された女たちはあっさり捕らえられる。

捕まってみると、怪しげに見えた男女グループの男もグルグル巻きにされてて、全員がムキムキマンたちに縛られてる。
こいつらはハイキングに来てる人たちを狩りのように人狩りして、犯して殺していく異常者たちだった。

だけど、全然タイトルのような感じがしないのは、襲ったりするんだけど、山の中を走り回った挙句なんで、泥だらけで、なにがなんだかさっぱり。こんな泥だらけになりながらそんなにしたいかね?みたいな。
ただ単に暴力振るいたいだけの男たちじゃん。でもさほど暴力シーンも過激じゃないし、それよりも、ホラーとサスペンスのような。

【13日の金曜日】みたいに、どこまでもどこまでも追ってくる。
崖から突き落とされて重傷を負ったケイトだけど、一命を取り留めて、みんなを助けに行こうとするけど、悲鳴や暴力の音に竦み、逃げ出したいと思う。
そんな弱気を跳ね飛ばし、友を助けに行くんだけど、ムキムキマンのリーダーとまさに死闘を繰り広げる。
どっちも負けないっていうか、やっぱり男の方が強いから、ケイトは重傷の上にさらに攻撃受けちゃって、やっぱり逃げることにする。

でもどこまでもどこまでも追ってくる。そこにモデルの元恋人が未練たっぷりに彼女たちを探しにやって来るわけだ。
ケイトは「逃げて!」といい、友達の元恋人は「よし!まかせとけ!」みたいにケイトを逃がし、恋人の仇とばかりにリーダーをやっつけようとするんだけどさ。
車で来てるんだからさっさとケイトを連れて逃げた方がよかったよね。

全然どうでもいい映画だったわりに、この辺から私の中ではホラーとサスペンスのようで、★二つの評価。

ボロボロになりながら走ってようやく家を見つけるケイト。
早くしないと追って来ちゃうよ〜とハラハラ。本当はケイトなんてどうでもよかったわりに、どうも逃げる方に肩入れしちゃうもんだよね。

ドアを叩き、ようやく女性が現れ、助けを求めるんだけど、ここで私は【チェイサー】を思い出しちゃって、逃げた先で皆殺しになっちゃうんじゃないの〜ってドキドキ。
ところが違うどんでん返しだった。
家に飾られた写真を見てケイトは愕然とする。なんとあのリーダーの家だった。そしてこの女性はあの男の妻だった!!
夫の凶暴さを知らず、夫たちが森の中でなにをしているのかまったく知らない妻。

そこにリーダーがやって来ちゃう。ってことは、あの友達の元恋人も殺されちゃったのね〜。
ケイトは「この男は殺人犯!」と叫べば、「この女はおかしい!」と訴える夫。
女性はなにがなんだか分からなくなって、その間にもケイトと夫はまたもや死闘を繰り広げる。

自宅のプールで互いを沈めようとするけど、ここでやっぱりリーダーを応援してる自分がいる。
っていうか最初からケイト嫌いだったんで、負けて欲しかったのに、さすが水の中では元軍隊が強いのか、リーダーを沈めて息の根を止める。

やっと闘いが終わり、助かった〜とプールから上がろうとするケイトだけど、そこには目の前で夫を殺された女性が立っていて、ケイトに最期の一撃を与える。

これがね〜、なかなかの衝撃で満足のラストだった。
だけどもちろん映画としては人様に言えるようなもんじゃないんだけど、終盤はなかなかの見ごたえがあって、人知れず私は衝撃を受けてしまった。
posted by じゃじゃまま at 11:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【スウィッチ】

《★★★☆》

イラストレーターのソフィは、当てにしていた仕事がフイになり、同情した編集者クレールとランチを共にする。その時に教えられた部屋交換のサイト。部屋を交換してリフレッシュするといい、パリはお勧めよ、なんて言葉を信じて申し込むソフィ。

一件ヒットし、互いに鍵を交換して楽しい休暇になるはずだった。
パリに着き、空気を感じ、さあ、明日から新しい自分になるんだ!と期待して眠りについたはずのソフィ。
目覚めると気分は最悪で、自分の身になにが起こったか分からぬままシャワーを浴びていると、そこへ警察官が突入してくる。
なんと部屋から男性の遺体が発見される。しかも頭部を切断されていた。
殺人の容疑者として連行されるソフィ。自分はソフィだと言っても信じてもらえず、その部屋の住人、ベネディクトとしてパスポートも見つかり、部屋だけではなく人生もスウィッチされていた。

