2015年06月16日

【グレートデイズ! 夢に挑んだ父と子】

《★★★》

障害を持つ息子と、その現実から目を背け続けてきた父親が、トライアスロンという過酷なレースに挑む物語。

車椅子の息子から逃げ続け、世界中を仕事で飛びまわっていたポール。しかしリストラに遭い、家族と過ごすことに。
ポールは障害の息子を受け入れられない、っていうかどう接していいか分からないんだよね。
妻の言葉だっけ?
「生まれた時は喜んでいたのに、歩けないって分かった途端無口になった」って。
その落胆は親だから分かるけど、ジュリアンや一人で息子を支えてきた妻、クレアには許せない、受け入れられない態度だよね。でも、ポールだって息子に愛がないわけじゃない。
だから、ジュリアンがトライアスロンに挑戦したいって言った時、最初こそ難色を示したけど、参加することにしたんだもんね。

だってさ〜、あれって結局ポールだけが大変なんじゃん。
海の競泳もポールはジュリアンの乗ったボートを引っ張りながら泳がなきゃいけないし、自転車もジュリアン乗せて・・・。マラソンだって車椅子を押しながら走るわけで・・・。ハンデあってもいいんじゃない?って思ったよ。
半端じゃない、ポールの体力。

夢を諦めがちな障害者が、父親と一緒にその夢に挑む姿は、普段当たり前のように子供と接して、当たり前のように時間に追われてる私にとって、もう少し子供と向き合ってもいいんじゃない?って問いかけてくる映画だった。

ジュリアンを大切に思う母親とお姉さんがすごくよかった。

posted by じゃじゃまま at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【渇き。】

《★★★》

胸糞の悪い映画。なのに、忘れない映画。
原作は読んでいないので、分かりづらい部分はかなりあったかな。
妻の浮気現場で相手に暴行を加える事件を起こし、退職した元刑事藤島。コンビニで惨殺事件が起こり、警備会社の藤島がたまたま第一発見者となった。
取り調べを元の同僚や後輩から受ける藤島だが、元妻から娘が失踪したとの連絡が入り、マンションへ向かう。
娘の荷物からはシャブが見つかり、いったいどんな生活をしていたんだ、と怒鳴る藤島。

この元夫婦、藤島の異様さと妻の浮気からして、普通の家庭ではないよね。いったいどんな娘なんだと思っていたら、藤島が調べれば調べるほど、娘、加奈子の異常さ、悪行、壊れ加減が浮き彫りになる。

そして加奈子が加担していた売春組織。これが事件の発端、いや、そもそもの発端は中学の松永たちが犯した罪から始まったんだけど、小さな事件が次の事件を呼んで、加奈子の復讐(今回観た映画は復讐ばっかだな)が始まり、負の連鎖になるんだけどさ。

映画だと、まず売春組織の趙さんっていうのがちゃんと描かれてない。
原作を読んでないから聞きかじったところによると、趙さんの野心のために売春組織があったわけだよね。
加奈子は好きだった男の子が松永たちにおもちゃにされて、自殺してしまったから、緒方君の復讐のために松永たちに近づいて、売春組織のネタを盗み、趙さんの野心の邪魔をした、らしいんだけど、そこまでは映画では説明なかったもんね。

だから、ざっくり、加奈子が出してはいけない写真を出してしまい、その回収に趙さんの飼っている現職刑事である殺し屋や、ヤクザが動く。
だけど、そこでコンビニで殺された男や加奈子の高校の友人の女の子が漫画喫茶で殺害されなきゃいけない理由がイマイチ。
狙うのは加奈子だけでいいのに、なんかとにかくダークで残酷で、みんな狂ってる。

藤島も狂気じみてるし、妻夫木も怪しいと思ったんだ。案の定警察も絡んでて、趙さんとは別に、その写真が出ては困る警察幹部がいて、そのために警察も事件もみ消しに動いてる。

ただ映画だと本当に分かりづらい。

ただただダークなだけ。

藤島とオダギリ・ジョー演じる殺し屋の死闘は、首切られてるのに生きてる殺し屋、どこまで不死身なんだよ。

失踪したままの加奈子は生存が分からないまま、どこ行っちゃったんでしょう、と思ってたら、実は中学の先生が殺してた、なんてことで。
加奈子のせいで自分の娘が売春組織に入ったんだからね、母親としては加奈子、許せないんでしょう。
あんなにヤクザや警察が必死で探してたのに、一教師が加奈子を始末していたとは・・・。

埋めた場所で遺体探しをさせられる教師。
どこまでも藤島は狂ってる。

正直、もう死んでるんだから、探したきゃ自分で探せよ、って感じ。
中谷美紀演じる教師が哀れで仕方なかった。それにしても観なくてもいい映画を観てしまった感、bP。


posted by じゃじゃまま at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【テロ、ライブ】

《★★★★》

なんの情報もなしに、なんとなく観た作品。これが予想を上回る面白さ。
どうやらキャスターを干されてラジオ番組に左遷された元キャスター、ヨンファ。彼の生放送のラジオ番組中に、爆破予告の電話がかかる。
いたずらだと思って軽くあしらっていたら、局から見える橋が爆破された!!!!
ヨンファは、この電話を利用して、キャスターとして返り咲くことを画策する。

