2014年02月15日

【インポッシブル】

《★★★》

2004年にスマトラ島沖地震で起きた津波。
それはクリスマス休暇でバカンスに訪れた一家を襲った。長男と母は津波で流され、父と次男、三男とそのままはぐれてしまった。
家族の危機と再会を描いた実話。

プールで遊ぶ家族、異変に気付き海を振り返ると、大きな津波が。
そのまま母マリアと兄ルーカスは流され、波の勢いになすすべもなく体は渦に巻き込まれ、流れてくる流木や障害物にいやおうなしに体を打ちつけられる。
ルーカスの名を叫びながら、マリアを呼びながら、二人はどんどん流される。

その手を掴みたい、必死で伸ばす二人の手。
一命は取り留めたものの、胸や足に重傷を負うマリア。それをまともに直視できないルーカスに、なんとも無責任な心の弱さを感じた。そりゃ、やっぱり怖いよね。怖いけど、逃げてる場合じゃないしね。

村人に助けられ病院に運ばれるが、そこは津波で被害にあった人々で溢れかえっていた。
足りない人手と薬、治療してもらいたくても被害者が多すぎる。衛生的にもよいとはいえない環境で、マリアの病状は徐々に悪化していく。
それでも医師でもあるマリアは、ルーカスに「困ってる人を助けてあげて」と、その言葉を受けてルーカスは病院内で離れ離れになった家族を探している人々の手助けをすることを思いつく。

大切な家族を探す悲痛な思い。その願いが通じて、息子と父の再会を目の当たりにしたルーカスは、歓び、てっきりその使命に目覚めたと思ったんだけど。
病院のミスで、マリアと他の患者が入れ替わってしまい、母の生死が分からなくなり、ルーカスは絶望する。

遠く離れた異国の地で、たった一人ぼっちになってしまったルーカス。

津波に襲われたホテルでは、残された父ヘンリーと、弟トマスとサイモンが、マリアとルーカスを探していた。
奇跡的に家族全員無事だったんだね〜。
ところが、ここでも津波の混乱で、ヘンリーとトマスたちが離れ離れになってしまっていた。

みんなバラバラ、それぞれが悲しみと絶望を抱えていた中、必死で探しまわっていたヘンリーがルーカスたちのいる病院にやってくる。
そこへトマスとサイモンも偶然いて、本当に奇跡だよね、トマスがルーカスに気付き、そしてヘンリーも子供たちの声に反応する。マリアの手術も行われ、やっと、やっと家族が再会できた。

現実的になり、保険会社の手配でマリアたちは混乱のタイを後にする。

まだまだたくさんの犠牲者が残っているだろうにね。

津波で流されるところは圧巻で、見ているだけで息苦しい。これでよく生還できたなって。
実話なので、作られたメッセージはあんまり感じなかったな。
ルーカスが、自分の悲しみを乗り越えながら、離れ離れになった同じような家族たちのために奔走する、みたいなそういう展開なのかなって勝手に想像してたもんで。

悲劇に襲われた家族の、本当に奇跡の実話。ただ、それだけ。

ずっとビーチにいるはずの家族を探していたあの男性の方が気になる。会えたのだろうか。



posted by じゃじゃまま at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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