そう、すべては最初から仕組まれていた。

なにを言っても信じてもらえず、精神鑑定まで行われる。もちろん最初からベネディクトにより仕組まれているので、なにを言っても無駄なんだけど、ソフィはなんと脱走しちゃうんだよね。
一介の女性が、ナイフやら逃走やら素人とは思えませんってくらいの手際と機転のよさで、警察の追跡をかわしていくんだ、これが。

だけど、ずぶの素人じゃありませんって逃走劇を繰り広げたソフィなのに、大きな失敗を犯す。

カナダにいる母親に、自分に成りすましている偽者、ベネディクトを偵察に行くよう頼む。これはまずいでしょう。なんといっても相手はここまで仕組む犯罪者なのに、大事な母親を行かせるか?普通??

案の定、乗り込む母親はベネディクトによって葬られてしまう。泣き絶叫するソフィだけど、当たり前じゃんね。考えが甘いよ。
最初に頼んだカナダの警察はやる気もなく駄目駄目だったけど、それでも母親を一人で行かせちゃまずいでしょ。警察官と行かせるとかさ。

ソフィの母親を殺害したベネディクトはなんと!パリに戻る。なんでここまでして執拗にソフィを追い回すのか。もちろんそれには理由があったんだけど、それはまず私たちには予測つかないからルール違反?

そうだな〜、もし私は同じ目に遭ったら、一番最初に警察に母親の存在を打ち明けて、確認してもらう。
ソフィは女性編集者の名前を挙げちゃったから、時間かかっちゃったんだよね。だって彼女もベネディクトによって殺されてたから。

だから最初に母親に電話して、って頼んでたら本人確認はもっと早く出来てたし、まず母親も殺されなくて済んだかも。
ま、それじゃ話進まないんだけど。

ソフィを執拗に追い回してたベネディクトにより拉致されてしまい、間一髪でソフィを助けたのは、ずっとソフィを疑い続け追いまわしてた警部だった。よかったよかった、気付いてくれて。

それにしてもまさかソフィとベネディクト、トマが異母兄弟だったとはね。
それは絶対思いつかないよ、ソフィがあんなに逞しいのもちょっと理解に苦しんだけどね。

posted by じゃじゃまま at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月12日

【最強のふたり】

《★★★★☆》

パラグライダーの事故により首から下の感覚が麻痺してしまった大富豪のフィリップ。
失業保険目当てで働く気のないドリス。介護人の面接で、他の者はみな資格があるとか経験あるとか、障害者を下に見てる態度がプンプン。そんな彼らに嫌気がさしているフィリップは、まるでやる気がなく、介護人の知識もまったくないからこそ偏見も差別もないドリスに興味を持ち、介護人に指名する。

富裕層と貧困層、決して交わることのなかった彼らが、介護する人される人の枠を越え、強く深い絆で結ばれていく二人の交流を、笑いあり、涙ありで見せてくれた。

冒頭は、いきなり暴走する車のシーンから始まり、パトカーに追われる中、車中で逃げ切れるかどうかの賭けをする二人。
フィリップの機転とドリスの度胸でまんまと警察を出し抜き、そこから二人の出会いの面接シーンへ。

刑務所帰りのドリスは複雑な家庭環境で育ち、家にはたくさんの弟妹がいる。みんなを養うために母親は働き詰めで、実は刑務所帰りのことも母を心配させたくなくて黙っている。
母は、半年間音信不通だったドリスをなじり、溜まらず家を飛び出す。そして、そんなつもりもなかったのにドリスはフィリップの介護人に。
そこはドリスの生活圏からすればまるで天国。いや、私から見ても天国だ!

