2009年10月24日

【私の中のあなた】

≪★★★★≫
自分の体を守るために、両親を訴えたアナ。
アナは、白血病の姉を救うために遺伝子操作をされて生まれてきた。使命はドナーになること。姉ケイトを救うために。
母親のサラにとっては、アナの訴えは青天の霹靂で、信じがたいことだった。
ケイトを死なせるわけにはいかない。姉を救いたくないのか?あなたはそのために生まれてきたのだから。
そんなアナの訴えを引き受けたのは、勝訴率91%の弁護士。
小さい頃から針を刺され、何度も手術を受けさせられ、自分の存在に疑問を持ち始めたアナ。

ケイトを守ることしか考えてないサラ。アナを守るのは一体誰?

そして明らかになる、真実。
覚悟はしていたけど、ずっと涙。

ストーリーは、ケイトが生まれて発病してから、アナが両親を訴えるまで、家族の目線で現在と過去が織り交ぜられながら、進行していく。
ケイトの病状がどんどん悪くなっていく様子は、親なら当然辛いはずで、でもケイト自身も辛いだろうと、苦しくなった。
体ももちろんのこと、自分のせいで家族が、とか、自分の未来がないこととか、14歳の少女には過酷すぎる。
でも病は人を選ばない。人は病を選べない。

ケイトや、病人がいる家族の辛さが非常に伝わってきた。

テイラーとケイトの初恋は、切なくて、でも出会えて恋をして、二人が生まれてきたことが悲しみだけを生んだのではないのが嬉しかった。

サラの、ケイトを救うために自分も家族も犠牲にしてきたその盲目さには腹の立つこともあったけど、母親として病気の娘を救いたいその気持ちは分かる。
その気持ちの強さゆえに、アナの気持ちに気付けない。

真実が明らかになって、これ以上の手術を拒むケイトに、あくまでも手術を諦めないサラの二人の会話。
ケイトの気持ちも理解した上で、でも母親として諦めることはできないのよ、っていうサラの、悲しみが伝わってきた。

アナ役の少女が、【ジュマンジ】時代のキルスティン・ダンストに見えてしまった。



posted by じゃじゃまま at 23:57| Comment(6) | TrackBack(2) | 映画 わ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
テイラーとケイト、二人が出会うことが出来て本当によかったなって思いました。
そしてケイトが作ったコラージュがすごく素敵。
最後にはどっちがママなのかわからないくらい、全てを悟ったケイト。
思い出しただけでも、涙が出てきそうです。
Posted by なな at 2009年10月25日 21:21
ななさんへ
ケイトのために自分、そして家族を犠牲にしたサラ、それがいい方向には行かなかったけど、病気の子を持つ母としては当たり前なんでしょうね。
この視点は、やはり監督ご自身が経験あったからなんでしょうね。

よかったです。
Posted by じゃじゃまま at 2009年10月29日 09:57
こんにちは、じゃじゃままさん
私も見てきましたよ〜〜〜
やっぱり泣けました。
14歳で人生のほとんどを病気で
どんな人生なんだろうな〜とか
でも、いい人生だったと言ってしまう彼女の強さとか
優しさとか
私にはケイトに一番泣きました。
でも、考えさせられたのはアナ。
難しい問題でした。
じゃじゃままさんも泣いてしまいましたか。
アビゲイルちゃん、キルスティンに見えた?
相変わらず寸胴・・あ、失礼(笑)
演技力が確かなので今後が楽しみですよね。
Posted by short at 2009年11月04日 20:31
shortさんへ
ケイトは、すごいですね。
自分のためにすべてを犠牲にしてきた母親や、犠牲にされてきた家族のことも思い、でも一番悔しいのは本人ですよね。
もしもテイラーと出会わずにいたら、もしもテイラーがまだ元気だったら、ケイトはどうしていたでしょう。

アナも考えさせられますね。親が、そのつもりでアナを生んでるので、サラには迷いがなかったんでしょうね。
今の私の立場ではちょっと共感はできませんが。

「ジュマンジ」の頃の彼女に似てませんか?(笑)
Posted by じゃじゃまま at 2009年11月04日 22:38
病気にもかかわらず、仲のよい姉妹でしたね。
親よりも、子供たちに感動しました。
本も読みましたが、本のラストより、ずっと映画のほうがよかったです。
Posted by at 2009年11月06日 22:38
花さんへ
映画が原作を抜くって今まであんまり経験なかったんですけど、これはそっちなんですね。
私は映画のみですけど、見事に描いてるなって思いました。
Posted by じゃじゃまま at 2009年11月08日 22:45
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