生放送でヨンファと犯人との電話が放送され、その中で韓国という国がどんどん晒される。
大統領からの謝罪を要求する犯人、そこには政府が見殺しにしてきた作業員たちの恨みがあった。
だけど、まったく誠意の見えない政府。大統領の代わりに出てきた警察関係者??だかなんだかの偉い人は、これまた面白いくらいに犯人や私たちの気持ちを逆なでする発言を連発。
最近のいろんな事故の対応を見るにつけ、いったいどういう国なんだろう?って信じられない思いで見てるけど、それが裏付けされるような映画で、非常に惹きつけられてしまった。

逆なでしまくったおっさんは、耳につけたイヤホンが爆発して殺されるし、正直、ドキドキしながらも、あのおっさんの行く末を見守ってしまった。殺されるために出てきたようなもんだよね。
そして、ヨンファの不正疑惑、韓国では収賄が多いって聞いたけど、結構厳しいのね。それが放送で暴露されたり、今はそんなことどうでもいいじゃんって思うんだけど、それは局の上の人間の仕業だったりと、とにかく政府が不誠実な対応を取るから、それに沿った放送内容をしなきゃいけないわけだよね。

大統領は謝罪しない、そのためには犯人に犯行を続けてもらって悪人に仕立て上げる。仕立て上げるって言うかもうすでに犯人なんだけどね。とにかく政府は過去の作業員見殺し事件をなかったことにしたいし、謝りたくない、この非を認めない、強気な姿勢、ちょっと日本でも思い出した事柄あったけどね。

犯人はとうとうビル爆破をする。隣のビルが倒れてきて、局の入っているビルに倒れてくる。
ここまで来ると、あのアメリカ同時多発テロをどうしても思い出すし、絶対ヨンファのいるビルもやばいよね。
倒壊までカウントダウンが始まる。
犯人は決して人を殺そうなんて思ってなかった。ただ大統領に謝罪して欲しかっただけ。謝らないから予定外の犠牲者が出て、倒壊しかけてるビルの中に現れた犯人は、死んでしまった作業員の息子で、遺族だった。
自身も会社や上司に裏切られて、政府の不誠実な対応を感じたヨンファ。犯人に「この理不尽さを訴えよう」と救いの手を差し伸べるが、警察によって犯人は射殺されてしまう。

もう口封じにしか思えない。
ヨンファも狙われてたよね??なんちゅう国だ。

志半ばにして射殺されてしまった犯人。ヨンファは、放送中に目の当たりにしたこの国の不誠実さに、犯人が持っていた爆破ボタンを自らの意思で起動させた。
救いのない映画だったけど、惹きつけられた映画。


posted by じゃじゃまま at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【血の贖罪】

《★☆》

なんともいえない映画。不良のパシリ的な少年が、逆らえずに少女を強姦する現場に連れて行かれて、その後、罪の意識から救いを求めるように教会に行くが、そこで被害者の少女と再会する。
最初は気付かないんだけど、名前を聞いて愕然とする。
そして、少女に好意を持ち始め、彼女のために襲った不良たちに復讐するって物語なんだけど、これがまたなんとも・・・。

襲われた少女が、いとうあさこにそっくりで、複雑な気持ち。韓国事情がよく分からないけど、高校生だった少女は親がいなくて一人暮らしという設定なんだけど、普通の共同住宅みたいなとこに住んでて、普通の日本人の感覚からすると、親はどうしたんだい?って気になる。なんでいないの?って。これが説明なしにさらっと入っていけるんだろうね、韓国では。

で、無理矢理その現場に連れてこられたソンゴンも、パシリの設定というだけじゃない、全然イケてない俳優さんで、いや、キャスト全員イケてない。
ソンゴンが教会で被害少女のチャンミと再会するんだけど、襲っておいてその後がまるでストーカーじゃん、ってつくづく変な男。ま、襲ったのは不良たちでソンゴンは無理矢理引っ張り込まれただけなんだけど、教会でのまさかの再会に、チャンミが気になって気になって仕方ないソンゴンは、チャンミの後をつけて家をじっと見ていたり、彼女の働くカフェに偶然を装って入るんだけど、絶対わざとらしい。

挙句の果てに、「ここで働きたい」って言いだして、かつて襲った相手につきまとって、これほど迷惑な男はいないわけなんだけど、この男は自分の行動が異常ってことにも気付かないほど馬鹿なんだろうね。
もちろんチャンミはソンゴンが自分を襲った相手たちだと気付いてないんだけど、ソンゴンは愚かだ。
そんな奴に気にかけてもらってもちっとも嬉しくないと思うけどね。

