2015年06月16日

【渇き。】

《★★★》

胸糞の悪い映画。なのに、忘れない映画。
原作は読んでいないので、分かりづらい部分はかなりあったかな。
妻の浮気現場で相手に暴行を加える事件を起こし、退職した元刑事藤島。コンビニで惨殺事件が起こり、警備会社の藤島がたまたま第一発見者となった。
取り調べを元の同僚や後輩から受ける藤島だが、元妻から娘が失踪したとの連絡が入り、マンションへ向かう。
娘の荷物からはシャブが見つかり、いったいどんな生活をしていたんだ、と怒鳴る藤島。

この元夫婦、藤島の異様さと妻の浮気からして、普通の家庭ではないよね。いったいどんな娘なんだと思っていたら、藤島が調べれば調べるほど、娘、加奈子の異常さ、悪行、壊れ加減が浮き彫りになる。

そして加奈子が加担していた売春組織。これが事件の発端、いや、そもそもの発端は中学の松永たちが犯した罪から始まったんだけど、小さな事件が次の事件を呼んで、加奈子の復讐(今回観た映画は復讐ばっかだな)が始まり、負の連鎖になるんだけどさ。

映画だと、まず売春組織の趙さんっていうのがちゃんと描かれてない。
原作を読んでないから聞きかじったところによると、趙さんの野心のために売春組織があったわけだよね。
加奈子は好きだった男の子が松永たちにおもちゃにされて、自殺してしまったから、緒方君の復讐のために松永たちに近づいて、売春組織のネタを盗み、趙さんの野心の邪魔をした、らしいんだけど、そこまでは映画では説明なかったもんね。

だから、ざっくり、加奈子が出してはいけない写真を出してしまい、その回収に趙さんの飼っている現職刑事である殺し屋や、ヤクザが動く。
だけど、そこでコンビニで殺された男や加奈子の高校の友人の女の子が漫画喫茶で殺害されなきゃいけない理由がイマイチ。
狙うのは加奈子だけでいいのに、なんかとにかくダークで残酷で、みんな狂ってる。

藤島も狂気じみてるし、妻夫木も怪しいと思ったんだ。案の定警察も絡んでて、趙さんとは別に、その写真が出ては困る警察幹部がいて、そのために警察も事件もみ消しに動いてる。

ただ映画だと本当に分かりづらい。

ただただダークなだけ。

藤島とオダギリ・ジョー演じる殺し屋の死闘は、首切られてるのに生きてる殺し屋、どこまで不死身なんだよ。

失踪したままの加奈子は生存が分からないまま、どこ行っちゃったんでしょう、と思ってたら、実は中学の先生が殺してた、なんてことで。
加奈子のせいで自分の娘が売春組織に入ったんだからね、母親としては加奈子、許せないんでしょう。
あんなにヤクザや警察が必死で探してたのに、一教師が加奈子を始末していたとは・・・。

埋めた場所で遺体探しをさせられる教師。
どこまでも藤島は狂ってる。

正直、もう死んでるんだから、探したきゃ自分で探せよ、って感じ。
中谷美紀演じる教師が哀れで仕方なかった。それにしても観なくてもいい映画を観てしまった感、bP。


posted by じゃじゃまま at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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