2013年06月20日

【今度は愛妻家】

《★★★★☆》

結婚10年目を迎えた夫婦の、切なくも究極の愛に溢れた物語。
カメラマンの夫俊介と、その夫に献身的に尽くす妻さくら。
最近はろくに写真も撮っていない俊介は世話焼きなさくらにうんざりし、適当にあしらいながら、写真を撮って欲しいというモデルの女の子には甘い顔。
「妻は去年死んだ」と嘘をつきモデルの子と浮気しようとしたけど、直前にさくらが忘れ物をして戻って来て、すっかりその気のなくなった俊介は、モデルの子の撮影をアシスタントに押し付ける。

浮気がばれ、さくらはとうとう家を出てしまった。何日も帰ってこない。いったいいつになったら帰って来るんだ、そばにいてまとわりつかれているときは適当だったくせに、いざそばにいないと調子の狂う俊介。
そうかと思うと、ふらっとさくらは帰って来て、去年の沖縄旅行で失くした結婚指輪を探しに行っていたという。
なんだよ、と口では文句を言いながら、俊介は新しい指輪を買ってさくらに渡すが、その時さくらの口から出たのは別れの言葉だった。

さくらのいない家の中では、おかまのおっさん、アシスタント、そしてそのアシスタントといつの間にか付き合っている浮気し損ねたモデルの子が出入りし、俊介の面倒を見たり、仕事を持ってきたりするけど、俊介は一向に仕事をしようとしない。

そうなんだよ。そうだと思ったよ。

一番最初にあれ?って思ったのは、モデルの子が家にやって来てさくらにばれた時。
怒って家を出たさくらと入れ替わりに戻ってきたアシスタントに「会わなかった?」と聞いた時のあの間。
あれは言われてることがなんのことか分からない間。
なぜ分からないのか、それは誰かに会う可能性がないから、質問自体が無視された感じの間。

そして、さくらが登場するのはいつも誰もいない時。

だから去年までは家の中がきれいなのに、今は散らかっているのもうなづける。

さくらの箱根旅行の時に、近所の女性を飲みに誘った時もそう。演じる井川遥の、憐れみに溢れた目。
現実を口にしない憐憫の目。

去年行った沖縄旅行でさくらは事故死していたんだよね。

あんなにつれなくしていたくせに、さくらの死を受け入れられず、生きる気力を失っていた俊介。
そんな俊介を心配して、足繫く通っていたおかまのおっさんは、さくらの実父。
さくらの命日に、とうとう現実と向き合った俊介は、悲しみの大きさを背負いきれず、勝手におかまになったおっさんに責める。それは苦し紛れの八つ当たりでもあったけど。

自己嫌悪に陥る俊介の元へ、さくらが「あれは言い過ぎよ」と戻って来る。

そして俊介は、やっと自分の気持ちをさくらに打ち明ける。

あんなにつれなくしたのは、まさかこんなに早く別れが来るとは思ってなかったから。これからもずっとさくらがそばにいてくれると思っていたから、だから甘えて、当たり前すぎて大事にできなかった。
でも本当はさくらが大事で、もしも別れなければならないと知っていたら、もっともっと優しくしたし、もっともっと大事にしたのに、って。

すごく都合のいい身勝手なセリフに聞こえるけど、でも、俊介が本当はさくらを愛してたのが分かる。

「生きてるうちに言ってくれればよかったのに」って、俊介の本心が聞けて、さくらは安心したんだろうな。

さくらの実父が「こんなにもさくらを想ってくれてありがとう」って。二人の男からこんなにも愛されたさくらが羨ましいし、絶対幸せだったよね。

私は最初、【今度は愛妻家】って、昔トヨエツと薬師丸ひろ子が初めて夫婦役をした【きらきらひかる】で愛妻家じゃなかったことに掛けて、今度は愛妻家、ってシャレなのかと思ってた。

こんなにも切ないラブ・ストーリーだとは。だけど、ハッピーエンドではないけど、切ないハッピーエンドなんだよね。
とても素敵な日本映画でした。

posted by じゃじゃまま at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月09日

【コクリコ坂から】

《★★★★》

東京オリンピックがそろそろの昭和30年代の横浜を舞台に、とある高校の文化的建物を取り壊すか、保存するかで高校生たちが論争を繰り広げる。
そんな中で、下宿屋を営み母不在の一家を支える高校生海と、保存派の学生のリーダー的存在の風間俊が出会い、互いに惹かれ合うが・・・。

朝鮮戦争で亡くなった船乗りの父のために毎朝旗を揚げる海。海からは見えなかったけど、その旗に対し応答の旗を揚げていた風間俊。
ある日学校新聞でそのことを知った海は、学校の文化的建物を守る主張のため屋根から飛び降りる少年を目にする。びっくりした海は手を差し伸べるが、それは旗のことを書いた張本人で、風間俊との出会いだった。

二人は意識し合う。
ある日、海の家で開かれる食事会に俊や生徒会長たちが誘われる。
そこで、俊は海の父親の話を聞く。代々医者の家系だった海の家は、船乗りだった父との結婚に反対し、母親は駆け落ちしたこと。そして父が死に、母親と共に祖母のこの家に引き取られたこと。
父の写真を見せる海に、俊は目を見張る。

その日を境に、俊は海との距離を取り始める。

海は聡明だからそのことに気付きながらも、不貞腐れたりしない。やるべきことはきちんとするし、文化的建物カルチェラタンを守るため、掃除をしようと言い出したら最後までやり遂げる。
そして、きちんと俊に「嫌いになったのならそう言って」と堂々と聞く。

そんな海に俊もきちんと「自分は養子で、実の父は沢村雄一郎なんだ」と告げる。
二人は兄妹ということになる。

カルチェラタンを守るため、東京の会社社長である理事長の元へ生徒会長の水沼と俊と海の三人で直訴しに行くことになる。海の素直な意見に、理事長も心動かされ、翌日カルチャラタンを見に行くことを約束する。
帰り道、恐らく気を利かせたであろう水沼がいなくなり、二人になった海と俊。
別れ際、海は「もし私たちが兄妹であってもずっと風間さんが好き」と告白する。
俊も「僕も」と応える。