まるで介護の知識もなければ、やる気もなかったので、トイレの世話も拒否したり、足に熱湯かけてみたり、手足を動かせないフィリップに電話を差し出したり、やることが型破り。
なんだけど、ドリスの行動には差別がない。フィリップに哀れみもない。相手が金持ちだからって卑屈になったりひがんだりもしない。
あるがまま。
だからフィリップは次第に信頼を寄せる。それはドリスにとってもきっと初めてのことなのかも。誰かに信頼されるって。

誕生パーティではダンスパーティをしたり、やることなすことがすべて型破りだけど、フィリップだけじゃない、次第に他の使用人や秘書たちもドリスに心を開いて、みんなが楽しそうに、幸せそうに笑いあう。
私は、このシーンが結構好き。
車椅子の主人を差し置いて、楽しそうに踊っちゃうドリスって無神経?見つめるフィリップの目が悲しげに見えたけど、でもフィリップは、退屈極まりないパーティをこんな風にみんなが喜んでる笑顔を見てやっぱり、嬉しかったんだろうな。そんな経験をさせてくれたドリスに、またもや座布団一枚!の気分かな。

一度はフィリップと離れたドリスだけど、次に来る介護人とはうまくいかず、ドリスと出会う前に戻ってしまったフィリップを心配して戻ってくる。
伸びきってしまった髭を剃るシーンは、なんだかすねてた子供が素直になったみたいで、フィリップがいとおしく思えた。

音楽もすごいよかった。ピアノが流れてくるんだけど、ラスト、それ聞いてるだけで心洗われるっていうか、涙が自然にこみ上げてきた。

実話では、介護人は黒人ではなかった。きっと富裕層と貧困層、出会うはずのなかった格差っていうのを映画では強調したくて脚色したのかなって思った。
映画では仕事を見つけて自立したドリスと、フィリップはどうなるのかな?って感じで、ロールで、実在の彼らはそれぞれ幸せに暮らしてる云々って入ったけど、フランス映画らしいな。

これがハリウッドなら、はっきりくっきりラストはこうです!めでたしめでたし!だけど、フランス映画は大人の余韻を残して終わる。
それにしても上質な映画でした。
とにかく音楽がグッドよ。


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2012年08月24日

【ステキな金縛り】

《★★★★☆》

妻殺しの容疑で逮捕された男性の弁護をすることになった出来ない弁護士宝生エミ。
容疑者のアリバイを証明するために、矢部が出会ったという落ち武者の幽霊に会いに旅館へ行く。
証言を頼み、一緒に弁護士事務所に連れてくるが、上司である速水に紹介するが、当然速水には見えない。
そんな状況の中で、裁判が繰り広げられる。

見えるのは、容疑者矢部と弁護士宝生。裁判官にも見えない。担当検事の小佐野は非現実的な証人など認められないと真っ向から対決するが、実は実は、小佐野には見えていた!!!!

更科六兵衛は矢部のアリバイを証言することはできるのか。深津絵里演じる宝生は矢部を助けることはできるのか。
前代未聞の法廷劇が始まる!

面白かった!!!!【マジック・アワー】も面白かったけど、まず発想にやられたよね。
深津絵里ちゃんはもう日本を代表する女優さんだね。以前から彼女の出る作品はすべて好きだったけど、コメディエンヌとしても最高。
ファンとしては、彼女の出る作品をいつまでも見ていたいけど、このまま一生独身でいるのも心配だし、なんて大きなお世話なんだけどね。

西田さんや阿部ちゃん、これでもかってぐらい豪華なキャストで、予算が心配になってしまった。
深津ちゃんのお父さん役はツヨポンじゃなくてもよかった気もするけどね。
長い映画だったけど、飽きの来ない内容だった。

posted by じゃじゃまま at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月04日

【スリーピング・ビューティ 禁断の悦び】

《★☆》

え〜、なんすか、この映画。
いや、もっとワクワクしてたんだけど、あら、肩透かしってな気分で。
かなり私は危ない人間ですね。
お金に困ってる女子大生。研究所みたいなところで実験台になったり、夜はレストランで働いて、でもいっつもクローズ後のテーブル拭き。
で、バーで男探し!?
明け方戻れば、家にはなんだか分からない男女がいて、家賃を払えとうるさい。

ある日新聞広告で見かけた募集欄に電話をするルーシー。とっても怪しげなバイトで、挿入はなしよ、なんてあからさま!
下着姿で老人に給仕する仕事だけど、徐々にエスカレートしていって、睡眠薬で眠らされ、その間なにが起こってるのかは知らされぬまま、高額のバイト代をもらう。

これって男のロマンなのでしょうか!?

それが言いたかったことなのか!?

