2015年06月16日

【血の贖罪】

《★☆》

なんともいえない映画。不良のパシリ的な少年が、逆らえずに少女を強姦する現場に連れて行かれて、その後、罪の意識から救いを求めるように教会に行くが、そこで被害者の少女と再会する。
最初は気付かないんだけど、名前を聞いて愕然とする。
そして、少女に好意を持ち始め、彼女のために襲った不良たちに復讐するって物語なんだけど、これがまたなんとも・・・。

襲われた少女が、いとうあさこにそっくりで、複雑な気持ち。韓国事情がよく分からないけど、高校生だった少女は親がいなくて一人暮らしという設定なんだけど、普通の共同住宅みたいなとこに住んでて、普通の日本人の感覚からすると、親はどうしたんだい?って気になる。なんでいないの?って。これが説明なしにさらっと入っていけるんだろうね、韓国では。

で、無理矢理その現場に連れてこられたソンゴンも、パシリの設定というだけじゃない、全然イケてない俳優さんで、いや、キャスト全員イケてない。
ソンゴンが教会で被害少女のチャンミと再会するんだけど、襲っておいてその後がまるでストーカーじゃん、ってつくづく変な男。ま、襲ったのは不良たちでソンゴンは無理矢理引っ張り込まれただけなんだけど、教会でのまさかの再会に、チャンミが気になって気になって仕方ないソンゴンは、チャンミの後をつけて家をじっと見ていたり、彼女の働くカフェに偶然を装って入るんだけど、絶対わざとらしい。

挙句の果てに、「ここで働きたい」って言いだして、かつて襲った相手につきまとって、これほど迷惑な男はいないわけなんだけど、この男は自分の行動が異常ってことにも気付かないほど馬鹿なんだろうね。
もちろんチャンミはソンゴンが自分を襲った相手たちだと気付いてないんだけど、ソンゴンは愚かだ。
そんな奴に気にかけてもらってもちっとも嬉しくないと思うけどね。

チャンミも集団レイプされたわりに、あんまり影がないから、っていうか、ストーカーのようなソンゴンにまるで警戒しないから、これもまたふ〜んって感じ。
私だったら、家の周りうろちょろされたり、カフェに来て「ここで働きたい」なんて言い出されたら、まず疑う。しかもまったくイケてない男だし、拒否するけどね。

ま、どっちもどっちだからいっか。

ところが、教会の伝道師と仲間たちで海に行った日。夜、それぞれが胸の内を打ち明けると、そこでチャンミがずっとずっと苦しんできたことが分かる。
レイプされた後、チャンミがどれほど苦しんだか。目の当たりにしたソンゴンは、いきなり帰り支度を始めて帰ってしまう。
そこから、ソンゴンの復讐が始まるんだけど、彼女といちゃつこうとしていたとこに押し入って、彼女を追い返して、元仲間を絞殺。これ、彼女の証言があったらすぐに犯人確定だよね。

二人目も会社の飲み会帰りを襲って、最初逃げられるんだけど、このまま逃げられたら通報されておしまいだよね、って思ったら人通りのないとこでブロック?で殴打。

一番の悪の根源の先輩は、早朝彼の工場に行き、車を見て欲しいって人気のない駐車場に連れ込んでレンチで殴打。
どれもこれも犯行を隠そうともせず、そうか、ソンゴンは逃げるつもりはなかったんだな。

町では一人目二人目の遺体が見つかって大騒ぎだろうよ。

その頃、チャンミは突然帰ってしまったソンゴンを気にしながらも、留守電にメッセージを残そうか迷い、結局はそのままテレビを見ながらいつもと変わらない生活を送っている。
海辺では、ソンゴンの体が海に浮いている・・・。

どこかのコメントでは、チャンミはソンゴンがかつて自分をレイプした犯人たちだと分かっていて、彼に復讐させるために利用した、とか書いてあったけど、それは制作側からのそういう発言があってのことだろうか?
それとも一解釈だとしたら、私は、反対意見だな〜。

チャンミがあそこまで苦しんでたのなら、まずソンゴンが犯人の一人と分かった時点で、もはや普通に接するのは無理でしょう。だから気付いていなかった。
もし気付いたとしたら、あの海での懺悔??でのソンゴンの狼狽ぶり、その後の行動で気付いたかもしれない。
テレビを普通に見ていたから、それがチャンミがソンゴンを利用して復讐させた証拠、のような意見もあったんだけど、気付いたかどうかはともかく、チャンミにとってソンゴンはまだそこまでの存在ではなかったのは確かだとは思った。

それはソンゴンが犯人一味とかそういうのは関係なく、やはりチャンミの心の傷はとても深くて男性を信頼したり好きになったりっていうしういう段階ではないから、あのラストはそういうことなのかなと私は解釈したけど。
どうでもいい映画のわりに語ってしまった。

posted by じゃじゃまま at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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