家に戻るとアメリカから母親が戻っていた。
夜、海は母親に風間俊とは兄妹なのか、と問う。風間俊の名前を聞いて驚く母だが、語り出す。
俊の実の父は戦死して、母親も俊を産んだ後死んでしまった。そのことを知った海の父、沢村雄一郎は、このままでは孤児院送りになってしまう、と無理矢理戸籍を出して引き取って来てしまった。そして赤ん坊を亡くしたばかりの船乗り仲間の風間の元を訪れると、妻が奪うように赤ん坊を抱き、そのまま風間の家にもらわれたという。

兄妹ではなかった。安堵した海から涙が落ちる。
その涙で海の気持ちを察した母は、翌日、風間俊の育ての親、風間に会う。
恐らくここで、今まで風間の父が知らなかった本当の真実を告げたんだろうね。ずっと風間の父は、沢村雄一郎の子供だと思ってたんだから。

学校では理事長がきれいに掃除されたカルチェラタンを見に来ていて、学生たちの心意気に感動していた。
取り壊しを撤回し、沸き立つ学生達。
そこへ風間の父から電話が入り、急きょ俊と海は港へ急ぐ。

俊と実の父、橘と、海の父、沢村雄一郎の学友だった小野寺が今、横浜港に寄港しているという。
小野寺により、俊の実の父は橘であることも分かり、亡き親友二人の忘れ形見であるそれぞれの子供たちに会えたことを心から喜ぶ小野寺。

そしてまた、旗を揚げる海。今までと変わらない毎日が始まる。

だけど海と俊にとっては新しい日々が始まるんだろうな。
昭和30年代の女の子は、はっきりものを言うんだね。「兄妹であってもずっと好き」なんて。

昭和の日本も、あの横浜の感じも、とても好き。

原作は「なかよし」の漫画なんだね。
1980年に連載開始って、私が「なかよし」を卒業してる頃で、高橋千鶴氏の原作とはまったく知らなかった。
設定もかなり違っているようなので、あまり知ってしまうとせっかく映画の【コクリコ坂から】で感動しているのに冷めてしまうのでやめておきます。

映画はよかったよ。



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2013年05月18日

【麒麟の翼〜劇場版 新参者】

《★★★★★》

東野作品は、映像によって膨らみが増す。色がつけられ、感情が入り、登場人物が人間として動き出す、そんな風に感じる。
例外はガリレオで、あれはちょっと個人的には福山さんじゃないんだよね。

男性が刺され死亡する。麒麟の翼像まで来て力尽きてしまう。
当初は男性のかばんを持ち、警察官に発見され逃亡した青年が容疑者とされる。逃げる際に事故に遭い、意識が戻らないまま死亡。容疑者は以前被害者の会社の工場に派遣されていたことがあり、動機は労災隠しなのか。
そして被疑者死亡のまま書類送検かと、その直前で加賀が待ったをかける。

容疑者はなぜ日本橋にいたのか。
そして被害者の男性もなぜ日本橋に?被害者の所持品から家族の見覚えのないデジカメが見つかり、一つ一つ加賀は自分の足で確かめに行く。

原作は読んで知っていたので、実は辛かった。
映画がどんどんその核心に近づき、3年前の水難事故になったとき、本当に辛かった。
事故に遭った少年とその両親を思う時、決して許されない先輩からのしごき。
それを隠した教師。
息子の罪に気付いた父親の気持ち。全部が繋がった時、涙が止まらず大号泣。

小説ではそこまで泣けなかった。それが映像の力なのか。中井貴一が可哀相で、父親の想いに胸が張り裂けそうだった。

加賀の「最初に間違った公式を教えると、子供たちはその後も間違う」
これは忘れてはいけない名台詞だと思う。

一番悪い奴って、劇団ひとりなんじゃない?

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2013年03月03日

【崖っぷちの男】

《★★★★》

飛び降り自殺しようとしている男がいる。
男の口から交渉人としてある女性刑事の名前が出る。最近任務に失敗し、自殺者を止められなかった刑事だった。
訳も分からず、任務に就くリディアだが、やがてこれがただの自殺志願者でないことに気付く。

ある計画のために自殺志願者を偽装しているだけであった。

ホテルの向かいのビルには、数年前30億円のダイヤを盗まれた会社のビルが建っている。
そしてその日、パーティが行われようとしていた。

ホテルの壁際に立っている男は、元刑事。30億円のダイヤを輸送中盗んだ濡れ衣で服役中のニックだった。
ニックは、元相棒の計らいで父親の葬儀に参列した際、脱走した。
逃げ込んだトレーラーを見ると、どうやらなにかを計画中で、脱走も仕組まれたものなんだなって分かる。
でもまだなにが目的で、誰と誰が仲間なのか、分からない。

そしてそのままホテルの壁際になっていくんだけど。

王様のブランチでお勧めDVDとして紹介されて、面白そう!って思ったとおり、面白かった!!!

濡れ衣を晴らすために、ビルに侵入するんだな、ああ、目当ては保険金か!そういえばあいつは最初から悪人面だったもんな〜と後半は分かりやすい展開だけど、面白かったよ。

当然正義は証明されるから、安心していいんだけど、分かっていても十分楽しめた。

あのホテルマンの正体には、二重でびっくりしたけど。

「ロズウェル〜星の恋人たち」のお父さん役じゃなかった??



