2012年09月22日

【キツツキと雨】

《★★☆》

山で木を伐採している岸は、ひょんなことから道で立ち往生している映画撮影隊の二人と出会う。そのまま道案内を頼まれ、しぶしぶ付き合っていると、やっぱり業界人は図々しいね〜ってくらい岸は彼らに振り回される。
二人のうち若い男性、田辺幸一はなんにもせず、ただぼ〜っとしているように見え、岸は声を荒げる。
「あの若いのはなにもしていないじゃないか!あいつにやらせろ!」と。
でも実は幸一は映画監督だった。

妻に先立たれた岸は、定職につかない息子と二人暮らしで、毎日淡々と山で仕事をしている。
そんな日々を送っていた岸に、映画撮影という非日常的な出来事が舞い込み、息子ほど年齢の幸一との交流で互いになにかが変わっていく。

最初は嫌々手伝っていた岸が、次第に撮影にはまり、進んで協力するようになる。
もしも私が同じ立場だったら、やっぱり非日常的な出来事に浮き足だって、進んで手伝うよね。
でも岸は浮き足だってるだけじゃなくて、息子と変わらぬ年齢の幸一を、応援したくなっちゃったんだよね。
妻の三回忌すら忘れちゃって。

最初は図々しくて、腹の立った助監督?も、次第に岸が撮影にいなくてはならない存在になると同時に、なんかいい人だな〜って思えちゃうからね。
三回忌のためクランクアップの日は行けないっていう岸に、「やっぱり最後の日に岸さんがいないと・・・」って。なんか嬉しかった。

家を飛び出した息子が、三回忌に帰ってきた。準備を忘れていた岸が慌てて家に戻ると、部屋は片付き、喪服も用意され、大人になったね〜。
息子に親の跡を継げって説教する親戚に、岸は「子供には子供の意見がある!」って。幸一とのふれあいで、息子の気持ちを考えられるようになった岸と、そんな父親を見て、親の気持ちも理解できるようになった息子。

映画撮影も無事に終わり、岸にも通常の日々が戻る。
朝食の場に、岸と同じ作業着を着る息子が座っていて、なんだかほんわりした。

でも全体的には起伏がなくて、眠気を誘う映画だったけどね。

posted by じゃじゃまま at 12:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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