それにしても事情のよく分からない映画だった。家にいたあの男女は何者?てっきり両親の家を姉妹で取り合ってるのかと。家賃を払えとうるさいのはお姉さんのボーイフレンドかなにかか?
ちょくちょく訪ねてたバードラントは何者よ?元彼の友達?しかも病気で死にかけてるっぽいし。
まずそうなシリアルにお酒かけて渡してたけど、絶対まずそう。
あの女の子は、きれいな顔してるけど、どこか心壊れてるね。

なんすか、なんすか。まったくワクワクもしなかったし、正体不明の気味悪さの残る映画だった。



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【スライディング・ドア】

《★★★★☆》

公開当時これも観に行ったな〜。
その時に強く思ったのは、出会うべき人とは必ず出会う。遠回りしてるように見えても。って、人生、たらればの繰り返しでいっつも後悔してるけど、でも本当に出会うべき人とは絶対に会うんだな〜って思って、元気出たんだよね、当時。

そして、変わらずにまたもや思ったのは、相手の男性陣がなんだかやっぱり残念。
いまいち格好よくないんだよね〜。これがもっとハンサム君(今はイケメンか)だったらもっともっとヒットしたような気もするのに。

ヘレンが会社をクビになった日。エレベーターで一瞬の出会いがあった。
お互いにそうとも気付かず、急いで駅へ向かうヘレン。閉まりかけるドアに滑り込んだヘレンと、乗れなかったヘレン。ここでヘレンが二つに分かれ、それぞれの人生が展開される。

乗れなかったヘレンは恋人の浮気に気付かず、浮気相手の女性に嫌がらせされたり、恋人にとことん裏切られる。
乗れてしまったヘレンは、恋人の浮気現場を目撃して、そのまま別れ、ぼろぼろになりながらも新たな出会い、新たな仕事で人生をスタートさせる。

どちらかというと、乗れたヘレンの方が人生を謳歌してるように見える。失恋するけど、そこから這い上がってくる強さ。
新たな出会いもあるけど、彼には実は妻がいて、そこでまた傷つくけど、誤解と分かりドラマチックで波乱万丈ながらもやっと幸せに・・・。

一方、とことん恋人と浮気相手にだまされ傷つけられるヘレンも、最後の最後でやっと恋人の裏切りに気付き、さよなら!!ってところで・・・。

二人のヘレンは、交通事故と階段から転落、病院へ運ばれる。二人ともお腹の子供は亡くなってしまい、さあ、どうなるってところで二つに分かれていた人生が、一つのヘレンの命が終わることで一つになる。

どうせなら幸薄い乗れなかったヘレンよりも、人生を切り開こうとしてたヘレンの方に吸収された方がよかった気もするけど、幸薄いヘレンが生き残り、ようやく恋人と別れる決意をしたところで、ジェームズと再会、じゃなくて出会う。
ここで初めて出会うんだよね。本当はもう一つの人生ではドラマチックな二人だったのに。

でもここから始まるんだよね、ヘレンとジェームズは。
たられば、なんて後悔しないで、きっとどこかで人生は繋がってるはずだから。

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2012年05月17日

【ゾンビ処刑人】

《★★》

ま〜〜〜、なんともいえないこの後味。
戦死した親友バートの葬儀で、ジョーイはバートの恋人となにやら汚いキスシーン見せられ、え〜、どういう方向にいくのかな〜と一抹の不安。
そして墓地、ガタガタと動き始めて、そこから這い出てきたのは腐りかけた男、バートだった。
ジョーイの元へ行くけど、普通なら大騒ぎってとこだけど、頭悪いジョーイは、ゾンビのバートを受け入れちゃう。
ゾンビだから人肉って気もするけど、ジョーイが「血だ、血だ」って騒ぐから二人で血を盗みに病院へ。

駐車場では強盗に遭遇して、撃たれても死なないバートなんだから勝ち目はないよね、強盗に。
そのまま強盗犯の頭から流れる血を吸うのは、全然コメディでもなんでもなく、おぞましかった。

コメディってあったから楽しみにしてたけど、あんまり笑えない。
なんとってもジョーイの汚さ、バートもイマイチ。ま、ゾンビに男前を期待しちゃいけないんだけど、ま〜、ジョーイったら。
なんか口臭そう〜。

とにかくジョーイがおばかってところにこのゾンビ映画のコメディ部分はかかってるんだろうね。
気持ち悪いんだよね〜、なにもかもが。
ゾンビのバートと、またバートと一緒にいられることに単純に幸せを感じてるのかバートを支える?ジョーイが、悪人を殺しては血を吸って、川に死体を捨てている。
どこにも美しさはないしね。