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2013年01月28日

【グッド・ドクター 禁断のカルテ】

《★★★》

研修医1年目のマーティンは、専門医になりたい欲望と野心がある。
だが現実は、先輩医師からも早いと言われ、看護師に軽くあしらわれる毎日。
そんなとき、美しい少女、ダイアンが入院してくる。医師として尊敬され、初めて喜びを知ったマーティンは退院後、ダイアンの家に招待された隙に、薬を入れ替え、また彼女が入院してくるように細工する。
すでにダイアンに対して特別な感情を抱いていたマーティンは、その後も点滴や培養サンプルもすり替える。一向に病状が快復しないダイアン。あ〜あ、摩り替えた点滴や注射は病院内のゴミ箱に捨てちゃ駄目だよ〜、なんて思わずハラハラしちゃった。
恋人が面会に来てもマーティンは通さず、医師と患者の境界線を越えていく。

本当は簡単な病気だったはずなのに、マーティンの欲望のせいで命を落としてしまったダイアン。悲観にくれる姿は、周囲には患者を初めて死なせてしまった医師の姿にしか見えず、マーティンは一人前の医師として認められる。
ダイアンのベッドから日記が見つかり、ドラッグ中毒の職員ジミーから脅迫されるマーティン。
渋々薬を渡すが、日記が見つかったって別に一線越えてたわけじゃないし、しかも勝手なマーティンの暴走だからなにもやましいことはないと私は思ったんだけど、違うのかな。
医師としての自分を守るため、とうとうジミーまでも手にかける。

警察が聞き込みにやって来るが、混乱するマーティン。絶対刑事は見抜いたと思うんだけど、その辺もダイアンを死なせてしまったショックのせいってことで貫けそうで、なんともいえなラスト。
完璧な犯罪者じゃないんだよね。マーティンは。だから観てるこっちもハラハラと苦しくなる。


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2013年01月13日

【風と共に去りぬ】

《★★★★★》

いや〜、大作の名作!あまりにも有名すぎて、今まで見たこともないのに知ったつもりでいた映画。
ところが、私の思っていた内容と違ってて、きちんと観てよかった!本当によかった。
しかも1939年の作品なのに、なんだ、あのきれいな色は。今の技術を使って画像処理したのかと思ったけど。それくらいカラーがきれいだった。
時は、紳士淑女が茶会を楽しみ、奴隷制度があった、古きよき時代と言われていた南部。
上流階級の娘で、激しい愛憎に奔放に生き抜く一人の女性の壮大な物語。

農園主の娘、自由奔放で男性の視線を独占するスカーレットはアシュレーに恋していたが、アシュレーにはメラニーという婚約者がいた。
気性の激しいスカーレットにとってそれは許せない、受け入れがたいことだった。
アシュレーに言い寄るも振られてしまい、その場を家を勘当され社交界から締め出されていたレット・バトラーに目撃されてしまい、プライドの高いスカーレットは勢いで、アシュレーの妹の恋人を奪い結婚してしまう。
レットは、気性の激しいスカーレットを一目見たときから自分と同じ匂いを嗅ぎ取り夢中になる。
が、こちらも素直ではないため、勢いで結婚して後悔しているスカーレットが未亡人になり、自分の若さを持て余してる姿を楽しんでみていたりする。
チャリティパーティで喪服姿のスカーレットをダンスに誘い、そして応じるスカーレット。
二人はみんなの白い目も気にせず、奔放に振舞う。

戦争が激化してきて、スカーレットは自分の生まれ故郷に逃げたいと願うが、メラニーがアシュレーとの子を出産間際のため、逃げる機会を失う。
出産後、あんなにも軽蔑しているレットしか頼る人がおらず、メラニーと赤ん坊、メイドと共にレットと馬車でようやく逃げ出すも、途中で軍隊に入ると言い出したレットに置き去りにされるも、情熱的なキスの別れのシーン。その後、スカーレットは自力で故郷のタラに戻る。
そこには、メイドたちと、正気を失ってしまった父、妹たちがいた。
貧しい生活、飢えに苦しむスカーレットは、二度と飢えたりしないと誓い立ち上がる。
戦後、タラの土地を守るため、スカーレットは自分の妹の婚約者フランクを奪い結婚する。二度目の打算的な結婚。
それでも心はアシュレーを追っていた。

スカーレットに見つめられながらメラニーとタラで暮らすことに危機感を感じたアシュレーは、タラの土地を出ることを告げるが、スカーレットが許すはずもなく、アシュレーはスカーレットと共に、フランクの副業を手伝うこととなる。
スカーレットが難民に襲われるという事件が起こり、アシュレーやフランクたちが復讐のために難民を襲撃する。その情報が警察に漏れ、警官たちが家にやって来る。レットの機転で危機は脱したが、襲撃の最中、フランクは銃弾に倒れ、またもやスカーレットは未亡人になる。

もともと愛のない結婚、最初から打算しかなかったのに、悲しむ振りをするスカーレットの仮面を剥ぎ取り、ここに来て、ようやくレットはスカーレットにプロポーズし、二人は夫婦となる。
どこまでいっても強情な二人。まだアシュレーを思い続けるスカーレット。深くスカーレットを愛しながらもそのことに気付き、口に出せないレット。レットの愛情は一人娘ボニーへと向かう。
スカーレットはレットを愛し始めてはいたものの、そのことに気付かず、アシュレーを思い続けようとしていた。
二人の思いはすれ違い、アシュレーの誕生日パーティの日。決定的な事件が起こってしまう。魅惑的なドレスでアシュレーに会いに行ったスカーレットだけど、抱きしめられてもスカーレットの心は昔のように波打たない。その現場を目撃したアシュレーの妹の告げ口により、レットは怒り狂う。
激情に駆られてスカーレットを抱くレット。激しく求められてスカーレットの心は満たされ幸せを感じたのもつかの間。
レットはボニーを連れてロンドンへ旅立ってしまう。

ああ、ここでもすれ違い!ようやくスカーレットがレットの愛に素直に向き合う準備が出来たのに、レットは去ってしまう。
そして、またもや悲劇。
ロンドンから戻り、喜びを隠さないスカーレットなのに、今度はレットが意地を張って、心にもない暴言でスカーレットを傷つけ、はずみで階段から落ちたスカーレットは流産してしまう。