チャンミも集団レイプされたわりに、あんまり影がないから、っていうか、ストーカーのようなソンゴンにまるで警戒しないから、これもまたふ〜んって感じ。
私だったら、家の周りうろちょろされたり、カフェに来て「ここで働きたい」なんて言い出されたら、まず疑う。しかもまったくイケてない男だし、拒否するけどね。

ま、どっちもどっちだからいっか。

ところが、教会の伝道師と仲間たちで海に行った日。夜、それぞれが胸の内を打ち明けると、そこでチャンミがずっとずっと苦しんできたことが分かる。
レイプされた後、チャンミがどれほど苦しんだか。目の当たりにしたソンゴンは、いきなり帰り支度を始めて帰ってしまう。
そこから、ソンゴンの復讐が始まるんだけど、彼女といちゃつこうとしていたとこに押し入って、彼女を追い返して、元仲間を絞殺。これ、彼女の証言があったらすぐに犯人確定だよね。

二人目も会社の飲み会帰りを襲って、最初逃げられるんだけど、このまま逃げられたら通報されておしまいだよね、って思ったら人通りのないとこでブロック?で殴打。

一番の悪の根源の先輩は、早朝彼の工場に行き、車を見て欲しいって人気のない駐車場に連れ込んでレンチで殴打。
どれもこれも犯行を隠そうともせず、そうか、ソンゴンは逃げるつもりはなかったんだな。

町では一人目二人目の遺体が見つかって大騒ぎだろうよ。

その頃、チャンミは突然帰ってしまったソンゴンを気にしながらも、留守電にメッセージを残そうか迷い、結局はそのままテレビを見ながらいつもと変わらない生活を送っている。
海辺では、ソンゴンの体が海に浮いている・・・。

どこかのコメントでは、チャンミはソンゴンがかつて自分をレイプした犯人たちだと分かっていて、彼に復讐させるために利用した、とか書いてあったけど、それは制作側からのそういう発言があってのことだろうか?
それとも一解釈だとしたら、私は、反対意見だな〜。

チャンミがあそこまで苦しんでたのなら、まずソンゴンが犯人の一人と分かった時点で、もはや普通に接するのは無理でしょう。だから気付いていなかった。
もし気付いたとしたら、あの海での懺悔??でのソンゴンの狼狽ぶり、その後の行動で気付いたかもしれない。
テレビを普通に見ていたから、それがチャンミがソンゴンを利用して復讐させた証拠、のような意見もあったんだけど、気付いたかどうかはともかく、チャンミにとってソンゴンはまだそこまでの存在ではなかったのは確かだとは思った。

それはソンゴンが犯人一味とかそういうのは関係なく、やはりチャンミの心の傷はとても深くて男性を信頼したり好きになったりっていうしういう段階ではないから、あのラストはそういうことなのかなと私は解釈したけど。
どうでもいい映画のわりに語ってしまった。

posted by じゃじゃまま at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月02日

【ビリギャル】

《★★★★★》

子供たちが本を読んで絶賛していたので、娘と行ってきました。
個人的には、おバカな女の子が頑張って慶応に行った、それだけでしょ、って思ってたけど、結構泣いた。
場内も鼻をすする音があちこちからしてたので、感動作だったことは間違いない。

子供を信じ続けるあーちゃん、坪田先生、さやかの親友たち、なんと素敵な仲間に恵まれたんだろう。
必死で勉強するさやかを、応援する親友たち。決してバカにしたり、足を引っ張ったりしない。基本育ちのいい子たちなのだろうか?
噂では実話ではさやかは有名なお穣さま学校に通っていたって言ってるからね。
どんなに中学受験で頑張ったとしても、そこから五年間勉強しなければ、学力は下がるよ。どこかのブログでは元々お穣さま学校だから元がよかったからだ、なんて意見もあるけど、私は、それでもどんどん下がった学力で這いあがったさやかはすごい!

確かに途中で投げ出さずやり遂げるあの根性は、元がよかったからかもしれない。
普通の人間は楽な方に流されていくからね。すごい!!
さやかが壁にぶち当たって心折れそうになった時、応援してくれてるみんなの想いに気付いて、もう一度立ち上がるその姿は本当に偉い!!!!!!すばらしい!!!
自分に置き換えて考えると、その意思の強さ、努力、すごいよ。私ならきっと途中で諦める。
どうせ私はここくらい、って。
頑張り続けるさやか、応援するあーちゃん、先生、そして壊れかけた家族が再生していく姿、あ、我慢を強いられても文句言わず協力する妹にも涙した。

ちょっと馬鹿にしてた「ビリギャル」だったけど、映画【ビリギャル】は感動作だった。
満足度95%。
あ、親友の一人って「あまちゃん」の沖縄の子だよね?「梅ちゃん先生」のお隣の工員もいたし、そんな発見も嬉しい。

posted by じゃじゃまま at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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