ジョーイまでゾンビになっちゃって、そもそも売人のジョーイだから良心とか常識なんて持ち合わせてなかったのね。
無敵になったと、強気になって、友人まで殺しちゃう。
そこでバートは目が覚めるわけだよね、ジョーイは一線を越えてしまったと。
一番最初に殺した強盗もまたゾンビになっていて、仕返しにやってくるところなんて、もうおぞましいのなんのって。
ちっとも笑えない、どこを笑えというのだろう。

ゾンビ映画に美しさを求めちゃいけないけど、絵面が汚いんだよね〜。ああ、思い出してもテンション下がる。
とはいえ、怒ってるわけでもがっかりしてるわけでもなく、いいのいいの、こういうもんだからゾンビ映画なんて。
ただジョーイがきったないんだよね、それだけ。

結局、バートはどうなってしまったんだ???
政府だかWHOに隔離されて、なんだか標本みたいになっちゃって。
最後、空から落とされて炊けど、あれって生物兵器としてどこかに送り込まれちゃったの??

もしそうなら、それはそれで意外な方向で、驚きかも〜。


posted by じゃじゃまま at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月23日

【それでも恋するバルセロナ】

《★★☆》

ああ、ウディ・アレンの作品だったんだね〜。
アメリカ人のヴィッキーとクリスティーナは、ヴィッキーの親戚のいるスペインへ旅行に来た。
そこで破滅的な画家フアンと出会い、芸術肌のクリスティーナは興味を示す。
堅実的なヴィッキーは嫌悪感を露にするが、なんと先に寝てしまったのはヴィッキーだった。

一夜の恋が忘れられなくなってしまったヴィッキーだが、そうとは知らずにクリスティーナはその後フアンと同棲を始める。
結婚が決まっているヴィッキーだが、胸にはフアンへの熱い思いが消えずに残っていた。
だけど、フアンの心はクリスティーナに移っていて、ヴィッキーは心ここにあらずといった結婚生活を送ることになる。
クリスティーナとうまくいっていたフアンだが、そこへ元妻マリアが戻ってきて修羅場の予感。

ところが修羅場だったのはフアンとマリアの二人であって、そこにクリスティーナという仲介がいるだけで、この三人は奇妙でうまい具合の三角関係が築かれていく。
この蜜月も長くは続かず、クリスティーナは奇妙な三角関係に疲れ、やがて去る決意をする。

となると関係は脆くも崩れるもので、フアンとマリアも破局。
一人になったフアンは、不幸な結婚生活をしているヴィッキーに戻る。
ヴィッキーは迷う迷う。フアンへの気持ちもくすぶってはいるけれど、元々堅実だからね、こんなことしていいのかどうか。
そうこうしていると、銃声が!!!!
マリアが戻ってきて、二人の姿に逆上。これぞ修羅場。

これでようやくヴィッキーも目が覚めるわけだけど、カフェで一人傷心のヴィッキーを、やれやれといった感じで慰めるような呆れるようなクリスティーナの表情が、いったいあのバルセロナはなんだったのかと滑稽に思えた。

それにしてもマリア役のペネロペ・クルス、見事にはまり役。


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2012年04月22日

【サンシャイン・クリーニング】

《★★★★》

負け組美人姉妹が一発逆転を狙って始めた事件現場の清掃事業。彼女たちがやがて見つけた答えとは・・・。
ビターな味のコメディ。ほろ苦く、でも希望も見えて、ちょっと泣ける。

シングルマザーのローズは、高校時代はチアリーダーで学園のアイドル。だけど恋人は他のクラスメイトと結婚。今はハウスクリーニングをしながら息子を育てているが、息子のオスカーは問題児でいつも学校から呼び出され注意をされる始末。挙句に仕事先の裕福な家で、高校時代の同級生と再会してしまい、みじめな思いをする。そして、高校時代の恋人とは不倫関係にある。
妹のノラは、いまだに自立できずに父親と同居中。仕事はいつも長続きせずに辞めてしまう。
ローズは、オスカーを私立に通わせるため、お金になる事件現場の清掃を思いつく。