更なる悲劇は、謝罪を続けるレットとスカーレットの目の前で、ボニーが落馬をして亡くなってしまう。
ますますすれ違い、互いを罵りあう二人。
実は互いを想いながらも、強情で意地っ張りな二人は認め合えない。

そこへメラニーの危篤が知らされる。
死の間際、メラニーはアシュレーと子供の面倒をスカーレットに託し、そして、レットに優しくするように、あなたはレットを愛してる、と告げられる。
悲しむアシュレーを抱きしめるスカーレット。その姿を見て、レットもまたもうこれ以上スカーレットとアシュレーを見続けることはできないと、スカーレットの元を去る決意をする。

アシュレーがメラニーを失い悲しむ姿を見て、今更ながら、アシュレーの愛していたのは自分ではなくメラニーだったと認めるスカーレット。そして、自分もまたアシュレーの幻を追っていただけで愛してなかったと知る。
レットの姿がないことに気付慌てて家に戻ると、去ろうとするレットがいた。
愛を口にするスカーレットなのに、この二人はまったく。どっちかが素直に言うと、片方は逃げる。
レットは故郷のチャールストンに戻るという。もうこれ以上スカーレットとはいられないと。

泣き崩れるスカーレットだが、自分のやるべきことはタラの土地を守ること。そして、どうすればいいか、明日考えよう。
何度でも、転んだらただでは起き上がらないスカーレットの強さがよく出ているラストで、私は、スカーレットの「ああ、今はなにも考えられない。だけど、明日考えよう」ってあのポジティブさが好き。

この後二人がどうなったかは、マーガレット・ミッチェルは続編を書かなかった。

読者にゆだねるってことだろうか。できれば、ヒントを与えて欲しいもんだけど、勝手に解釈していいなら、私はきっとあのスカーレットのことだから、引き下がるとも思えないんだよね。欲しいものはなにがなんでも手に入れる女だから、レットへの愛に気付いたら、今度は絶対レットを手に入れたいと思うはずで。

レットもわざわざ、自分の行き先を「チャールストン」って告げる辺り、実は期待してるのかななんて想った。
だからあの後、二人はまた会うと思う。

ただあの気性の激しい二人が平和な日々を過ごすかどうかは分からないけど。

それにしても、突っ込みどころが。やたらと人死ぬし。まさかフランクまでが銃弾で倒れるとは。そして流産のあとの愛娘の落馬。
私はこんな波乱万丈な人生は「キャンディ・キャンディ」以来。
タラに初めて戻ってきたときも、馬車に瀕死のメラニーや赤ん坊置いたままでスカーレットったら家に戻って感傷に浸ってるし。
早くみんなを家に入れてあげて、と思ったね。

ま、名作にそんなたわごとはいいか。

スカーレットの奔放な生き方に賛否両論や意見が集中するけど、私は大人になったからか、レットの強情で寂しい生き方に涙が出たよ。
好きなのに素直に言えない。男気あるように見えて、実は臆病で繊細な男性なんだよね。
終盤はレットの想いに涙が止まらなかった。

絶対観ておいてよかった。4時間近く、まったく飽きもせず夢中になれるなんて、さすが名作!!


posted by じゃじゃまま at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月24日

【君への誓い】

《★★★★★》

愛し合っていた夫婦が、ある事故により妻が記憶を失ってしまった。
あんなに愛し合い、瞬間瞬間の積み重ねで歴史を作り上げてきた二人なのに、二週間で愛を語り合った二人なのに、そんなことがなかったのように、すっかり他人行儀なペイジに傷つくレオ。
二人の出会いから、ロマンチックなデート、友人たちに囲まれた幸せなウエディング、アートに行き詰るペイジを励ますレオに、
「あなたは私のことが大好きなのね。あなたが褒めてくれたのは作品の残りかすよ」と、そんな羨ましい二人の過去を見せられるのが辛い。

ペイジは親に反発し、ロースクールを辞めて美術大学に通っていたのに、記憶を失い、目が覚めたときには昔のお嬢様に戻ってしまっていた。
娘を連れ戻しに来た両親がレオの前に立ちはだかり、レオとの思い出が一切なくなっているペイジには、実家にいるときのほうが心安らぐ。
それがレオにも分かっているだけに辛い。妻を取り戻したくても妻にその記憶がなく、しかも、昔の婚約者のことは覚えているなんて。

どんなに努力してもレオとのことを思い出せないペイジ。「どんなことがあっても君を愛し続ける」と誓った言葉通り、レオは愛し続ける。
思い出せないなら、またこれから始めよう、とばかりにデートに誘い、二人で行った場所を訪ねる。
そんなレオの気持ちが分かるだけに、そしてレオの人柄に好意を持っている自分に余計苦しむペイジ。
好きだけど、それでも思い出せない。

そしてとうとう訪れる悲しい結末。
もうこれ以上待つことに、待たせることに傷つき合い疲れた二人は離婚する。
そんな時、昔の友人の言葉でペイジはなぜ自分が両親と絶縁していたのかを知る。
レオの元へ行くペイジだけど、二人はそのまま互いの道を歩むことを悟り合う。

どれくらいの時間が経ったかは分からないけど、父の勧めでロースクールに通い始めたペイジだけど、やっぱり辞めて美術大学に復学する。そしてかつて事故に遭ったときと同じ雪の日。
ペイジとレオは再会し、記憶は戻らないままだけど、また二人は恋を始めた。

実話を元にした映画らしく、いろんなところでそのことについて疑問符が持たれてるコメントを見た。
確かにどこまでが実話でどこからがフィクションなのかは分からないけど、私は号泣した。

つまりこの映画は、妻が記憶を失っても、ずっと愛している夫。たとえ二人の思い出が失われても、本当に愛し合っている二人なら新たな出会いとして恋を始めることってありえるんじゃないだろうか、と。
忘れてしまっても、好みならまた好きになりそうだし。
レオの優しさについて結構こんなのありえない〜みたいなコメントも見たけど、いやいや、あるんじゃないの?
本当に心から愛していたら、どんな状況になっても好きでい続けることって、私はそんなレオを信じられるけど。

