2014年02月15日

【人生ブラボー!】

《★★★☆》

若い頃、こづかい稼ぎに精子提供していたダヴィットは、42歳の今になって533人の遺伝子上の子供がいて、142人から訴えられているという事態に遭遇する。
子供たちは、自分たちの父は何者なのかそれを知りたいという。
ダヴィットは、借金取りに追われている上に、恋人に子供ができたと聞いてもいまだに逃げ腰。仕事もいつも兄や父に注意されている、つまりはだらしないわけだ。

借金返すために家で大麻を栽培しようとしたり、そもそもの考えが馬鹿。本当はいい奴なんだけどね。

遺伝子学上の142人の子供の中に、サッカー選手がいることを知ったダヴィットは、身分を隠しつつ姿を見に行く。それがきっかけで、他の子供たちにも興味を持ち、会いに行く。
役者を目指す若者、プールの監視員、駅の構内で歌うミュージシャン、テーマパークでアトラクション説明をする青年、薬物中毒の少女、それぞれに身分は明かさないまま、なにか力になれれば、と精一杯の応援と救いの手を差し出す。

やがてダヴィットの中に変化が起きる。自分も父親になりたい、と。
恋人の元へ行き、お腹の中の子のパパになりたいと訴える。
仕事も満足にできないダヴィットに呆れる家族だけど、恋人に父は言う。「山ほどの欠点に我慢できれば、最高の瞬間を味わうことのできる男だ」と。駄目駄目な中年オヤジだけど、周囲の人をいつも幸せにする才能がある。
その言葉に、どんな息子であれ、家族を想い合う家族愛をすごく感じた。

そしてダヴィットも、だらしないけど、病気の母のために、両親にイタリア旅行をプレゼントしたり(借金はそのせいか?)本当に優しいんだよね。

裁判に勝つために、親友の弁護士と逆訴訟を起こし、勝利と賠償金を手に入れることができた・・・のに、身分を隠したまま子供たちと過ごすうちに、彼らへ愛情を感じ始めていた。子供たちに、自分が父親だと名乗り出たい、教えてあげたい、とうとう身分を明かすことにしたダヴィット。

恋人との間の子供が無事に生まれ、病院には、父や兄、そして142人の子供たちが弟の誕生を祝いにやって来た。
ダヴィットが今まで彼らと過ごした時間は、彼らにとって温かく、ダヴィットの人柄がちゃんと伝わったってことだね。
「僕たちをこの世に送ってくれてありがとう」

そしてそんな子供たちが、ダヴィットを成長させたんだよね。本当に、人生、ブラボー!だ。

posted by じゃじゃまま at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。