2012年11月01日

【森崎書店の日々】

《★★★》

優しい時間が、私を元気にしてくれた。

恋人に突然結婚すると告白され、二股かけられてたことに気付く貴子。それでも恨みつらみなど言えず、会社を辞めることしか出来なかった。
なにもやる気の出ない貴子を心配した母と叔父が、貴子を神保町の書店へ来ないかと誘う。
そこは叔父が祖父から継いだ店で、小さいけど、大切に読み継がれてきた本が所狭しと並んでいる。

傷ついた貴子が、優しい時間の流れる神保町の町や叔父に囲まれ、癒されて元気にまた歩き出すまでの日々。

神保町のような都会の、その片隅にちょこんとある森崎書店。小さいけど、密な空間で、なんにもない日々を過ごす。
なんにもない日々こそが幸せな日々、ああいう時間って貴重だな〜って思う。
そして貴子のように失恋の痛手から立ち直るためには、なんにもない優しい時間こそが必要で、若いうちはいいんじゃないかな、ああいう日々が何ヶ月もあったって。

叔父のサトルは、いつまでもずっとここにいていいんだよ、と言ってくれる。だからこそ、貴子はこのままじゃいけないと思うんだよね。
居心地がよすぎて、このままじゃ駄目になるというよりも、たぶん、居心地がよすぎて、リハビリが終わったんだね。
充電期間が終わって、貴子は元気になったんだよ。

私なら森崎書店の日々は至福のときで、ずっとずっといたいと思うかも。
それでも私もたぶん、森崎書店から巣立っていくと思う。
いいな〜、ああいう空間。サトル叔父さんが孤独に思えてしまったのが、ちょっと切なかったけど、こんな淡々とした映画、結構好き。

神保町が無性に懐かしかった。
posted by じゃじゃまま at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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