映画のロールで、モデルとなった夫婦、結局妻の記憶は戻らなかったけど、二人は結婚して子供もいるって。
もう一度恋ができて、本当によかったね。
もう終盤涙が止まらなかった。

posted by じゃじゃまま at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月05日

【クライムダウン】

《★★★》

登山者5人組。一組の夫婦と、ベテランらしき男性と女性、そしてちょっと足手まとい風な男性。
翌日、山でなにか音に気付く。ヒロインであるアリソンも耳を澄ますと、地中から出たパイプからなにやら声が。
急いで掘り起こす彼ら。なんと少女が生き埋めにされていた。
救出するが、「ここに少女を埋めた者が戻ってくる前に助けを求めに行かなくては」と、そうそう、早く気付けよ!ってところに気付き、彼らは慌てて少女を抱え逃げる。

少女の足が遅いので、アリソンとベテラン男性が崖を下って先周りすることにし、残った夫婦とエドが少女と共に行動する。
ところが、崖を降りるアリソンたちに魔の手が。
何者かにロープを切られ、仲間の男性が滑落。そのまま死んでしまう。
アリソンはロープが切られたことを知り、狙われていることを悟る。下で3人と少女と合流するものの、スナイパーたちの手は緩められない。

どんどん仲間が殺され、それでもアリソンは少女を守ろうとする。

スナイパーの前に紛らわしい2?人組もいて、最初彼らが犯人かと思ったらただの密猟者で、後から現れた本物のスナイパーに殺されちゃうし。
紛らわしいんだよ!
で、夫婦の妻の方も川で銃撃を受けて死んじゃうでしょ〜。
残った夫と若者(あのちょっと足手まとい風な)とアリソンとで少女を守ろうとするけど、夫の方が、
「狙われているのは俺たちじゃない。(少女)だから自分が囮になって・・・」みたいに言って、走り出すけど、いやいや、追ってるのは少女だろうけど、こうなったら全員ターゲットだから、と。
結局夫も追いつかれて殺されちゃうし。

残った若者とアリソンと少女。

祭りをやってる町にたどり着くけど、ここでも惨劇が。

逃げ込んだ警察署も襲われるし、町中の人たちもお祭り騒ぎで気付いてないけど、何人も撃たれてるよね。
途中、少女側の追跡者も現れて、両者入り乱れての銃撃戦。
最後生き残ったアリソンと少女が一軒の民家に逃げ込むけど、あ〜あ、この民家の男性も殺され、挙句の果てに家に火をつけられ、窓からなんとか逃げた少女。
救急隊員がやって来てアリソンも救出されたけど、なんだかな〜。

若者が「少女を助けたことは間違いだった」と言ったとき、アリソンは「あのままにしておくことはできなかった」って言ったけど、たぶんあのままにしておいた方が無駄死にしなくても済んだ人い〜〜〜っぱいいたと思うよ。
だってどうせ少女は身代金と共に解放されたかもしれないし、お父さんはどうやら闇の商人みたいですっごく怖そうな人だから、どのみちお父さんの手下がなんとか助けたと思うし。

大きなお世話ってやつだったね。

特に最後に逃げ込んだ民家の人がお気の毒すぎる。

一人生き残った誘拐犯は結局少女のお父さんの手下に連れられ山中で、恐らく拷問死したよね〜。
やっぱり誘拐なんてするから、いいことなし。

アリソンは少女のお父さんからなにかお礼もらえるのかな。

とにかくお父さんやその仲間が不気味で物騒で、非常にどよ〜んとした気持ちで終わった。

この映画を観て思ったのは「見て見ぬ振りが一番」ってことだった。

posted by じゃじゃまま at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月15日

【キラー・ヴァージンロード】

《★★★★☆》

なにをやってもいつもドジばかり、幼い頃からびりっけつで、「どん尻びりこ」と呼ばれていた沼尻ひろ子は、両親がいないため祖父に育てられた。
いつもびりっけつだからこそ、結婚こそは、と会社が忙しい最中寿退社するが、なんと!結婚式前日、大家を誤って殺害してしまう。
なんとしても結婚式を迎えたいひろ子は、せめて式が終わるまで死体を隠そうと大家をスーツケースに押し込み、隠し場所を求めてさまよう。
閃いたその場所、樹海で男運のまったくない自殺志願の女、福子と出会い、巻き込み巻き込まれの死体を隠すための珍道中が始まる。

こんなに笑うとは思わなかった。
やはり上野樹里といえば「のだめ」だけど、そのイメージが強いせいか彼女のコメディエンヌは最高だし、元々演技派だからね。なにをやらせてもうまいんだ。
大家を誤ってハサミで刺しちゃった後も、そんなこととは露知らず、犬が持ち去ってしまったベールを追うのに必死。
そして見つけたその部屋で、ひろ子は大家が自分のストーカーだったことを知り、ショックを受ける。

戻ってみれば大家は死んでいて、絶対に幸せな結婚をしたいひろ子は、なんとかして死体を隠さなくちゃいけない。
どうなることかと思ったけど、樹海で知り合った福子と共にたった半日くらいの出来事なのに密な時間。

樹海も笑ったね〜。木村佳乃の美人顔がどこまでやってくれるのか不安もあったけど、脚本がうまいんだね。
暴走族やら殺し屋やら、ありえない設定やありえない状況の連続なんだけど、もう舞台を見て楽しんでるつもりで映画を見て楽しんだ。さすが舞台俳優、岸谷五朗だ。

そして、実は泣けるんだ。
これが岸谷五朗の力だろうか。
ひろ子がどうしても結婚したかった理由。子供の頃から「どん尻びりこ」って言われて、泣いていたのはおじいちゃんだった。
ひろ子はそれに気付いていた。だからこそ、おじいちゃんを喜ばせるためにどうしてもドレス姿を見せたかったんだよね。
笑いの中にしんみりと祖父と孫の絆が見えて、泣いちゃったじゃん。