ある現場でノラは孤独に死んでいった老婆のバッグから娘の写真を見つける。娘に老婆の死を伝えるために消息を探すが、なかなか伝えられない。
素人姉妹の現場清掃はルール違反ばかりで、ローズはクリーニング用品店のウインストンの助けを借りて悪戦苦闘しながらも健闘する。

なんとなくうまくいきそうな予感のときに、そうは問屋が卸さないとはこのことだ。
次から次へと失敗が連鎖していく。

不倫相手の妻と偶然スタンドで鉢合わせ。
「知ってるんだからね」と詰め寄られ、しかも高校時代はアイドルでも勝者は私よ、と言わんばかりの(いや、言ってたか)の身重の姿に打ちのめされ、クラスメイトから招待されたベビーシャワーのパーティに、どうしても見返したくて、ノラに仕事を任せ、オスカーを無理やりウインストンに押し付け、見栄を張って出席したけど、やっぱり負け組のローズ。
ノラが現場を全焼させ、仕事も信用も失う。

なんだかね〜、ここは一気に泣けた。
なにをやってもうまくいかない姉妹。せっかくウインストンとも信頼関係築けそうだったのに、オスカーを押し付けたり、現場を全焼させたり、なにもかもが裏目。

彼女たちの母親は実は自殺していて、父親も胡散臭い仕事ばかりしていて、うまくいかず、なんだかがけっぷちのローズを見ていて、ああ、こういうときってあるし、こういうことよくあるよね〜ってじんじん泣けた。

ノラも勇気を出して、娘に真実を打ち明けるけど、「やっぱり尾行してたのね!!私に興味を持ってくれたと思ってたのに」と思い切り拒否される。
全焼事件以来姉妹は断絶。

そのことに父は胸を痛めてるけど、ローズの怒りは強く深い。

オスカーの誕生日。ダイナーでの誕生日会に憧れていたオスカーのため、一家が揃う。まだ許してないローズだったけど、ダイナーのトイレでの姉妹喧嘩は、そのまま二人の絆を感じさせてたね。
その場にウインストンが出席してたのも嬉しかった。

映画ではその後の二人の進展とかなんにも予感させるものはなかったけど、またウインストンと信頼関係結べればいいなと期待する。

自分探しの旅に出るノラ。
父親は「信頼できる人を見つけた。その下で働く」と言って家を売り、ローズの元を訪れる。
そこにはクリーニングの看板が描かれた新しいバンが・・・。

はっきりしたハッピーエンドではないけれど、どんなに失敗が続いても、うまくいかないことばかりでも前を向いて頑張っていこうよ、ってそんな気になれる映画でした。

posted by じゃじゃまま at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ジュリエットからの手紙】

《★★☆》

期待しすぎてたせいか、なんだか変な突っ込みどころ満載。
婚約者と訪れたイタリア。新しくオープンするお店の準備に忙しい婚約者に不満を抱きつつ、ジャーナリスト志望のソフィは彼の言うがまま。
ある日実在するジュリエットの家のレンガで古い手紙を見つけ、その手紙に返事を書いたことで騒動が巻き起こる。

50年前に書かれたラブレター。愛しながらも留学期間を終え彼の元を去ってしまったクレアにソフィが返事を書き、クレアの恋心が再燃してしまい、クレアはイタリアへやってくる。
そしてクレアの孫はソフィに余計なことをするな、と意見する。

50年前に別れた男性を探しに、奇妙な三人の旅が始まり、クレアは諦めていた恋を、ソフィは真実の愛を見つけるってストーリーなわけだけどね。

そもそも50年も前の自分の諦めていた恋を、もう一度ってイタリアへやってきちゃうクレア。
映画だから許されるけど、実際にやられたら、今の家族には大迷惑じゃないか??
これもまたご都合主義で、お互い伴侶を亡くしていたって設定も、映画だからならでは、で、もしも奥さんがまだ生きてたら?
私が妻の立場なら、非常に不愉快だわね。

ソフィの婚約者も自分勝手で、自分の店の準備ばかり。そしてソフィがどこかへ行ってもちっとも気にしないなんて、そもそもこの二人は終わってるよね。
で、クレアの孫のチャーリーといがみ合いながらもいつしか気になる存在、なんてま〜。

