2013年09月23日

【大統領の料理人】

《★★★★》

ミッテラン大統領に仕えた仏官邸史上初の女性料理人の実話。

旧習深く、男性の領域である厨房に、ミッテラン大統領専属の料理人として、田舎でレストランをしていたオルタンス・ラボリが推薦され選ばれる。
男性コックの嫉妬の視線の中、オルタンス・ラボリは自分の信念を曲げず、こだわりのある素朴な料理を次々に出して、大統領の信頼を得ていく。

オルタンスの助手として若いパティシエが付くが、最初は貧乏くじを引かされた感があったかもしれない彼も、どんどんラボリの料理に夢中になっていく。

物語は、オルタンス・ラボリが官邸で働いている時間と、南極基地で料理人をやっている現在と交互に描かれ、次第に南極基地で働いている現在のオルタンスの心境に近づいていく。

そうか、今は官邸にはいないんだな、なんでこんな寂しい場所にいるのかなって、そのギャップに切なくなったり、戸惑ったりもしたけど、徐々に官邸の時間も自然に受け入れて(だってあんなに豪華な官邸なのに、今は基地だよな〜ってどうしても思ってしまう)、次第にそんなことも考えずに、ひたすらにオルタンスの作る料理に目を奪われた。

そして彼女が官邸を去らなければならなくなって、この孤独な南極基地が、実は彼女にとっては必要な時間だったと、この孤独が彼女を強くしたと、そしてみんなに愛されて、料理って本当に素晴らしいと思う。

食べるということは、ただ単に空腹を満たすというだけでなく、身も心も幸せにする。

やっぱり盛り付けや色遣いって大事だなとつくづく思った。もう少しきれいに盛りつけよう。
それにしても本当においしそうで、料理って手を抜いちゃ駄目だよね。見てるだけで幸せになった。

posted by じゃじゃまま at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月18日

【青い鳥】

《★★》

重松清原作。
原作は短編集で、私が気に入っていた物語は映画にはなってなかった。

いじめで荒れた2年1組。
代理でやって来た村内先生は、自殺未遂を起こして転校していった野口君の机を戻すように日直に告げる。
動揺が走る教室。
済んだことなのに、もうあいつはいないのに・・・。いじめた本人も、それを見ていたクラスメイトたちも、早く忘れたいから、やり直したいから、どうしていいか分からず、先生の意図も分からず、苛立つ。

村内先生は彼らの反省文が、まるで心のこもってない、ただ書かされただけの、形だけのものだと分かっている。

本当は友達だったのに、いじめる側にまわってしまったことを苦しんでいる園部君に、先生は、
「忘れてはいけない。君たちがしたことは野口君は忘れない。それなのに、済んだこととして忘れてやり直すのは間違っている。これは責任だ」と伝える。

してしまったことの責任。

ずっしりと来た。

これくらいの覚悟で、現場の先生たちが挑んでくれたら、きっと賛同者現れると思うだけどね。


posted by じゃじゃまま at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【うた魂♪】

《★★★★》

目立ちたがり屋で自意識過剰な合唱部のかすみ。
好きな男子にモデルを頼まれ、有頂天になっていたが、学校新聞に載った自分の顔をみんなに笑われ、挙句に「歌ってる顔が面白い」と言われ、人前で歌うことが怖くなってしまったかすみ。
歌を歌う、ということ自体が分からなくなり、やる気のない日々を過ごす。

近所で悪名高い男子高の合唱部にさえ、「そんな歌い方するなら辞めてしまえ」と言われる始末。

そんな彼らの魂のこもった歌声を聴き、素直に感動したかすみは、失ってしまった仲間の信頼や自信を取り戻すことができるのか。

きれいな歌声や、魂のこもった歌声は、本当に人々を感動させる。

ありがちな青春の一ページかもしれないけど、泣けてしまった。
好きなことを、仲間と共に一つになるっていいよね〜。

最初のバスのシーンで、ヒロインの夏帆に鼻くそがついてたように見えたんだけど・・・。ちょっと気になる。



posted by じゃじゃまま at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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