福子の協力の甲斐あって無事結婚式を迎えたひろ子だけど、幸せな結婚のはずが・・・。

ひろ子と福子の珍道中は再び始まるのだろうか。



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2012年09月22日

【キツツキと雨】

《★★☆》

山で木を伐採している岸は、ひょんなことから道で立ち往生している映画撮影隊の二人と出会う。そのまま道案内を頼まれ、しぶしぶ付き合っていると、やっぱり業界人は図々しいね〜ってくらい岸は彼らに振り回される。
二人のうち若い男性、田辺幸一はなんにもせず、ただぼ〜っとしているように見え、岸は声を荒げる。
「あの若いのはなにもしていないじゃないか!あいつにやらせろ!」と。
でも実は幸一は映画監督だった。

妻に先立たれた岸は、定職につかない息子と二人暮らしで、毎日淡々と山で仕事をしている。
そんな日々を送っていた岸に、映画撮影という非日常的な出来事が舞い込み、息子ほど年齢の幸一との交流で互いになにかが変わっていく。

最初は嫌々手伝っていた岸が、次第に撮影にはまり、進んで協力するようになる。
もしも私が同じ立場だったら、やっぱり非日常的な出来事に浮き足だって、進んで手伝うよね。
でも岸は浮き足だってるだけじゃなくて、息子と変わらぬ年齢の幸一を、応援したくなっちゃったんだよね。
妻の三回忌すら忘れちゃって。

最初は図々しくて、腹の立った助監督?も、次第に岸が撮影にいなくてはならない存在になると同時に、なんかいい人だな〜って思えちゃうからね。
三回忌のためクランクアップの日は行けないっていう岸に、「やっぱり最後の日に岸さんがいないと・・・」って。なんか嬉しかった。

家を飛び出した息子が、三回忌に帰ってきた。準備を忘れていた岸が慌てて家に戻ると、部屋は片付き、喪服も用意され、大人になったね〜。
息子に親の跡を継げって説教する親戚に、岸は「子供には子供の意見がある!」って。幸一とのふれあいで、息子の気持ちを考えられるようになった岸と、そんな父親を見て、親の気持ちも理解できるようになった息子。

映画撮影も無事に終わり、岸にも通常の日々が戻る。
朝食の場に、岸と同じ作業着を着る息子が座っていて、なんだかほんわりした。

でも全体的には起伏がなくて、眠気を誘う映画だったけどね。

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2012年09月21日

【顔のないスパイ】

《★★☆》

上院議員が殺害された。その手口は、すでに死亡したとされていたソビエトの伝説のスパイ“カシウス”に酷似していて、容疑者として浮上する。
事件を解決するために“カシウス”を殺した元CIA諜報員が呼び戻される。頑なに“カシウス”は死んだと主張するポールと、カシウスの論文を書き、カシウスに魅了されているFBI捜査官ベンのペアで捜査に当たるが、私たちは早々に“カシウス”の正体に気付く。

となると、あんまり“カシウス”死んだ死んだっていうと、逆に変だよ、なんて心配しちゃうんだけど、実はこの映画のどんでん返しはそこではなかったのね。

ベンがどうしてああまでして“カシウス”に魅了されてたのか。そう、それには理由があったからなんだね。

なんというか、ああ、はいはい、そうですか、って感じで終わりました。


posted by じゃじゃまま at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月04日

【コンテイジョン】

《★★☆》

香港の出張から帰ってきたベスが謎の疾病で急死した。息子もその後急死し、さまざまな都市で死亡が続出する。
原因究明のために世界保健機構や予防管理センターの職員たちは調査に乗り出す。
その間も職員も病に倒れたり、自分の身内だけには情報を漏らしていたことが判明したりと、謎の疾病の調査に奔走する人間たちも、この事態に戸惑いながらも職務を全うしようとしている。

この事態でもお金儲けしようとしている人がいたり、決して映画の中の話だけじゃない。

でも感染するって分かってるのに、マスクとか予防しないで調査を続けていたケイト・ウインスレットには驚き以上に怒りが沸いてきた。
【アウトブレイク】でもそうだったけど、実際はワクチンが出来上がるまでもっともっと時間はかかるだろうから、やっぱり物語的ではあるんだけどね。豪華なキャストが非常にも死んでいったりと、容赦はなかった。どうせならマット・デイモンも倒れてほしかった。
なんかいっつもおいしいとこにいるんだよね。

もっともっと怖さを感じるかな〜と思ってたんだけど、グゥイネス・パルトロウがとっとと死んでしまって、しかも浮気までしてて、とそっちの意外さに驚いてたので、正直あんまり感染の怖さは感じなかった。

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2012年05月29日

【カウボーイ&エイリアン】

《★★★》

西部劇にエイリアン!!!
この時代に宇宙船がやってきたのに、意外と現代よりも普通に受け入れて闘っていた!!
変に知識がない分、みんな、なんだなんだ??と思いながらもさらわれた家族を救出するために向かっていく。

突如現れた飛行物体に襲われ、逃げ惑う妻、子供、家族がさらわれていく。
そして腕に変な金属をつけた尋ね人と、町を牛耳る実力者、保安官、そして原住民も一丸となってエイリアンに戦いを挑んでいく。
ハリソン・フォードが嫌な奴とはちょっと意外だったけど、それなりに楽しめた。
しかもさらわれて時間が経つのに、結構生存者いたしね。

でも娯楽映画としてはまずますでは?