いいんだよ、いいんだよ、いがみ合いながらいつしか・・・なんてよくあることだし、それがまたいいんだけど、どうもこの映画に関して言うならば陳腐すぎ〜〜。

50年ぶりに会って再婚しちゃうなんて、ちょっとね〜〜。実はすっごい嫌なやつだったり、相性合わなかったらどうするんだろね〜。なんて映画だからいいんだけどね。

posted by じゃじゃまま at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月20日

【サンクタム】

≪★★★≫

洞窟探検家の父に反発しながらも手伝っているジョシュ。ジョシュが言われた仕事をせずにフランクに怒られた日、仲間が事故死してしまう。
仲間を見殺しにしたと詰め寄るジョシュに、あの状況ではフランクの行動は正しいと周りは諭すが、父子の溝は深まっていく。
地上班との連絡が途絶え、地上では嵐が来ているがそれが伝わらない。
気づいた時にはすでに大量の雨水が流れ込み、出口が塞がれてしまう。決死の脱出が始まる。

実話っていうことなので、え〜、殺人が起こってますが!!とかお父さん死んじゃったじゃん!!とかかなりびっくりしたけど、どうやら嵐で出口が塞がれてみんなで脱出しました、っていう実体験を、脚色したってことなのね。

だよね〜、カールの殺人行為とか、カールの恋人ヴィクトリアの嫌な女っぷりとか、関係者見たら誰のことか分かるし、そもそも私も、一体カールやヴィクトリアは誰がモデルだい??って調べようと思ってたし。そんな不名誉なこと映画にすんの止めてほしいよね、いくら死人に口なしだとしても。

と思ったら、脚色ってことで。

私は未知のものとか、閉じ込められたり、真っ暗闇なんて、真っ平ごめんなので、そもそも冒険家、探検家なんて無理だけど、やだね〜〜〜。
よく潜るよね。
カールの豹変ぶりはホラーだったし、ヴィクトリアも突然悪魔のようで、スリラー。

ほとんど洞窟の中で、息を詰めて観てしまったけど、気付くと太陽を見てないって思って、息苦しさを感じてしまった。そのわりには結構見入ったけどね。

posted by じゃじゃまま at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【猿の惑星:創世記(ジェネシス)】

≪★★★★☆≫

面白い!よくできたストーリーだと思う。睡魔に一度も襲われず、ずっと引き込まれてしまった。
製薬会社で薬物研究者のウィルは、新薬完成か!?と思った矢先、実験台の雌猿が凶暴化してしまい失敗に終わる。
ところがそれは妊娠していた雌猿の防衛本能が原因だったのだけど、開発は頓挫してしまう。
そして雌猿が産んだ子猿を引き取ることになるが、子猿シーザーは母猿に投与していた薬の影響か、非常に賢かった。手話ができて、人間の言葉、感情を理解する。
アルツハイマーを患う父と、シーザー、そしてウィル。幸せな生活を送っていたが、ある日隣人と諍いを起こしたウィルの父を助けるためにシーザーは隣人を襲ってしまい、それが原因で霊長類保護センターに送られてしまう。

そこで待ち受けていたのは、傲慢な人間の虐待だった。
人間に憎悪の目を向けるシーザー。シーザーの怒りが頂点になったとき、彼らは立ち上がり、独立する。

開発する薬が人間には効かず、死亡させてしまうことを、自分の父で実証してしまったウィル。実験中、その薬を浴びてしまった同僚は死んでしまうんだけど、同僚がウィルの家に「この薬やばいぞ」と伝えに来た時、あの嫌な隣人に思わず吐きかけてしまったシーンでは、すっきりしたね。
というか、映画の中で出てきた嫌な奴らは、結局そういう末路になっていて、娯楽作品としてその辺もすっきり作られてて、十分に満足できた。

シーザーがところどころ怖くて、あんまり好きになれなかったけど、もしも夜シーザーが部屋の中にいたら、怖いよ。
賢いから、ウィルたちと家族のつもりでいて、途中で首輪に疑問を持つわけだけど、アイデンティテイに目覚めるシーザーに、ああ、これぞ猿の惑星の原点という製作者側のメッセージがうまく繋がったなと思う。

もちろん、こっちの方が後だからうまく繋げられるのは当たり前なんだけど、子どもの頃に見た【猿の惑星】はこの【猿の惑星:創世記】の後に広がっていくんだな〜と。
この後、シーザーのような指導者の元、猿の惑星になっていくんだ、と想像して、恐ろしくなった。

娯楽作品として、十二分に楽しめた。

posted by じゃじゃまま at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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