2015年08月13日

【ワン チャンス】

《★★★》

イギリスの人気オーディション番組で優勝したことをきっかけに世界的オペラ歌手になったポール・ポッツの人生を描いた映画。
すでにラストが分かっている物語だったはずなのに、見始めた途端、今彼が世界的に成功しているオペラ歌手だなんてすっかり忘れて、いじめられっ子のみじめな人生を思い切り堪能してしまった。
せっかく留学したのにそこの偉い先生に、君はオペラ歌手にはなれないって言われて、すごすご戻ってきたり、父親との確執やメル友のジュルズとの行き違い、この後彼が世界的オペラ歌手になるんだなんてすっかり忘れて見てしまった。

メル友のジュルズ、勤務先の店長ブランドンとその彼女がとってもいい。
バーでのショーで優勝賞金をかつてのいじめっ子に横取りされそうになった時、店長のブランドンとその彼女がいじめっ子どもを殴ってくれるしね。
しかし、大人になってもいじめの上下関係って変わらないのね。持って生まれたものなのかしらね、いじめっ子気質、いじめられっ子気質。
ジュルズは、ポールの人柄に触れて、見た目ではなく心に惹かれたのね。お互い嘘の容姿を言い合ってたのに実際会って、すぐにポールって分かった上で付き合ってくれたし。

子供のころから歌がうまかったポールだけど、留学した音楽学校では、偉い先生に「君はオペラ歌手にはなれない」と言われて傷心で戻って来てからは、ジュルズからも逃げ、歌からも逃げ、正直これが彼のサクセスストーリーってことすっかり忘れてた。
ところが、ジュルズは大事ってことで、しつこく彼女の元に通い続け、結婚し、そしたら病気になって、とうだうだと話は続く。

子供のころから歌ばかりのポールをあまり快く思ってなかった父親。ポールはポールで肉体労働者の父を内心馬鹿にしていた。そして、いつもポールがいじめられて辛かったのに、そのことに気付いてもくれなかった父親を嫌いだったポール。
ジュルズとポール、そして両親との食事の席でそのことを責めて喧嘩別れしてしまう。

私はこのレストランでの親子喧嘩のシーン、結構印象に残ってる。この父と息子のわだかまりが映画の中で心に残った。

そして、たまたま目にしたオーディション番組で、彼は出場して優勝するんだけど、ここが一番の盛り上がるシーンなんだけどね〜、なんでだろう、全体的にパンチが効いてない気がするんだよね。
オーディション番組シーンでの審査委員が、ああ、本物だ、ってそこに注目してしまった。

で、優勝して父親がかつて息子をいじめてた奴を殴ったとこもよかった。
でも、なんかそこだけかな、よかった、と思ったの。

全体的に、徐々に盛り上がって最後にわ〜〜〜っと感動する、ってパターンか、もしくは序盤はこれでもかってくらい凹ませてラストにおおっ!って盛り上がるか、どっちでもいいからとにかく盛り上がりたかったけど、パンチが効いてないかな〜。
ちょっと印象薄い。
posted by じゃじゃまま at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 わ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。