2015年06月16日

【テロ、ライブ】

《★★★★》

なんの情報もなしに、なんとなく観た作品。これが予想を上回る面白さ。
どうやらキャスターを干されてラジオ番組に左遷された元キャスター、ヨンファ。彼の生放送のラジオ番組中に、爆破予告の電話がかかる。
いたずらだと思って軽くあしらっていたら、局から見える橋が爆破された!!!!
ヨンファは、この電話を利用して、キャスターとして返り咲くことを画策する。

生放送でヨンファと犯人との電話が放送され、その中で韓国という国がどんどん晒される。
大統領からの謝罪を要求する犯人、そこには政府が見殺しにしてきた作業員たちの恨みがあった。
だけど、まったく誠意の見えない政府。大統領の代わりに出てきた警察関係者??だかなんだかの偉い人は、これまた面白いくらいに犯人や私たちの気持ちを逆なでする発言を連発。
最近のいろんな事故の対応を見るにつけ、いったいどういう国なんだろう?って信じられない思いで見てるけど、それが裏付けされるような映画で、非常に惹きつけられてしまった。

逆なでしまくったおっさんは、耳につけたイヤホンが爆発して殺されるし、正直、ドキドキしながらも、あのおっさんの行く末を見守ってしまった。殺されるために出てきたようなもんだよね。
そして、ヨンファの不正疑惑、韓国では収賄が多いって聞いたけど、結構厳しいのね。それが放送で暴露されたり、今はそんなことどうでもいいじゃんって思うんだけど、それは局の上の人間の仕業だったりと、とにかく政府が不誠実な対応を取るから、それに沿った放送内容をしなきゃいけないわけだよね。

大統領は謝罪しない、そのためには犯人に犯行を続けてもらって悪人に仕立て上げる。仕立て上げるって言うかもうすでに犯人なんだけどね。とにかく政府は過去の作業員見殺し事件をなかったことにしたいし、謝りたくない、この非を認めない、強気な姿勢、ちょっと日本でも思い出した事柄あったけどね。

犯人はとうとうビル爆破をする。隣のビルが倒れてきて、局の入っているビルに倒れてくる。
ここまで来ると、あのアメリカ同時多発テロをどうしても思い出すし、絶対ヨンファのいるビルもやばいよね。
倒壊までカウントダウンが始まる。
犯人は決して人を殺そうなんて思ってなかった。ただ大統領に謝罪して欲しかっただけ。謝らないから予定外の犠牲者が出て、倒壊しかけてるビルの中に現れた犯人は、死んでしまった作業員の息子で、遺族だった。
自身も会社や上司に裏切られて、政府の不誠実な対応を感じたヨンファ。犯人に「この理不尽さを訴えよう」と救いの手を差し伸べるが、警察によって犯人は射殺されてしまう。

もう口封じにしか思えない。
ヨンファも狙われてたよね??なんちゅう国だ。

志半ばにして射殺されてしまった犯人。ヨンファは、放送中に目の当たりにしたこの国の不誠実さに、犯人が持っていた爆破ボタンを自らの意思で起動させた。
救いのない映画だったけど、惹きつけられた映画。


posted by じゃじゃまま at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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