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2012年01月12日

【孤高のメス】

≪★★★★☆≫

とある地方の市民病院に外科医が赴任して来た。それまで大学から派遣されている腐りきった医師が、患者は見殺し、家族には虚偽の報告。
そんな病院で後味の悪いオペを繰り返していた看護士中村が、当麻の「患者のための手術」に心打たれ、少しでも当麻の片腕になりたい、と変わっていく。
まだ法律で認められていない生体肝移植を、ただ救いたいとの一念で行う当麻、それを苦々しく思い邪魔をする大学病院から来ている医師。

当麻には邪心などない、そんな妬み嫉みなどには関与しない「孤高の外科医」なのだ。

憎たらしい医師に生瀬さんで、本当に不愉快極まりない。
いちいちチクる事務局長も敵で、ま〜こんな山あり谷ありじゃないと盛り上がりに欠けるけどね。でも当麻が救う命の話だけでも私は十分。

柄本さん演じる市長が倒れ、余さん演じる先生の一人息子の事故死が、命を繋ぐのには泣けたよね。自分の大事な息子の臓器を提供する。
母としてそれがどんなことなのか。それでも息子の遺志を継いで当麻に懇願する余さん演じる母親に力をもらった。

中村さんが亡くなり、その一人息子がどこかの病院へ赴任していくけど、その病院の院長は当麻なのかな〜。
テレビだったからカットされてて、非常に気になる!
原作読もうかな、いや、でもまたあの嫌な大学病院の医師や事務局長にムカムカするのは面倒だしな〜。

堤さんはやっぱりいいよね〜〜〜!
志をしっかり持って生きていけば、なんというか周りの雑音なんてどうでもいいじゃんって思える。ああいう尊敬できる人が職場にいるっていいことだ。


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2011年12月28日

【ギャング・オブ・ニューヨーク】

≪★★☆≫

いやいや、私が勝手に想像してただけなんだけどね。
もっと洗練されたギャングの、もっと現在に近い時代の話かと思ってた。
アイルランド移民たちが古ぼけたアパートメントに暮らし、洞窟か?と思ってしまった。
彼らが暮らすファイブ・ポインツという町では、主導権をめぐり、アメリカ生まれの住民たちの“ネイティブ・アメリカンズ”との熾烈な闘いが続いていた。

主人公のヴァロンは目の前で、“デッド・ラビッツ”の指導者であった父親を殺され、闘いは“ネイティブ・アメリカンズ”の勝利で終わる。
最初は、なにかのゲームかと思ったけど、まさか斧や剣で本当に殺しあうとは思ってなくて、度肝を抜かれた!
まったく予備知識がないまま観てしまったからね〜。

敵に捉えられ少年院に送られた少年ヴァロンは、16年後復讐を胸に町に戻る。

そこは“ネイティブ・アメリカンズ”のビルが牛耳る町になっていた。
ヴァロンは正体を隠し敵の組織へ潜入する。ビルからの信用を得て、いざ復讐の時。
元“デッド・ラビッツ”の仲間だった友人の密告により復讐は失敗、組織も追われる。

ビルという人間は恐ろしい〜〜〜。
ビルの愛人でもあったジェニーとヴァロンの関係も逆鱗に触れた一因かもね。

裏切り者は許さない。
怖い怖い。セットが作り物っぽかったからフィクションとして受け止めていたけど、実際にギャングが牛耳ってた時代だったし、暗黒の時代だね〜。
アル・カポネはもっと後だろうけど、貧しくてそんな中でも生きていかなくちゃいけないんだもんね。

なんか暗い気持ちになって、見終わった後疲れてしまった。
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2011年12月02日

【Kiss&kill】

≪★★★≫

両親と訪れたバカンスで、運命的な出会いをしたスペンサーとジェン。
二人は瞬く間に恋に落ち、結婚。ところがスペンサーには大きな大きな秘密があった。
凄腕の殺し屋だったのだ!!

ジェンとの出会いによって引退し、幸せな生活を送っていたはずなのに、実は敵に送り込まれていた殺し屋に囲まれ、窮地に追い込まれていく夫婦。
まさか夫が殺し屋だとは思わず、なにがなんだか分からないうちにとりあえずスペンサーと逃げる。
逃げる、逃げる。そのたびにずっと友人だと思っていた人たちから次々に襲い掛かられる。

予告で期待していた通り、笑えた。
笑えた上に、アシュトン・カッチャーに見惚れてしまった。いい男である。
長髪だといただけないけど、爽やかな短髪だと惚れ惚れしてしまう。

あんな凄腕の殺し屋が夫で、いい男なら、なにがあっても守ってくれそうで羨ましい限り。
ただジェン役のキャサリン・ハイグル、う〜ん、きれいなんだけど、アシュトンと並んでしまうと老けて見えるし、顔でかくないか?

違う女優さんがよかったかな。
でもパパも実は・・・ってオチ、ありがちだけど、面白かった。

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2011年11月23日

【ゴールデンスランバー】

≪★★★★☆≫

原作の時は衝撃的で戸惑いも大きかったけど、映画化の方がすんなり入ってきたかも。
なんといってもなんで首相暗殺犯にされちゃうの?オズワルドになんで?誰が?どうして?って疑問がいっぱいで、え〜〜って感じで読み終わったけど、映画化の方が心の準備できてるっていうか、ワンクッション置いた感じだったので、そういう話なんだもんね〜って。

やっぱり堺雅人はいいよね。大人にも見え、青年にも見え。
アイドルを暴漢から助けた好青年から、一躍首相暗殺の容疑で指名手配犯に。そういう戸惑いの青柳君にぴったり。
この話のすごいところは、一般人が相手にできない大きな大きな悪の組織があって、民間人の青柳を首相暗殺犯にすることも、替え玉を用意することも、映像を捏造することもできる。
とてもじゃないけど太刀打ちできない相手に対して、小さな小さな存在たちが、チマチマと手助けすることによって、無実の人間を無事逃亡させることができるってところ。

あの連続通り魔の犯人も、宅配会社の先輩も、大学時代の友人も、元恋人も、全然関係のない入院患者も、昔のアルバイト先も、みんなみんな青柳のこと信じて応援してる。
誰も政府の流した情報なんて信じてない。

原作のときには読み込めなかった細かいところや、分かりづらかったところなんかが映像によって分かりやすくて、原作よりもいい映画って滅多にないんだけど、これはよかったんじゃないかな。
原作よりもいい、っていうのは大げさすぎで、原作と同じくらいいい作品で、でも活字よりも分かりやすかったってことで。

原作と同じくよかったのは、両親が息子のこと信じてて、これがまた伊東四郎だからこそのよさで、そこは泣けた。さすが名優!!

