2012年01月29日

【わたしを離さないで】

≪★★★≫

「この命は、誰かのために。この心は、私のために」
特別な子どもたちとして育てられたキャシー、トミー、ルース。
いつか彼らの臓器は、誰かに提供される。そのために生まれてきた彼ら。

寄宿学校で、キャシーはずっとトミーを見つめ想い続けてきた。それを知りながらルースはトミーに近づく。
18歳になり、彼女たちは寄宿学校を出て、コテージで共同生活を始めるが、残された時間が限られた中で孤独になりたくないルースは、トミーと恋仲になり、三角関係は友情は壊し、真実の愛も消えようとしていた。

が、命の灯が消える前に、キャシーとトミーは小さな奇跡に大きな望みを託して、本当に愛し合ってる者同士に与えられるという猶予をもらいにマダムの元へ向かうが・・・。

切なくて残酷な純愛の物語だった。
まさか、まさかそんなことがあろうはずもないけど、臓器提供のためのクローンとしてこの世に存在し、その運命を受け入れる彼ら。
なぜにあんなに静かに受け入れられるのか。

何度も何度も、耐え続ける限り提供は続く。彼らに心はないとでも思っているのか。
キャシーはトミーとルースを忘れるために介護者になり、提供者を介護する。いつかは自分にも通知が来るのに。
なんという残酷さ。

10年が経ち、キャシーはルースの名前を見かける。もうだいぶ弱っていて、次の提供で終わりを迎えるのでないか。
その姿を見るのは非情に怖かった。
ルースは、自分のしたことを悔いて、トミーとキャシーを再会させるけど、トミーも三度の提供を終えて、かなり弱っていた。

もしも、ルースが邪魔をしなければ、二人はもっと長く一緒にいられたのに。
タイトルの意味が突き刺さる。

ルースの手術室のシーンが絶対に忘れられない。あれは、あんまりだよ。
いやいや、この物語自体が、あんまりだよ。切ない純愛物語・・・にしてもあんまりだ。



posted by じゃじゃまま at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 わ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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