原作を知らない友人は「なんで青柳が犯人にされたの?犯人は誰?」ってそこで躓いてて、映画を楽しめなかったらしく、やっぱりワンクション置いて観れたのは正解だったかも。
そこは気にしちゃ駄目なのよ。
なんでかどうかは知らないけど、いい人が悪人になるってのが分かりやすい、って劇中言ってなかったっけ??多分理由なんてそんな程度のもので、たまたまそれが青柳君だったんだよね。

そして狙われたら最後、情報操作なんて簡単ってこと。
やっぱりこれは映画の方が分かりやすくていいかも。あの吉岡君のこ汚い感じはいらないけど。

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2011年11月09日

【ゲド戦記】

≪★★★★≫

王子アレンは心の闇に支配され、衝動的に父王を殺害してしまい、逃げ彷徨っている途中、大賢人ハイタカと出会い、共に旅をする。
ハイタカは世の中のバランスを取るために生も死もあるといい、今世界が災いに向かっていることを察知し旅をしている。
ハイタカと旅の途中で、アレンは人狩りに遭遇し、テルーと出会う。
テルーを匿っている女主人テナーとハイタカとは古い友人で、そこへハイタカを狙うクモの手下が現れ、アレンやテナーを連れて行く。

クモは永遠の命を得るためにアレンを利用し、ハイタカを窮地に追い込むが、アレンの心の影が光を探してアレンの心に戻る時、アレンは自分自身を取り戻し、クモを倒すことに成功する。

原作は全6巻で本来の主人公はハイタカであるけど、この映画では3巻の「さいはての島へ」を元に、アレンを主人公にして吾朗ちゃんがアレンジしたらしい。
またもや吾朗ちゃんか〜と、なんかザワザワしちゃうんだよね〜と思って観たのだが、これまたどうして、すぐさま引き込まれてしまった。

アレンの目つきの悪さに、ゾワゾワして、なんだかな〜と思ったけど、あれはアレンの心が二つに分かれて、闇につけ入られてるからなんだよね。

クモを倒したその後、アレンは自国へ戻り、ハイタカはまた旅を続けるのだろうけど、悲しい別れではなく、清々しささえ感じて、なんだ、食わず嫌いじゃないけど、観てみたらすごくいい映画だった。



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2011年07月29日

【告白】

≪★★★☆≫

愛娘を教え子に殺された女教師。終業式、復讐の告白が始まった。

主演の松たか子が、イメージと違うかな、って思ってたけど、観れたね。ちょっと松たか子だと可愛いすぎるんだよね。
それはおいといても、原作通り、衝撃的であった。
映像で見てしまう方が、ちょっとやりすぎ?って気もしたけど。

ただ、原作同様、私は教師の行動に肯定的なもんで。被害者側に立ってしまえば、許されることではないと知りつつも、そうしたくなるもんだよね。
すべてを失った少年Bも、無関係な人を巻き込んだ罪により、愛する母を、結果巻き込んでしまった少年Aにも、すっきりした、と言いたいのに、気持ちに不愉快さが残る。
それは原作よりも、映画の方が大きいかも。



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2011年06月27日

【君に届け】

≪★★★★★≫

もう〜〜〜〜〜〜っ!こういうのいいんじゃない!!!!
人気者の風早君。入学式の日に拾ってもらった桜の花びら。気持ちよさそうに風を感じている爽子を、風早君は見ていた。

爽子は長い黒髪と、そっと立っている風貌からみんなから「貞子」と呼ばれていた。
そんな爽子の夢はみんなを幸せにするという「座敷わらし」になること。だから友だちがいなくても恨まないし、一日一膳、人の嫌がる仕事でも快く引き受ける。

そんな爽子を、風早君はそっと見守っていた。

風早君が企画した夏休みの肝試し。クラスメイトにからかわれ「貞子、おばけやれば?」って言われても、みんながそれで喜ぶなら、って爽子は引き受ける。

そういう心根の優しさっていうのは伝わるもんなんだよね。
クラスのヤンキー風な千鶴と、遊び人っぽいあやねちゃん。最初は面白半分だったけど、爽子の真っ直ぐさ、優しさに、すぐに二人は理解者になる。

学校帰りに寄ったラーメン屋。爽子は嬉しくなると泣きそうになる。でも泣いてしまってはみんなに迷惑だから、と我慢するんだけど、千鶴ちゃんが「貞子!なにその顔!!!」って。

そんな会話も楽しい。

でもそんな三人にも友情の危機が。
爽子は自分が一緒にいることによって二人に迷惑がかかるのでは、と距離を置こうとするけど、他の子たちが二人の悪口言ってるのを聞いて許せないとケンカをする。
その一件で三人はより一層友情で結ばれる。

風早君も爽子に気持ち分かって欲しいのに、まったく気付かない爽子は、待ち合わせ場所に千鶴を連れて行ったり、他の子に遠慮して諦めようとしたり。
告白されても、びっくりして断っちゃったり。

それぞれの青春がびっしり詰まった恋と友情の青春物語。

千鶴ちゃんの失恋も切なかったけど、ここは真田君とのトライアングルで、真田君も失恋ってことになるのか。

なかなか気持ちが届かなくてハラハラしちゃうけど、すごく爽やか。
多部未華子がこれまたいいよね〜〜。あの子、ぴったり!
若手ながら実力もあって、高校生の役はどんなキャラでもグー。

そして金井勇太君!君は地味ながらも、どこにでもいて、実は売れっ子だったりするのね。
ドラマ「ギルティ」での異常者役が一番強烈だったけど、あれ以来私の見るドラマにはいつも金井君がいたりする。

爽子の、性格のよさを見ていたら、もう一度高校生活やり直したいな、って思ってしまった。


posted by じゃじゃまま at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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